斎藤雅樹、ドジャース佐々木朗希の来季先発は「かなり厳しい」 江川卓も同調し“弱点”言及
MLB1年目のシーズン大半を棒に振り、ポストシーズンでリリーフとして復帰した佐々木朗希。来季の起用法は?

元読売ジャイアンツの斎藤雅樹氏が江川卓氏が12月5日、YouTubeチャンネル『江川卓のたかされ』を更新。ロサンゼルス・ドジャース佐々木朗希の今シーズンを振り返った。
【今回の動画】斎藤氏が佐々木の今シーズンを振り返る
佐々木のMLB1年目をどう見た?
今季の大半を右肩インピンジメント症候群で離脱し、シーズン終盤とポストシーズンでリリーフとしてワールドシリーズ連覇に貢献した佐々木。
スタッフから感想を質問された斎藤氏は「今は短いイニングしか投げられないと思っているんです。最後に役割が見つかって、貢献できているのは本当に良かったなと思っています」と印象を語った。
来季も先発は厳しい?
さらに斎藤氏は「あのまま先発にこだわっていたら、肩も痛くなりましたし、日本で投げるスタミナみたいなもの作っていない状態で向こうに行ったと思っているので、どれくらいやれるんだろうと不安でした。案の定、先発としては厳しかったですよね」と指摘。
続けて「ただ、1イニング限定みたいな形であれば、しっかり出力を出せるわけで。それが見つかって、本当に良かったなと思っています。ただ、来年以降も先発でやるとなると、結構厳しいのかなという気はしています」と分析した。
江川氏も「身体が成熟していない」
話を聞いた江川氏は「僕も同じです」と斎藤氏の持論に同調し、「身体が成熟していない。芯ができないままいるような感じがする」とコメント。
斎藤氏も「いつになったら身体ができるんだろうという感じ」と、佐々木の「1年間投げ抜く体力のなさ」を心配していた。
来季は先発として起用か
ドジャースはサンディエゴ・パドレスをFAとなった元阪神タイガースのロベルト・スアレスやニューヨーク・メッツのエドウィン・ディアスなど、クローザーを補強する可能性がある。獲得した場合、佐々木が抑えで投げる可能性は低くなる。
一方で、MLB公式サイトが、「ブランドン・ゴームスGMが来季は先発で起用すると明言した」と報じており、来季はひとまず先発として起用される模様だ。
江川氏と斎藤氏は現役時代絶対的エースとして巨人を引っ張っていた。佐々木にも将来的には、エースと呼ばれるような存在になってもらいたい。
【今回の動画】斎藤氏が佐々木の今シーズンを振り返る
https://www.youtube.com/watch?v=P0JcuqvuMf8
執筆者プロフィール
佐藤俊治。Sirabeeには2015年11月から参画し、月40本程度プロ野球関連記事を執筆中。YouTubeで発信する野球評論家ウォッチャーでもある。野球は高校からメジャーまで年間50か所以上で現地観戦。プロ野球の贔屓チームはなく、どこのチームのファンでもない。「あの選手、あそこに行ったんだ」という目線で見守っている。
(文/Sirabee 編集部・佐藤 俊治)
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