

相葉雅紀「マイガール」&櫻井翔「占拠」シリーズ、主演作から役者としての魅力を紐解く

民放公式テレビ配信サービス・TVerで「俳優ドラマ特集」が配信中。2025年の夏ドラマ出演俳優の過去出演作品が無料配信されている。今回は約60作品の中から、2009年に放送された相葉雅紀主演の「マイガール」(テレビ朝日系)と、2023年・2024年に放送された櫻井翔主演の「占拠」シリーズ(日本テレビ系)をピックアップ。ドラマの見どころと主演の魅力を紹介する。
相葉雅紀の“安心感”が優しい世界観を作り出す「マイガール」
昨年、放送から15年の時を経てBlu-rayが発売されたことでも話題となった「マイガール」(テレビ朝日系)。本作で嵐の相葉雅紀が連続ドラマ初主演を飾った。相葉が演じたのは、写真スタジオでカメラアシスタントとして働いている24歳の笠間正宗。どこかいつも自信なさげで、同僚から仕事を頼まれると断れない気弱な青年だ。
そんな正宗には忘れられない人がいた。6年前に突然留学を決め、自分のもとを去ってしまった4歳年上の恋人・陽子(優香)。しばらくは手紙を送り続けていたが、一度も返事はなく、忘れようとしていた頃に陽子の訃報がもたらされるところから物語は展開していく。
大好きだった人の死。ただでさえ困惑する状況の中、正宗は陽子が自分との間にできた娘・コハル(石井萌々果)を一人で産み育てていたことを知るのだ。最初こそ自分には何もできないと思っていた正宗だが、陽子が人知れず抱えていた思いを知り、コハルを引き取ることを決意する。ドラマチックな出来事が起きるわけではないが、正宗とコハルのほのぼのとしたやりとりに癒されていた人も多いだろう。その優しい世界観を主に作り出していたのが相葉だ。
相葉雅紀、新ドラマではこれまでとは違った役柄に期待!
相葉といえば、2004年から2020年まで放送された「天才!志村どうぶつ園」(日本テレビ系、以下同)や、その後継番組である「嗚呼!!みんなの動物園」で見せる動物愛が印象深い。人に怯える動物にも真摯に向き合い、優しい笑顔と声かけで少しずつ心を解きほぐしていく。のちに「僕とシッポと神楽坂」(テレビ朝日系)で獣医師の“コオ先生”こと高円寺達也を演じた時もそうだが、相葉以上に動物や子どもと絡ませて安心感がある人はいない。正宗もちょっぴり頼りないけれど、コハルに対する確かな愛情が感じられるからこそ、穏やかにドラマを観ていられる。
そんな相葉は、7月9日からスタートする「大追跡~警視庁SSBC強行犯係~」(テレビ朝日系)で大森南朋、松下奈緒とともにトリプル主演を務める。舞台となるのは、分析・追跡捜査を専門とする警視庁の捜査支援分析センター(SSBC)。その中に新設された、捜査一課を専門に支援する“SSBC強行犯係”とそこを取り巻く人々の活躍を描く刑事ドラマだ。相葉が演じるのは、SSBC強行犯係に出向してくるキャリア組の刑事・名波凛太郎。頭脳明晰かつビジネスで培われたコミュニケーション能力を持つキャラクターで、これまでとは違った相葉が見られそうだ。
「占拠」シリーズ、大ヒットの理由は櫻井翔演じる武蔵のキャラクターにあり!
7月12日からは櫻井翔が主演を務めるドラマ「放送局占拠」(日本テレビ系)がスタートとなる。本作は2023年の「大病院占拠」、2024年の「新空港占拠」に続く“占拠”シリーズ第3弾。櫻井演じる神奈川県警捜査一課強行犯係の刑事・武蔵三郎が、面で顔を隠した謎の武装集団と激しい攻防戦を繰り広げるタイムリミット・バトル・サスペンスだ。
毎回、安定した平均視聴率を誇り、放送中はSNSが大盛り上がりするなどリアルタイムで視聴している人の多さが伺える本シリーズ。その最大の理由は、血湧き肉躍るエンタメ性の高さだ。
前作、前々作ともに犯人から人質の命と引き換えに次々と要求を突きつけられ、奔走する武蔵の姿が見どころ。タイムリミットまでに間に合うのか、人質は助かるのか…とつい固唾を呑んで見守ってしまうのは、武蔵のキャラクターが大きい。
櫻井翔のリアクションに感じる、ほどよい“隙”
こういうドラマの主人公といえば、どんなピンチも乗り越えそうな心身ともに屈強な男をイメージするが、武蔵はそうじゃない。命令に逆らってでも人質を救おうとする正義感や行動力はあるが、とある事件でトラウマを負い休職していた時期もあるほど、弱さも持ち合わせている人間臭い男だ。極め付けには、ピンチのたびに呟く「嘘だろ…」という台詞。何度聞いても毎回、新鮮に絶望感がある。かっこいいに全振りしたキャラクターではなく、櫻井が見せるリアクションにほどよい“隙”があるからこそ、ハラハラドキドキ感を掻き立てられるのではないだろうか。
次なる舞台は放送局。妖怪の面を被った武装集団・妖(あやかし)が過去最大の500名を人質に放送局を占拠し、警視庁刑事部に新設された立てこもり犯罪対策班・BCCTに出向中の武蔵が事件解決に挑む。本シリーズといえば、武装集団の正体が次々に明かされていくのも一つの醍醐味。それぞれのキャラクターを誰が演じているのかを予想しながら、リアルタイムで楽しみたい。
構成・文=苫とり子
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