

大友至恩が感じた俳優業の魅力「作品と向き合う過程で楽しみながら成長していきたい」

多数のドラマやCMに出演し、2023年には『HUNTER×HUNTER』THE STAGEの主演・ゴン役に大抜擢され、注目を集めた大友至恩。今後も、7月にミュージカル『刀剣乱舞』 目出度歌誉花舞 十周年祝賀祭、8月1日(金)には「コブクロ JUKE BOX reading musical“FAMILY”vol.2」への出演を控え、8月には自身初のバースデーイベントを開催するなど、多忙な毎日を送っている。そんな大友に、俳優を志した理由やさまざまな作品を経て感じた芝居の面白さ、俳優として今後目指す姿など広く語ってもらった。
苦手だった人前が楽しいと感じたワークショップ
――まずは芸能界に入ったいきさつを教えてください。
もともと人前に立つことが苦手なタイプでしたが、小学2年生の頃に友達からダンスのワークショップに誘われたんです。最初はただ仲のいい友達がいるという理由で続けていましたが、小学3年生になった頃にソロパートをもらい、そのときに初めて人前に出ることの楽しさを感じて。次第にテレビにも出てみたいなと思うようになり、今の事務所のオーディションを受けました。
――テレビに出たいというのは、ダンサーとしてではなく?
ダンスは楽しかったですが、個人的には向いていないと感じていて。他に何か自分ができることはないかなと考えていたときに、ドラマ「マルモのおきて」(2011年、フジテレビ系)を見て、「俳優さんってすごいな、自分もやってみたいな」と思ったんです。
同時に、ドラマはどうやって作っているのかという裏側にもすごく興味を持ちました。このワンシーンを撮るためだけに、どれぐらいの人が関わっていてどれぐらいの時間をかけているのだろうと。
――裏側に興味を持ちながらも、制作側ではなく出演する側になりたいと思ったんですね。
やっぱりダンスを通して知った“人前に出て表現をする”という楽しさが忘れられなかったんだと思います。ダンスを続けられたのは最初に声をかけてくれた友達のおかげなので、とても感謝していますね。
――その後さまざまな作品にご出演されてみて、俳優という仕事についてどう感じていますか?
正直、難しいです。頭が良くないとできないなと思います。セリフを言うだけなら誰でもできますし、演じる人物を表現するのに加えて、見てくれている人にどうやって自分という存在を植え付けられるかというところがすごく重要だなと感じています。
――では、俳優業のやりがいをあげるとしたら?
共演する皆さんは、長くこの業界にいる先輩方がほとんど。そんな方々とご一緒することでたくさんの刺激を受けていますし、先輩方の芝居のやり方を近くで見させていただくのはとても勉強になっています。あと、どの作品でもキャストやスタッフさんといった、たくさんの仲間がいて成り立っているものだと強く感じているので、大勢の人たちと一丸となって作り上げていく過程がとても楽しいなと思います。
“刀ミュ”出演で気づいた、芝居の本質
――自身の成長を感じたなど、仕事への向き合い方が変わったような出来事があれば教えてください。
今の事務所の大阪校に入所して、事務所内に自主公演というものがあったのですが、コロナ禍で1年半ほど休止期間があり、稽古は続けているけどいつ公演ができるかは分からない状態というのを経験して。その期間に、じっくりと芝居に向き合うことで少しずつ芝居への理解が深まり、面白さと難しさにも気付けました。振り返ると、本格的に俳優を目指そうと決意をしたのも自主公演がきっかけだったなと思います。
――ご自身のターニングポイントとなった作品はありますか?
鈴木勝秀さんが演出をやられていた舞台『ルール~「十五少年漂流記」より~』は、芝居の基礎や自分が今何をすべきなのかなどについて、多くの気付きを得ることができた作品です。主演を務めていた荒井敦史さんの芝居がとにかくすごくて。自由だけど安心できて、本当に今そこに生きているんだと感じることのできるお芝居でした。より演劇の面白さを気付かせてくれた作品だったと思っています。
――8月には初のバースデーイベント「大友至恩 BIRTHDAY EVENT 2025」も開催されますね。
ソロイベント自体が初めてですし、最初に聞いたときはとても驚きました。今もまだ実感はなくて。トークも自信がないですし、何をすればいいかも分からず不安でいっぱいですが、素敵なゲストもお呼びできればと思っているので楽しみにしていただけたら嬉しいです。
――7月にはミュージカル『刀剣乱舞』 目出度歌誉花舞 十周年祝賀祭への出演も決定しています。大友さんは今年3月に上演されたミュージカル『刀剣乱舞』 ~坂龍飛騰~で、大慶直胤役として“刀ミュ”の世界へと飛び込みました。
正直、稽古期間は大変なことの連続でした。たくさんの気付きがあり、情報量が多過ぎて常にオーバーヒートしそうだったのですが、それぐらい濃い経験ができた作品でもあります。演出の茅野イサムさんからは、時には厳しい言葉ももらいながらさまざまなことを学びました。
茅野さんは、2.5次元作品ではキャラクターの情報が芝居の根っこになるとおっしゃっていました。そこに僕自身も共感しましたし、たくさんのものを与えていただいた現場だったなと思います。
――大変だった現場を乗り越えたことで、自信にもつながったのでは?
どうなんでしょう(笑)。一つの作品をやり遂げたからといって、僕はまだまだここからですし、これから僕の一生をかけて深めていきたいなと思っているので、自信とかはまだよく分からないです。ただ、経験を重ねるたびに芝居への興味はどんどん深まっていきますし、“芝居の本質”に気付けたという感覚はありますね。
――刀ミュ十周年の公演への意気込みをお願いします。
今回はたくさんの刀剣男士が出演しますし、歌とダンスがメインになる公演でもあるので、他の皆さんに引けを取らないように気合を入れてしっかりと頑張っていきたいです。それに、東京ドームに立たせていただく機会なんてめったにないですし、とても楽しみです。
ニューレトロを感じるフィルムカメラに夢中
――俳優としての将来的なビジョンについて考えていることはありますか?
まずはこの仕事をずっと続けていきたい。関わらせていただく作品としっかり向き合って、その過程で楽しみながら成長をしていきたいです。あと、映像作品への経験も積んでいきたいと考えていて。舞台の芝居と映像の芝居は違うので、それぞれのやり方をしっかり学んでいきたいです。具体的な作品でいうと、朝ドラへの出演が目標です。もし僕が朝ドラに出演できたら、きっと家族も喜んでくれると思いますし、いつか叶えられたらと。
――最近はプライベートでカメラにハマっているそうですね。
数カ月前にお店で蛇腹カメラと出合って、カッコいいなと思って手に取ったのが始まりです。そこから本格的にのめり込んでしまって、今では4台のカメラを持っています。
――どのようなものを撮っているのでしょう。
基本的には風景ですね。今持っているのは全てフィルムカメラなので、現像するのにもお金がかかるんですよ。だから、デジタルの一眼レフを購入しようかなと検討しつつも、個人的にはニューレトロを感じられるオールドレンズが好きなので、悩んでいます(笑)。
機会があれば、現像にも挑戦してみたいです。最近の技術は進化していて、暗室を作らずとも現像できるキットがあるんです。そういう技術にも驚いていますし、スマートフォンのような精密機器はいつか寿命がきてしまうものだけど、昔のカメラは電池がなくても動くものなど、何十年経っても使い続けられるものもあるんです。そういう仕組みなども含めて、カメラは面白いなと感じますね。
◆取材・文=榎本麻紀恵
ヘア&メーク=田中宏昌
スタイリスト=相川 留璃(Office Shimarl)
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