ガソリンスタンドの加熱式たばこポイ捨てが「もはや放火未遂」と波紋 消防庁も「非常に危険」と警鐘

2026.01.14 11:15
提供:Sirabee

ガソリンスタンドにポイ捨てされた加熱式たばこの吸い殻が「危険すぎる」と話題に。消防庁は「喫煙時の炎が生じないため軽視されている」と、その危険性を指摘する。

喫煙者の肩身が次第に狭くなっている昨今。煙や臭いなども問題だが、やはり最も目立つのはマナー無き喫煙者の姿だろう。


現在X上では、喫煙者による「危険すぎるポイ捨て」が定期的に話題となっているのだ。



ガソスタの計量器に捨てられていたのは...


今回注目したいのは、Xユーザー・h1d3さんが投稿したポスト。


https://twitter.com/h1d3_m5/status/2007745300832903168


「世の中、すっげぇヤツがいるんだな!! オラ、ワクワクしちまったぞ!!」と、漫画『DRAGON BALL』を連想させる内容が綴られたポストには、セルフ式ガソリンスタンドの計量器の写真が添えられている。


加熱式たばこのポイ捨て
画像提供:h1d3さん

そしてなんと給油口キャップ置きの部分には、たばこの吸い殻が置かれていたのだった。



「逮捕されるべき」と怒りの声


ガソリンは揮発性が非常に高く、ほんのわずかな火花でも引火しやすい。言うまでもなく、ガソリンスタンドでの喫煙は非常に危険な行為である。


こちらの光景は瞬く間に話題となり、Xユーザーからは「もはや放火未遂なのでは」「逮捕されるべきだと思う」「だから喫煙者は嫌いなんだ」「さすがに非常識すぎる」など、怒りと疑問の声が多数寄せられていた。喫煙者のユーザーからも同様の声が多数上がっている。


ポスト投稿主・h1d3さんに発見時の様子を聞くと、こちらは「加熱式たばこ」の吸い殻であることが判明。


当時の心境については「一歩間違えると大事故に繋がるようなことですので、本当に驚きました。このようなことが今後も起こり続けると、大事故に繋がる可能性もあるため、給油機に付いているCM用の画面などで、もっと強く啓蒙していく方が良いと感じました」と、振り返っていた。



火が露出しない「加熱式たばこ」ならセーフ?


続いては総務省消防庁に、今回のようなケースの危険性について詳しい話を聞いてみることに。


取材に際し、消防庁 危険物保安室の担当者は「ガソリン等の危険物は火気により容易に着火することから、消防法令(危険物の規制に関する政令第24条)において『ガソリンスタンド等の危険物施設ではみだりに火気を使用しないこと』が規定されており、従来の紙巻たばこの喫煙及びマッチやライター等の使用は、火気に該当するものとして規制されています」と、説明する。


加熱式たばこのポイ捨て
画像提供:h1d3さん

ひょっとしたら読者諸君の中にも、「紙たばこならともかく、加熱式たばこ(電子たばこ)ならば吸っても問題ないのでは」と、疑問に感じた人がいるのではないだろうか。


しかし、それはとんでもない、そして危険な勘違いである...。



消防庁も「炎が生じないから軽視されている」と懸念


危険物保安室の担当者は「加熱式たばこについては、マッチやライター等により点火するものではないことから、喫煙時の炎が生じないため軽視されているかもしれませんが...」と前置き。


そして、「加熱式たばこによる引火の危険性については、2018年度に消防庁で開催した『加熱式たばこ等の安全対策検討会』において、『危険物施設における加熱式たばこの取扱いについては、火災発生危険のある製品が使用される危険性を排除できないこと、加熱式たばこが使用された場合に従来の紙巻たばこと見分けることができないこと等から、危険物を貯蔵し、又は取り扱う場所において使用しない運用とすることが安全管理上適当である』とされたところです」と、その危険性を指摘する。


こうした実情を踏まえ、「加熱式たばこについても、ガソリンスタンド等の危険物施設では使用せず、喫煙場所等の指定された場所で喫煙し、吸い殻は適切に処理してもらうことが必要となります」と、説明していた。


喫煙者の間で、加熱式たばこが主流となっている昨今。しかしその危険性を理解しなければ、いつか大きな事故が起こるかもしれない。



執筆者プロフィール


秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。


新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力・機動力を活かして邁進中。


X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。道路・鉄道ネタに関する取材で、国土交通省や都道府県警、全国の道路事務所、鉄道会社に太いパイプを持つ。


