

上野駅に出現した謎の幕、哲学的すぎる文面にギョッとした 「上野に自由は無いのか」と話題に…
JR上野駅構内に「『自由』を修復しています」と書かれた表示が出現。「今の上野に自由は無いのか…」と、話題になっている。
他者からの束縛を受けず、自身の思うままに振る舞えるのが自由。X上では、この「自由」が失われた空間に対し、驚きの声が上がっていたのをご存知だろうか。
上野駅で「衝撃の2文字」を発見
ことの発端は、画家・真田将太朗氏が6月10日に投稿した1件のポスト。
「今日の上野駅のスタンス憧れる」と意味深な1文の綴られた投稿には、JR上野駅・中央改札にて撮影された写真が添えられている。電光掲示板(発車標)が写った、一見するとなんの変哲もない光景だが...。

よく見ると、工事の現場シートで覆われた壁付近に、大きく「『自由』を修復しています」と記された幕が設置されていたのだ。
「今の上野に自由は無いのか...」
「自由を修復」というパワーワードは瞬く間に話題となり、件のポストは投稿から数日足らずで6,000件近くものリポストを記録。
Xユーザーからは「なんかディストピア感あるな」「まさか、ここで自由が修復されていたとは」「今の上野に自由は無いのか...」「近代のフランスかよ」といったツッコミが多数寄せられていた。

そこで今回は『自由』の正体をめぐり、上野駅を運営する東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本)に詳しい話を聞いてみることに...。
そもそも『自由』って何だ?
https://twitter.com/tarobee1212/status/1932422558122668338
JR東日本に話を聞くと、今回話題となった『自由』は、上野駅中央改札口の壁に大きく描かれた、画家・猪熊弦一郎による1951年(昭和26年)の作品名であると明らかになった。
馬に乗った男性、両手で大きな魚を持った女性、仲良く顔を突き合わせる2匹の犬、スキー板を持った男女...など、様々なシチュエーションの人々が描かれた、正に「自由」な作品と言える。
JR東日本の担当者は「『丸亀市猪熊弦一郎現代美術館』によると、当時の国鉄がある青年から、戦後の上野駅の暗いイメージを変えることを目的に、広告壁画の制作を提案され、その提案を受けて制作されたと聞いています」と、説明していた。
また、担当者は「美術館によると、東北や北陸方面の列車が発着する『東京の北の玄関口』にちなみ、猪熊はリンゴや秋田犬といった北国の風物をモチーフに選んだそうです」とも補足している。
「昭和20年代の上野駅」と聞いて、東北地方から列車でやって来た「集団就職」の若者たちを連想した読者もいることだろう。心細い思いで東京にやって来た若者たちの中には、同作を見て遠い故郷を思い出し、勇気づけられた人がいることは想像に難くない。
そんな作品『自由』の修復期間は、6月2日から2025年度末を予定している。完了した暁には、ぜひ生まれ変わった「自由」感じてみてほしい。
執筆者プロフィール
秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。
新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力・機動力を活かして邁進中。
X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。ドン・キホーテ、ハードオフに対する造詣が深く、地元・埼玉(浦和)や、蒲田などのローカルネタにも精通。
(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ)
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