【推し俳優で巡る名作3選】山田裕貴、魂を宿す憑依の芝居 底知れぬ魅力に深く沼る
2026.07.19 18:00
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現在公開中の映画「キングダム 魂の決戦」や、4月期放送のTBS系日曜劇場「GIFT」をはじめ、2026年も話題作に立て続けに出演している俳優・山田裕貴。コメディカルな三枚目に狂気を孕んだヒール、等身大の青年像までも自在に操る“カメレオン俳優”だ。本記事では、そんな山田の名作映画を3つ紹介する。
「あの頃、君を追いかけた」(2018年)
台湾で200万人を動員したヒット作を、日本を舞台に時代設定を移してリメイクした珠玉のラブストーリー。山田はお調子者で人気者だが、どこか幼稚で男らしさを併せ持つ主人公・水島浩介を演じ、皆が憧れるお堅い“昭和な女”のヒロイン・早瀬真愛(齋藤飛鳥)との間にピュアな化学反応を生み出した。切なさとほろ苦さが交差する“あの頃”の感情を絶妙なバランスで体現した彼の等身大の芝居と、スクリーンから溢れ出す圧倒的透明感に、胸を締め付けられる。彼が等身大のラブストーリーで見せる、愛おしくも瑞々しい魅力が詰まった一作だ。
「夜、鳥たちが啼く」(2022年)
作家・佐藤泰志氏の短編小説を鬼才・城定秀夫監督が実写化。若くしてデビューするも鳴かず飛ばずの鬱屈とした小説家・慎一(山田)と、離婚を機に幼い息子と身を寄せるヒロイン・裕子(松本まりか)の奇妙な共同生活を描いた。山田は、内に秘めた破壊衝動と葛藤する売れない小説家を熱演。愛をあきらめかけた裕子との間で生まれる関係性を通して、生身の人間臭さをスクリーンに鮮烈に焼き付けた。
「木の上の軍隊」(2025年)
こまつ座の伝説的舞台を、平一紘監督が全編沖縄ロケ・実物大のガジュマルの木を活用して実写映画化。太平洋戦争末期、終戦を知らぬまま2年間ガジュマルの木の上で生き抜いた2人の日本兵の実話を描く。山田は、厳格な上官・山下(堤真一)と共に木の上で“孤独な戦争”を続ける純朴な新兵・安慶名セイジュンを演じた。極限状態に追い込まれていく中、一度も島を出たことがない新兵を嘘のない真っ直ぐな眼差しで表現した山田の芝居が光る。
作品ごとに全く異なる魂を吹き込み、観る者をその世界観へと深く惹き込む山田。唯一無二のカメレオン俳優が、これから先どのような新しい景色を見せてくれるのか、そのさらなる躍進から目が離せない。(modelpress編集部)
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