

高嶺のなでしこ、初のドラマ エンディングテーマも入った5曲連続配信リリースから幕張ライブへ「成功できたら武道館に近づけるかも」

「可愛くごめん」が大バズりしたアイドルグループ、高嶺のなでしこが、9月7日(日)に千葉・幕張メッセ 幕張イベントホールでワンマンライブを開催する。“たかねこ”にとっては過去最大規模の会場となり、現在そこに向けて5曲連続配信リリース「この夏、好きになっちゃえばいいのに。」プロジェクトを展開中だ。今回は、涼海すう、日向端ひな、松本ももな、籾山ひめりの4人に連続配信リリースのチャレンジと幕張への気持ちを語ってもらった。
家の漫画は2500冊以上の日向端は“普通”がちょっとずれている?
――WEBザテレビジョンでは1年ぶりのインタビューになります。改めて、自己紹介をお願いします。
松本:松本ももな、22歳の最年長です。薄ピンク担当です。ツインテールがトレードマークで、特技はハイキックです。
涼海:涼海すう、高校3年生の17歳です。水色担当です。趣味はアニメと漫画とVTuberさんを見ることで、破壊王という名前がついています。
籾山:籾山ひめり、20歳です。高嶺のなでしこのキャプテンをしていて、メンバーのママです。青色担当、ぱっつん前髪がトレードマークです。特技はローラースケートとダンスの振り付け作りで、コレオグラファーとして高嶺のなでしこや他の方の振り付けも作っています。お仕事待っています!
日向端:日向端ひな、22歳の紫色担当です。漫画とアニメが大好きで、漫画は家に2500冊以上あります。
――涼海さんと日向端さんはアニメ、漫画と共通の趣味ですね。
日向端:そうです。よく一緒にオタ活している仲間です。
――日向端さんの部屋に遊びに行ったことは?
涼海:まだないんです。2500冊って漫画喫茶と同じだから、お茶を持ってお邪魔したいですね。
――“たかねこ” (※高嶺のなでしこの愛称)はいろんな趣味や特技を持ったメンバーが集まったグループです。最初、この顔ぶれをどう思いましたか?
籾山:今までの人生で出会ったことがない性格の子や考え方の子ばかりで、毎日刺激をもらっているというか、私の“普通”という概念をいろんな視点から変えてくれた存在ですね。こういうことをこの子はこう感じるんだなっていう発見が毎日あって、一緒にいると私も新しいことに挑戦できるので楽しいです。
涼海:さすがキャンプテン。
松本:まとめてくれる。
――ちょっといいですか、“普通”の概念がおかしいぞっていうメンバーがいたわけですよね?
籾山:ひなちゃん(日向端)の普通はおかしいかも。
日向端:えー!? なんでなんで?
籾山:すごく変とかじゃなくて、思考回路が広すぎなんですよ。例えばこの間、連想ゲームをやったとき、「赤い果物と言えば?」で、「2つあるやつでしょ?」って返してきて。私や他の子たちはイチゴかリンゴだったのに、ひなだけサクランボ。
日向端:え、だって赤いじゃん。
籾山:そうなんだけど、でも普通、赤い果物でサクランボは出てこないでしょ。こんな感じで「そうなんだ!?」って私にない普通を付け足してくれるので、話を聞いていていつも楽しいです。人って視点が色々なんだなって思いますね。
“たかねこ”と一緒に「この夏、好きになっちゃえばいいのに。」
――では本題に入って、「この夏、好きになっちゃえばいいのに。」をテーマに、4月から5曲連続配信リリースを敢行しています。連続配信リリースは昨年に続く大きな攻め方ですね。
籾山:今年は連続配信リリースの最後の大イベントが、9月7日の幕張イベントホールでのワンマンライブ。すごい気合が高まるというか。Honey Worksさんが9月に向けて色々な曲を用意してくれているのを知っているだけに気が引き締まりますし、「この夏、好きになっちゃえばいいのに。」っていうテーマも付けてくれて、私たちに注いでくれる熱意をものすごく感じています。
――「この夏、好きになっちゃえばいいのに。」のテーマにはどんな意味を感じますか?
松本:私はファンの方に向けてかなって思いました。すごく爽やかな青春を感じるようなフレーズで、“たかねこ”っぽい。連続配信リリースと幕張で、ファンの皆さんがこの夏、“たかねこ”をもっと好きになってくれたらいいなって思います。
第1弾「メランコリックハニー」、第2弾「アイドル衣装」で可愛い攻め
――第1弾が、4月リリースの「メランコリックハニー」です。この曲について語りたいという方はいますか?
