「90秒で12リットルの水を飲む」「今はお腹すいたもお腹いっぱいもない」…大食い界のプリンス・小林尊が明かした過酷すぎるトレーニングと後遺症

“大食い界のプリンス”と称され、世界を股にかけ活躍した元フードファイターの小林尊(47)。アメリカの早食い大会で12分間で50個のホットドッグを完食して優勝するなど、圧倒的な結果を出してきた。そんな小林の過酷すぎるトレーニングと後遺症に『ABEMA エンタメ』の密着企画「NO MAKE」が迫った。
【映像】丸刈り・激変した小林尊(47)とアメリカ出身の妻
小林は2000年、『TVチャンピオン』の大食い大会でフードファイターデビュー。優勝賞金1000万円の大会で優勝した経験もある。アメリカのホットドッグ早食い大会でも優勝し、その後も6連覇を果たした。
どのようなトレーニングを積んだのだろうか?
小林「ベースになるのが『胃の許容量』を増やすこと。僕の場合、水が中心で、水分をとって胃を少しずつ膨らませていく。重さに慣れて胃がストレッチできるようになってくれば、柔軟体操のように少しずつ伸びて胃が広がる。最初は(水を飲むのに)30分くらいかかるが、だんだん(胃が)広がってきて強くなってくると、最後は90秒で12リットル飲めるように。才能がなくても5キロくらいまでは誰でも食べられるようになると思う」
健康オタクでもあり、自宅には各種サプリメントを常備している小林。当時は辛くなかったのだろうか?
小林「考えるとストレスだった。体に通していくのがすごくイヤだった。ホットドッグなどジャンクなものが多いので『もっと体にいいホットドッグを作ってくれればいいのに。なんでこんな悪いものを体に入れないといけないんだ』などと心の中で思いながら、『はぁ…』と飲み込んでいた。大会が終わると今までのことを帳消しにするように食を抜いてバランスを考えていた」
健康を突き詰めるようになったのは、過酷なフードファイトが身体に及ぼした影響も関係している。フードファイトの“後遺症”のようなものはあるのだろうか?
小林「食欲が鈍くなっちゃった。今は『お腹すいた。これ食べたい』という反応がなくなってしまった。『お腹すいた』も『お腹いっぱい』もフードファイターになってからない。引退したら(食欲が)戻ってくるかと期待しているが、もう(戻ってくることは)なさそうだ」
食欲や満腹感がないことから病院で検査を受けたが、原因はわからなかったという。
小林「『きょう何食べたい?』と聞かれても『任せる』と。外食でも食べ物の種類ではなく雰囲気とかそういう条件だけが気になる」
小林は2024年9月にフードファイターを引退。現在は京都にアメリカ出身の妻と住み、食に関するイベント出演やホットドッグのメニュー開発などを行っている。
※大食い・早食いは危険ですので真似しないでください。
(『ABEMA NEWS』より)
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