『ブレイキングダウン』会見の乱闘で失神→後頭部強打した選手、くも膜下出血と報告「状態よくない」

2025.12.16 05:30

提供：Sirabee

『ブレイキングダウン』試合前日に相手選手から打撃を受け欠場になった「やるべしたら竜」が現状を明かした。

ブレイキングダウン（イメージ画像） — （写真は記事内容を表現したイメージです。画像生成AI「Gemini」を利用して作成しました）

格闘家・朝倉未来が手掛ける格闘技イベント『BreakingDown（ブレイキングダウン）』18回大会の会見を兼ねた公開計量時（13日）に相手選手からビンタを受け失神し、後頭部を強打していたファイター・やるべしたら竜（以下、竜）。

一時は体調が回復していたものの、15日夜に容態が急変し「くも膜下出血」だったことをXで明かした。

張り手を受けダウン、目を開けたまま気絶する“やるべしたら竜”

公開計量で突然の張り手

千葉喧嘩自慢の江口響と、18回大会で対戦する予定だった北海道喧嘩自慢・竜。

13日に行われた公開計量で報道カメラマン向けにフェイス・トゥ・フェイスが行われると、江口は突然竜の顎めがけて強烈な張り手を放った。まさかの不意打ちに打撃を回避できなかった竜はもろに食らい失神。直立したまま倒れるように後頭部を地面に強打していた。

その後、意識が回復せず、担架に乗せられて記者会見場を後にしていた。

対戦相手・江口を庇う男気

ダメージは想像以上に重く、その日の深夜0時、竜は「今意識回復して、これからホテル戻ります」とXで投稿。

試合は急遽中止に。興行当日はどうにか体調も安定したようでマイクを持ってリングインし「ああいう風になると、江口ばかり悪く思われかもしれないんですけど、ここは（荒くれ者が集まる）ブレイキングダウン。あそこは俺が『もらうだろう』という想定でいればよかった。油断していた」と、憎いはずの江口を庇う“男気”を見せていた。

「生命に直結する外傷リスクを伴います」

竜は大会終了後の15日、自身が会見場で目を開いたまま失神する危険な写真を添えた上で、一連の騒動をXで回顧。

「今回の件を通じて、私自身が強く感じたのは『減量後という特殊な状態での張り手行為が、想像以上に危険である』という現実です」と冷静に分析した上で、計量当日は強がって見せても脱水状態、低血圧、低血糖、反射・バランス能力の低下などが生じていると、ファンに説明。

その状態で顔面、頭部へ打撃を受けると失神しやすく、その際一番怖いのが頭部を硬い地面に強打することだとして、「競技上の攻防ではなく、生命に直結する外傷リスクを伴います。実際に私は、計量後の出来事により試合は中止となり、医師の判断で数ヶ月間の出場停止を余儀なくされました」と、医師の診断内容にも言及した。