めしあさん(@mesia_nurenure1)／ひがけん（@kenta_higaken）

経験人数900人超YouTuber・めしあが目指す“女性が性を語れる社会” 「セックスは歯磨きと一緒」

2025.12.21 07:03

提供：ENTAME next

YouTubeチャンネル「びっちちゃん。」で赤裸々な性の企画を発信するめしあ。批判も炎上も恐れず、顔出しへ踏み切った理由は「女性が性を語り、行動できる社会を広げるため」。逆ナン企画が話題を呼び、女性視聴者からの支持も急増する中、“エロ系YouTuber”として見られることよりも、その先にある目的を強く見据えている。経験人数900人超えで培った独自の哲学「ちん差値」、そして1000人目を決める新企画などを掘り下げて、彼女が目指す未来と、活動に込めた本当の意味に迫る。（前後編の後編）

――YouTubeを始めようと誘われた時、不安はありませんでしたか？

めしあ　最初は「顔出ししなくていい」と言われていたので、身バレしないなら大丈夫かなと（笑）。

――そこから顔出しするようになったのは、なぜですか？

めしあ　活動を始めてX（旧Twitter）での知名度が上がってきた頃、他のYouTuberさんからコラボのお誘いが来るようになったんです。それが去年の12月頃で、「マスクで出るよりは顔を出した方が絶対に登録者数も増える」と思い、覚悟を決めて顔を出すことにしました。

――すごい決断ですね。怖くなかったですか？

めしあ　怖かったですし、「本当によく顔出したな」って自分でも思います（笑）。もちろん、顔を出してからは批判もめちゃくちゃありますよ。

――どのような批判が多いのでしょう。

めしあ　「見た目についての指摘」ですかね。あとは、神社で逆ナンした時は「神聖な場所でするもんじゃない」と場所について言われたり、最近だと、高輪ゲートウェイ駅で逆ナンした既婚者の男性とセックスした動画を出したら、「相手の奥さんが浮気を許していても良くない」といった趣旨のコメントが殺到しました。

――そうした批判にはどう向き合っているのでしょう。

めしあ　最初はすごく落ち込むんですけど、発起人のテツが「そんなこと気にしてたらYouTubeはできないよ」とメンタルをコントロールしてくれています。彼のおかげでだんだん強くなってきましたね。それに、炎上した動画でもチャンネル登録者数はすごく増えるんです。批判的な意見と応援してくれる人と、両方の結果があるんだなって分かってきました。

彼女の活動の根底には、「男性ファンが欲しいということが1番の目的でなはい」という強い信念がありその視線は、同性である女性たちに向けられている。

――活動のメインターゲットは女性だと伺いました。

めしあ　私は、セックスがゴールって思われているかもしれないんですが、そうじゃなくて好きな人に想いを伝えられない女の子たちの背中を押せる存在になりたいんです。私の活動を見て、「めしあがこれだけやってるんだから、私も一声かけてみようかな」って思ってくれたら嬉しい。それが結果的に、付き合える子が増えたり、少子高齢化をなくすことに繋がったりするんじゃないかなって。

あと、これはテツの思いも強いんですけど、「日本は性的資源があるのに、女性がセックスに対して重みを感じすぎているせいで、それを活かせていない」と思うんです。三大欲求なんだからもっとオープンでいいし、女性から「セックスしよう」って言っても変じゃないよ、というのを広めたいですね。

――実際に、女性ファンからの反響は大きいですか？

めしあ　すごく大きいです。毎日「今日逆ナンしてみました！」といったDMが来ますし、私たちがYouTubeでおすすめしたハプニングバーの方から聞いたんですが、動画を観た男女視聴者がトータル140人、新規で来店してくれたみたいです。オフ会も女性の参加者がすごく多くて、東京で開催した時は参加者の女の子が4割でした。

数々の男性と体を重ねてきた彼女だからこそ持つ、独自の哲学とテクニック。その一つが、セックスした相手を評価する「ちん差値」だ。

――ところでXで度々投稿されている「ちん差値」とは何ですか？

めしあ　「男性器の偏差値」を略したものなんです。でもただ評価するのではなく、出会いの一声目から、彼の印象、セックス、そして事後までの“私との相性”を総合的に偏差値化したものです。あくまで私との相性なので、普通の女の子とはまた違う評価になると思いますけどね。

――では、今後の活動で挑戦したいことを教えて下さい。

めしあ　経験人数1000人目の相手を決める企画として、「ビチロレッテ」をやりたいと思っています。恋愛リアリティショーの『バチェロレッテ』のビッチ版ですね。15人くらいの男性候補者の中から、最終的に1人を選んで1000人目になってもらう企画ですね。

こういうことを発信するとすごく勘違いされるんです。「経験人数数えてるやつなんて大体下手だろ」とか「なんでいちいち数えてんの？きもい」みたいなコメントがくるんですけど、数にこだわっているわけではなくて、そこはあくまでもエンタメにしつつも、ちゃんと目的があるので、そこをしっかり伝えていきたいですね。

――5年後、10年後はどうなっていたいですか？

めしあ　年齢も重ねていくので、将来的には私が表に立つのではなく、2代目のびっちちゃんを育てる側に回りたい。事務所のようにして、私は新しい子のサポートをするアシスタント的な立ち位置になれたらいいなと。あとは、ハプニングバーの店員をしていた経験もあるので、自分たちでお店を経営するなど、事業を立ち上げる側になりたいですね。実は今、その資金調達のために『令和の虎』に出ようと計画しているんです。

――最後に、この記事を読んでいる人たちへメッセージをお願いします。

めしあ　私は「セックスは歯磨きと一緒」とよく言っています。生きていく上で当たり前のことだし、みんなセックスをして生まれてきてる。ビッチとかヤリマンっていう言葉をネガティブなものからポジティブなものに変えたいんです。もちろん、避妊や性病対策はすごく大事ですよ。私も腕に避妊インプラントを入れたり、月に1回は性病検査を受けたりと、対策は徹底しています。人生は1回きりなので。セックスしたいなら、女の子も自分からどんどんアピールして、やりたいことをやってほしいですね。