藤原丈一郎“緋山”が死者の声を頼りに奮闘、社会の闇に消された人々の死の真相に迫る＜ロンダリング＞

2025.07.04 14:57

藤原丈一郎主演のドラマ「ロンダリング」(毎週木曜深夜2:15-2:45ほか、フジテレビほか／FOD・TVerにて配信)の第1話が7月3日に放送された。主人公は、“死者の声が聞こえる”という特殊能力を持つ売れない俳優・緋山鋭介(藤原丈一郎)。第1話は、緋山が高級マンションの一室で亡くなった女性の死の真相に迫った。(以下、ネタバレを含みます)

事故物件をロンダリングする社会派ミステリー

同作は、“死者の声が聞こえる”という役に立たない特殊能力を持つ男が、嫌々ながらも社会の闇に足を踏み入れ、非業の死を遂げた人々の人生に寄り添い奮闘する社会派ミステリー。脚本はこれまでさまざまな話題作を手掛けてきた古家和尚氏が担当。

自身の能力を生かし、事故物件をロンダリング(洗浄)する売れない俳優・緋山鋭介を藤原が、緋山のお世話係兼相棒の蒼沢夏凜を菅井友香、緋山に事故物件のロンダリング(洗浄)を依頼する不動産会社『アマミ不動産』社長・天海吾郎を大谷亮平が演じる。

非業の死を遂げた死者の声が聞こえる売れない俳優

緋山鋭介(藤原丈一郎)は売れない俳優。スターを目指して大阪から上京したが、仕事は端役ばかりで収入はわずか、その日暮らしの毎日を過ごしていた。

そんな彼は全く役にたたない“ギフト”の持ち主であった。それは、非業の死を遂げた死者の声が“聞こえる”という厄介な特殊能力。霊感があるわけでもなく、霊の姿が見えるわけでもなく、かと言って霊とコミュニケーションがとれるわけでもない。

ただ、霊の声が一方的に聞こえる、無用の長物とも言えるもの。それ故に、家賃が格安の事故物件にうっかり飛びついては死者の悲痛な声に悩まされ、転居を繰り返す引っ越し貧乏に陥っていた。

女性が自ら命を断った高級マンションの一室を案内される

ある日、またも事故物件をつかまされた緋山は、苦情を訴えようと家を仲介した『アマミ不動産』へ。緋山の能力を知った社長の天海吾郎(大谷亮平)から「紹介したい物件がある」と思わぬ場所に案内される。

そこは、5年前に女性がベランダから飛び降りて自ら命を断ったという高級マンションの一室だった。

女性の死の真相が明らかに

緋山は天海から能力を活かしてアルバイトとして働いてほしいと言われる。緋山は怖がりながらも、手当を貰えるということで引き受けることに。

女性が自ら命を断った高級マンションの一室に住み始めた緋山だったが、早速女性の声が聞こえる。死者の女性は「私は殺された」と言うのであった。

その後、緋山と天海はマンションオーナーの息子に会いに行く。女性が亡くなった件について話をすると、マンションオーナーの息子は走って逃げていくが、緋山と天海は何とか捕まえる。

捕まったマンションオーナーの息子はあっさり自供。亡くなったラウンジ嬢の女性は自殺したのではなく、常連客でストーカー行為を繰り返していたマンションオーナーの息子に殺害されたのであった。

緋山は能力を活かし、物件のロンダリングに成功。初めて自分の力が役に立ったことに喜びを感じた緋山は、『アマミ不動産』で正式に事故物件ロンダリングの専門スタッフとして働くことになるのであった。SNSでは「緋山の力で霊が成仏できて良かった」「霊の声が聞こえる緋山の能力すごい」「緋山の力でどんどん霊を成仏させてあげてほしい」と緋山の能力を賞賛する声が多数上がっていた。

◆文＝ザテレビジョンドラマ部