元巨人3軍監督・駒田徳広氏、バッティング指導を拒絶した若手の“その後”語る「いつの間にか…」

2025.12.13 06:00

提供：Sirabee

駒田徳広氏が3軍監督時代を回顧。指導しても拒絶してきた選手がいたそうだが、その後に新展開が…。

読売ジャイアンツ・読売巨人軍 — Photo:sirabee編集部

前読売ジャイアンツ3軍監督の駒田徳広氏が11日、現役時代の同僚・岡崎郁氏のYouTubeチャンネル『アスリートアカデミア』に出演。3軍監督時代に指導を「拒絶」された選手を語った。

【今回の動画】駒田氏が明かす「拒絶された」選手

指導を拒絶した選手がいた

駒田氏は3軍監督時代のエピソードとして、今年支配下登録され話題になった外野手・笹原操希（ささはら・みさき）について「ローボールヒッターで前軸なのに、バットがこういう角度で入りすぎるのはよくない。なんとかならないかと思ったんです」と語る。

続けて「僕がアドバイスしても、彼には『自分のやりやすいやり方』があって、拒絶する感じが出てしまって」と明かし、指導をコーチに任せたことを明かした。

指導を拒絶される

駒田氏はさらに「僕が『こうやってほしい』と言ったことは、彼の頭には絶対に残っているんです。だけど『今は嫌だ』『そんな打ち方したくない』という（本人の）気持ちもある」とコメント。

そして「だけど1年、2年と経つうちに、だんだん理解して、自分に力がついて、質問して来るようになったんです、こっちに。『1打席目、どう思ってたんですか？』とか。人間ってこんなに変わるんだなと思いましたね」と振り返った。

笹原に変化が

笹原について「いつの間にか自分たちが思っている打ち方になってきているわけですよ。コーチの話を総合して自分の形ができて、それが僕が言っていた形になった」と紹介。

続けて「あのときに言いすぎなくてよかったと思いましたね。『そんなもん！』と怒鳴って、納得しない形でやっていても、今の形にはなっていなかったかもしれない。ちょっと旅に出させて、帰ってきて、大人になったな、みたいな」と笑う。

話を聞いた岡崎氏は「君が大人になったよ。俺が知っているコマはガーって言って、そういう感じじゃない。俺はでもそっちのほう（ガーと言う）がいいと思うぜ」と語っていた。

今季支配下を勝ち取る

笹原は2021年の育成ドラフトで上田西高校から入団。今季2軍で高打率を残したことが評価され、4月に支配下契約を勝ち取り、1軍の試合にも出場した。

しかし1軍に定着することはできず、今オフに再び育成契約を打診されている。駒田氏の指導を仰ぐことはなくなるが、今後の活躍に期待したい。

【今回の動画】駒田氏が明かす「拒絶された」選手

https://www.youtube.com/watch?v=ruI7yIubxEY

執筆者プロフィール

佐藤俊治。Sirabeeには2015年11月から参画し、月40本程度プロ野球関連記事を執筆中。YouTubeで発信する野球評論家ウォッチャーでもある。野球は高校からメジャーまで年間50か所以上で現地観戦。プロ野球の贔屓チームはなく、どこのチームのファンでもない。「あの選手、あそこに行ったんだ」という目線で見守っている。

（文／Sirabee 編集部・佐藤俊治）

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