涼海:はい、涼海が行きます! この曲は“好きな男の子との1日デート”が歌詞になっていて、その中の女の子がドタバタでちょっとおてんばな感じ。電車に乗り遅れちゃったり可愛らしい一面もあって、彼氏のことがもう大好きっていう感じです。楽曲もすごく可愛くて、特に私が好きなのがラス前の「MYダーリン」のところの振り付けです。みんなが後ろを向いて、お尻ふりふりして振り返るっていうのがすごく可愛いんです。
松本:可愛い曲なんですけど、歌詞の中にはちょっと不安がってたり、強がってたり、素直になれないツンデレな部分もあったりするんですよ。そういうのって、実際にあるじゃないですか。明るい曲なので、この曲を聴いて自己肯定感を上げて、歌詞の女の子みたいに頑張ってほしいなって思います。
―― 第2弾は5月リリースの「アイドル衣装」です。
日向端:「アイドル衣装」はタイトル通りアイドルの衣装をテーマにした楽曲なんですけど、歌詞を聴いていると、衣装についてだけではなく、ファンの方に向けているようなフレーズもたくさんあるんですよね。メロディーもピアノメインなところがすごく綺麗で、最初に聴いたときから好きな曲だなって思いました。たくさんの人に見つけてもらうまでこの衣装を脱がないで、「アイドル頑張るぞ!」っていう感じの歌詞が刺さりますね。
籾山:この曲の歌詞、「君」っていうのが衣装に対してで、「あなた」っていう歌詞がファンの皆さんに対してのメッセージなんじゃないかなって思うんです。初めて「君」と出会ったとき、自分を輝かせてくれた、アイドルにしてくれた。それからサビには「あなた」がたくさん出てきて、見つめてほしいみたいな意味になるんじゃないかなって。歌っていて共感する部分が多くて、すごく感情がこもる曲です。振り付けもちょっとジャズっぽいのが入っていて、今までの“たかねこ”にはなかったダイナミックな感じも魅力的だなって思います。
第3弾リリース「初恋のこたえ。」MVは松本ももなファン必見
―― 6月リリースの第3弾が、「初恋のこたえ。」です。
籾山:これはももなちゃんがいいと思います。
松本:じゃあ、ちょっと恥ずかしいんですけど、私から。“たかねこ”は2年前に「初恋のひと。」という楽曲をリリースしていて、その曲は男の子目線の切なくて甘酸っぱい初恋を描いた楽曲だったんですね。で、「初恋のこたえ。」はそのアナザーソングです。女の子目線の初恋の歌になっています。歌詞を読んで、2曲の違いとかを比べてほしいなって思います。
―― この曲、どうして3人は松本さんを指さしたんですか?
籾山:MVを見ていただいたら分かるんですけど、「初恋のひと。」の男の子は、ももなに恋をしているんですよ。男の子目線のカメラで、ももながめっちゃ微笑みかけてくれたりするんです。もう、キュンキュンする王道ラブソングで、今回はそれの逆バージョン。ももなはこのときこう思っていたんだ、みたいな解釈で見てもらえると、今まで以上にももなのことが好きになっちゃうと思います。
“たかねこ”初のドラマタイアップ「ライフクエスト」
――第4弾の7月リリース「ライフクエスト」は、どんな印象でしたか?
籾山:この曲は、7月ドラマ「晩酌の流儀4 ~夏編~」(テレビ東京)のエンディングテーマです。ドラマの内容とリンクしていて、仕事を頑張る主人公のOLさんの気持ちになりながら聴ける楽曲で、それをゲームっぽい表現にしているのも面白いなって思いました。人生を頑張っている瞬間や、今日1日の頑張りに対して、「ご褒美はなににしようか?」みたいな、明るく元気づけてくれる歌詞になっていて、曲調も明るめ。皆さんもお仕事の帰り道とかに聴くと、明日への元気が湧いてくるんじゃないかなって思います。“たかねこ”にとっても初めてのドラマタイアップなので、本当に嬉しい一曲をいただけたと思います。
日向端:アニメのエンディング主題歌も嬉しかったけど、ドラマのエンディングテーマはまた違った嬉しさがありますね。ドラマの終わりに自分たちの曲が流れるって夢のようです。「晩酌の流儀」だから、晩御飯がおいしく食べられそう(笑)。放送が待ち遠しいです。
――第5弾の曲はまだ皆さんも知らない(※取材時)ということですが、こんな曲が来そうという予想はありますか?
