津波警報でアナウンサーが怒声をあげる理由を今の子供は知らない… 「親が教えてあげるべき」の声も
青森県東方沖で発生した最大震度6強の地震で、発生直後にアナウンサーが大きな声と強い口調で避難を促した「理由」が改めて話題となっている。

8日夜、青森県東方沖を震源とするマグニチュード7.5の地震が発生し、青森県で最大震度6強を記録したほか、北海道から近畿まで広い範囲で震度5から1の揺れを観測した。
地震の発生後、テレビではアナウンサーが怒声をあげて避難を呼びかけたが、Xではその理由について改めて話題となった。
アナウンサーが強い口調で呼びかけ
地震は8日午後11時15分ごろに発生。青森県八戸市で震度6強、おいらせ町、階上町で震度6弱を記録。この地震で、北海道太平洋沿岸中部、青森県太平洋沿岸、岩手県に一時津波警報が発令され、岩手・久慈港で70センチ、北海道・浦河で50センチ、青森・八戸港で40センチの津波を観測した。
地震発生後、テレビでは地震について伝えるアナウンサーが大声を張り上げ、叫ぶように強い口調で「今すぐ避難してください」「高台へ避難してください」と呼びかけた。
「怖くなる」「みんな怯える」の声が
Xでは「なんでアナウンサーって地震の時、慌てて話すんかな」「津波警報でた瞬間のアナウンサーの強い口調での避難呼びかけ、怖すぎて泣いた」「怒気込めるとみんな怯えるやろが!」「あまりに必死に避難を呼びかけるとますます怖くなる。できれば落ち着いてゆっくり呼びかけてほしい!」「声を大きくしていうなよ...。うるせーよ」といった反応がみられた。
これに対し、「なぜ津波警報が出た瞬間に、アナウンサーが怒声を張り上げて逃げろ! と言うのか。いまの小中学生はこの経緯を知らないんだよな...」との声も。
東日本大震災が教訓に
災害などの緊急時に、心の平静を保つために、「自分は大丈夫」「まだ大丈夫」など、事態を過小評価する「正常性バイアス」がはたらくことがある。
津波で甚大な被害を受けた2011年3月11日の東日本大震災でも、この正常性バイアスにより、警報の発令を知りながら避難しなかったり、逃げ遅れたりした人がいた事例が数多く報告された。
これを教訓として、NHKが災害時のマニュアルを見直し、大声や強い命令口調で避難を促して危機感を喚起する取り組みが行われるように。
2024年1月1日発生の能登半島地震でも大津波警報が発令され、アナウンサーが「可能な限り高いところへ逃げること!」「今すぐ避難! 東日本大震災を思い出してください!」などと叫ぶように伝え続けたことが話題となった。
「2度と繰り返さないために」「教育するべき」
今回も同様に強い口調で避難を促したもので、「テレビのアナウンサーが淡々と話してたので逼迫してるのが視聴者に伝わらず、津波に飲み込まれたって経緯があるらしい。だから今では怒声に近い声で伝えるんだと」と改めて指摘する人も。
さらに「大袈裟だ不安を煽るなとか言ってる人いるけど、東日本大震災で何も学んでないんだろうなぁ」「アナウンサー批判してる人なんなの、必死に避難って言ってるのに」といった声が。
また「今一度子供達に説明しておきたいなと思う。風化させないってこういう事だと思う」「両親や学校がその事をきちんと教育するべきだと思います」「これは親がしっかり教えてあげるべき、あの不快感のある音もなぜそうなのか全てに意味があってやってる事。もう2度と繰り返さないために」というコメントもみられた。
1週間程度、防災対応を
気象庁では、9日午前2時に「北海道・三陸沖後発地震注意情報」を発表した。
確率は低いものの、北海道の根室沖から東北地方の三陸沖にかけての太平洋の海底で、新たにマグニチュード8クラス以上の巨大地震が発生する可能性が普段よりも高まっているとのことだ。
地震が発生した場合、北海道から千葉県の太平洋沿岸を中心に巨大な津波が到達する可能性があるほか、広い範囲で強い揺れが想定される。そのため、地震への備えを確認し、今後1週間程度は防災対応をとることが求められている。
これまでの事例を思い出し、地震が発生した場合には速やかに避難することを改めて心がけておきたい。

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執筆者プロフィール
しばたけろこ:フリーライター。関西のスポーツ紙や芸能情報サイトでの記事執筆を経て2021年よりSirabeeに参加。
現在はSNSを中心としたエンタメ記事のほか、ライフハック、時事ニュースなど月100本程度を執筆中。
(文/Sirabee 編集部・しばたけろこ)
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