早瀬あやさん(@hayase_aya)/ひがけん(@kenta_higaken)

元RQ・早瀬あやがコロナ禍の挫折から再び立ち上がるまで「私ってまだ必要とされてるんだ」

2025.12.13 06:03
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「私ってまだ必要とされてるんだ」――コロナ禍で一度は芸能の道を諦めかけた早瀬あやが、配信を通じてファンに救われ、再び歩き出した。レースクイーンとして頂点を極めた過去も、山形への強い地元愛も、その人柄のすべてが“画面越しのときめき”につながっている。32歳を迎えモデル・コスプレイヤー・ライバーとしてマルチに活動する彼女の“今”と、思い描く未来に迫った。

――現在、どのようなお仕事をされているのでしょうか?

早瀬さん ありがたいことにモデルのお仕事もさせていただいていますし、コスプレのお仕事、それから配信アプリを通じてファンの方と直接繋がれる時間を大切にしています。マルチタレントといって良いのか…。自分が何者なのか自分でも分かってない感じですね(笑)。

――その中でも、特に配信に力を入れている印象です。

早瀬さん 配信を始めたのは、コロナ禍が少し落ち着いた頃でした。当時は事務所に所属していたんですが、撮影などの仕事が全部なくなってしまって。「芸能の世界で食べていくのは厳しいかも」と思い、正社員として働こうかと真剣に考えていました。

そんな中、友人がやっていたライブ配信に興味を持って試しに始めてみたら、思っていた以上にたくさんの方が来てくれて。コメントやギフトで応援してくれるのが目に見えて伝わった瞬間、「私ってまだ必要とされてるんだ」って、初めて前向きな気持ちになれたんです。

――ファンの存在が大きな支えになったんですね。

早瀬さん 本当にそうです。配信を見て「元気が出た」「外に出られるようになった」と言ってくれる方もいて、私の活動って誰かの力になれてるのかも…と思えたんです。

実は私、元々しゃべる仕事がすごく苦手で、バラエティやトーク系は全部NGにしてもらっていたくらい。でも配信は画面越しの文字でのやり取りなので、対面よりずっと落ち着いて喋れるんですよね。

――レースクイーン時代の活躍が印象に残っている人も多いと思います。

早瀬さん あれはもう10年前ですね。新人賞のグランプリと、その年のナンバーワンを決める「レースクイーン・オブ・ザ・イヤー」を1年目でいただいて、すごく貴重な経験でした。でも2年で区切りをつけました。賞をいただいて満足してしまったのと、もともと親に勧められて始めた芸能活動だったから、自然と別の道に進んでいく感じでした。

――そして地元・山形県への思いが強いとお聞きしました。

早瀬さん 地元大好きです(笑)。東京で頑張っている分、帰ったときの安心感がすごくて。お米も美味しいし、山も川もあって、空気が綺麗なんですよね。

――地元でファンの方と一緒にボランティア活動をされたとか。

早瀬さん 去年、地元で土砂災害があったんです。その時、何かできないかと思って、SNSで「一緒にボランティアに参加できる人いませんか?」って自主的に呼びかけてみたんです。そうしたら、ファンの方が十数名も集まってくださいました。

――それはすごいですね!

早瀬さん みんなで一日かけて、田んぼに入った土砂を運び出す作業をしたんですけど、大変でしたね。でもすごく良い経験になりました。ファンの方と地域の貢献が一緒にできて、絆が深まった気がします。それまでボランティアに参加する機会があまりなかったので、本当にやって良かったです。

――ちなみに周りの方からはどんな性格だと言われますか?

早瀬さん 「変わってる」「面白い」ってよく言われます(笑)。急に踊り出したり、ちょっと感性がズレてるみたいです。あと、めちゃくちゃ大雑把。打ち間違いも多いし、イベント時間を勘違いしたり…。指摘してくれる人がいないと危ないタイプですよね。

――最近の趣味やハマっていることは?

早瀬さん 夏祭りの屋台がキッカケで金魚を飼い始めました。今は3匹いて、それぞれに名前をつけて、お世話してます。

――特技は絵を描くことだそうですね。

早瀬さん ネイルサロンで4年働いていたこともあって、絵を描くのが好きなんです。独学ですが油絵など“色を重ねる”ような作品が好きですね。最近あまり描けていないので、時間ができたらまた挑戦したい。絵って、「描きたい!」っていうモチベーションにならないと、なかなか筆が進まないんですよね。

――32歳、新たな1年の目標を教えてください。

早瀬さん 表では言っていない色々なことが重なって大変な年でした。でも、ファンの方に支えていただいて、なんとか乗り越えられたので、また新たな気持ちで頑張りたいです。目標がいくつかあって、それを叶えられるように日々を重ねていきたいなと。

――具体的にはどのような目標でしょうか?

早瀬さん 一つは、絵の個展を開くこと。東京でも、地元の山形でもいい。失敗してもいいから経験としてやってみたいです。二つ目は、コスプレやモデルの仕事の幅をもっと広げること。そして三つ目は、山形での地域貢献。期間限定のカフェイベントとか、何か形にしていきたいです。

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