自身は全くたばこを吸わず、ポイ捨てなどの社会問題記事を多数手がける。


(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ)

関連記事

  1. 美容室専売コスメ「インプレア」から2026年春新作スキンケアが登場。透明感を引き出す化粧液、美容液、UVを発売
    美容室専売コスメ「インプレア」から2026年春新作スキンケアが登場。透明感を引き出す化粧液、美容液、UVを発売
    マイナビウーマン
  2. 好評につき再登場! BAUM、樹木が香るオーデコロンのミニサイズ3種を再発売
    好評につき再登場! BAUM、樹木が香るオーデコロンのミニサイズ3種を再発売
    マイナビウーマン
  3. メイク初心者でも失敗ナシ!プロも大絶賛の名品アイブロウ4選
    メイク初心者でも失敗ナシ!プロも大絶賛の名品アイブロウ4選
    michill (ミチル)
  4. 見つけたら買って損なし!長年のストレスがなかったことに!形が秀逸な100均コスメ容器
    見つけたら買って損なし!長年のストレスがなかったことに!形が秀逸な100均コスメ容器
    michill (ミチル)
  5. この言葉使ってるカップルは気を付けて!自然と【別れを意識する】彼女の「口癖」TOP3
    この言葉使ってるカップルは気を付けて!自然と【別れを意識する】彼女の「口癖」TOP3
    ハウコレ
  6. 9割の男性が「むしろ大歓迎!」彼氏の心が満たされる【適度な嫉妬】はこれ
    9割の男性が「むしろ大歓迎!」彼氏の心が満たされる【適度な嫉妬】はこれ
    ハウコレ

「ニュース」カテゴリーの最新記事

  1. なにわ男子、新CMで会社員・若者・高校生…多彩な役を熱演 2026年にしたい挑戦とは「デビュー5周年イヤーでございますから…」
    なにわ男子、新CMで会社員・若者・高校生…多彩な役を熱演 2026年にしたい挑戦とは「デビュー5周年イヤーでございますから…」
    モデルプレス
  2. 一夫多妻制を発信し続けたヒモ夫が新夫人オーディション開催を報告
    一夫多妻制を発信し続けたヒモ夫が新夫人オーディション開催を報告
    らいばーずワールド
  3. まさにYouTubeドリーム!東海オンエア・ゆめまるの新居が大豪邸すぎる
    まさにYouTubeドリーム!東海オンエア・ゆめまるの新居が大豪邸すぎる
    らいばーずワールド
  4. 「ギリギリ生きてる」雪花ラミィが味覚を失うほどの体調不良から回復期へ
    「ギリギリ生きてる」雪花ラミィが味覚を失うほどの体調不良から回復期へ
    らいばーずワールド
  5. Netflix「ボーイフレンド」シーズン2完結、最終話でカップル2組誕生 何度もキス交わすラブラブぶり
    Netflix「ボーイフレンド」シーズン2完結、最終話でカップル2組誕生 何度もキス交わすラブラブぶり
    モデルプレス
  6. 登山家・野口健、ミス日本グランプリの長女が豆まき「女優かと思った可愛い」「見ほれてしまいます」と反響
    登山家・野口健、ミス日本グランプリの長女が豆まき「女優かと思った可愛い」「見ほれてしまいます」と反響
    ABEMA TIMES
  7. プロ級手作りスイーツが話題 辻希美の長女・希空(18)、リクエストに応えた手料理を披露「めっちゃ美味しそう」
    プロ級手作りスイーツが話題 辻希美の長女・希空(18)、リクエストに応えた手料理を披露「めっちゃ美味しそう」
    ABEMA TIMES
  8. 桃(40)、“豪邸と話題”建築中の新居の吹き抜けのリビングを披露 悩みも明かす
    桃(40)、“豪邸と話題”建築中の新居の吹き抜けのリビングを披露 悩みも明かす
    ABEMA TIMES
  9. 吉田羊、誕生日を迎えたことを報告「唯一変わらないのは、冒険心」花束を持った姿を公開
    吉田羊、誕生日を迎えたことを報告「唯一変わらないのは、冒険心」花束を持った姿を公開
    ABEMA TIMES

あなたにおすすめの記事