籾山:思うのが、カッコいい系のが来てないなって。“たかねこ”は可愛い系というイメージを持たれていると思うんですけど、グループに似合う楽曲と言ったら、私は「美しく生きろ」だと思うんです。最後にそういう曲が来るんじゃないかなって。そんな気がしています。
日向端:逆にめっちゃキューティーな曲かもしれないよ。
籾山:ぷりぷりな感じかもね(笑)。5曲連続と言っても、あっという間だった気がします。どの曲もHoneyWorksさんが作ってくれているというのに大きな意味があると思うので、どれも大切に歌っていきたいです。
強すぎる「可愛くてごめん」から“たかねこ”らしさの追求へ
――9月7日の幕張メッセイベントホールでのワンマンは、“たかねこ”にとってどんな挑戦になりますか?
籾山:幕張メッセ 幕張イベントホールは“たかねこ”最大規模のワンマンライブになります。5曲連続配信リリースの総まとめがこの幕張だと思っているので、まずはリリースの5曲をたくさんの方に届けたいのと、3周年の大事なライブでもあるので、初めて来てくださる方はもちろん、ずっと応援してくれているファンの方に感謝を込めて、私たちの成長を見せたいと思います。
―― 2024年2月のメジャーデビューから1年を過ぎました。振り返って、どんな1年でしたか?
涼海:メジャーデビューしてからはありがたいことにテレビ出演や個人の仕事も増えて、活動の幅がものすごく広がったと思います。新しいことにチャレンジさせていただける機会が増えて、とても嬉しいです。皆さんからの期待がどんどん大きくなってきているのも感じますし、そうやって期待されているのが嬉しいですね。
――“たかねこ”というと、今もTikTokで大バズりした「可愛くてごめん(たかねこver.)」で記憶している人は多いと思います。
籾山:そうなんです。でも逆にそのイメージが強すぎて、そこから脱去しようとしているのですが苦戦中です。それで知ってもらえたという楽曲なんですけど、カバーソングでもあるんですよね。やっぱり自分たちのオリジナル曲でバズりたいねって、よくメンバー間では話しています。ただ、悩んでいるかっていうと、別にそんな感じでもないです。じつは去年は悩んでいたんですけど、今はそこに執着せずに、“たかねこ”らしさを出していきたいっていうのが目標になっています。
―― そのためにしていこうと練っていることはありますか?
籾山:私たち世代だとやっぱりTikTokになっちゃいますね。連続配信リリースの5曲でも色んな見せ方でアピールしようって話していて、双子ダンスだったり、この曲は言葉で何か言ったら面白いよねとか、私たちも楽しく撮りながら、皆さんにも「“たかねこ”、いいよね!」っていうバズりにできたらいいなって思います。
幕張を成功させたら武道館に近づけるかも
――今年は地方を回る「たかねこフェスvol.4 出張編」を行ったり、YouTubeで「TAKANEKO TUBE」を始めたりもありました。次にやりたいこと、目標にしていることはありますか?
松本:それでいうと、目標は日本武道館。最初からみんなで武道館を目指すぞと言ってきたので、絶対に実現させたいです。そのためにはまず幕張を成功させないと。
――自分たちで武道館への手応えというのは感じているんですか?
松本:まだ全然です。
籾山:2月の国立代々木競技場 第二体育館も悔いが残るライブだったというか。もちろんたくさんの方が見に来てくださっているというのは実感しているんです。でも、満員という目標が達成できていなくて。今のままじゃ例え武道館が用意されたとしても、そこから綺麗な景色を見ることはできないんじゃないかなって。だから9月までの間、もっともっと“たかねこ”を広めて、絶対に幕張を成功させます。そうしたら、武道館にも少しは近づけるかなって思います。
―― 最後に、“たかねこ”をもっとよく知りたいという読者に向けて、お勧めの1曲を教えてください。
籾山:(小声で)「初恋のひと。」にしたら。アピールチャンスだよ。
松本:はい(笑)、「初恋のひと。」がお勧めです。さっきも言ったんですけど、男の子目線のストーリー性のある歌詞と、初恋の切なさや甘酸っぱい気持ちが詰まった楽曲となっていて、歌詞の中には「好き」というフレーズが33回も出てくるんです。ライブでは一緒に「好き」を言って盛り上がるので、ぜひ聴いて、ライブにも来てみてください。で、この「初恋のひと。」を聴いたら、今度はアナザーソングの「初恋のこたえ。」を聴いてみてください。
取材・文/鈴木康道
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