パク・ホサン“ソク”、過去の出来事によって心を閉ざした青年に優しく寄り添う＜コーヒーを飲みましょうか？＞

2025.06.27 12:00

オン・ソンウ主演、パク・ホサン共演の心温まるヒューマンドラマ「コーヒーを飲みましょうか？」(全12話)が動画配信サービス・Huluにて配信中。本記事では、元バンドマンの青年が「2デコーヒー」と出会う様子が描かれる第11話のあらすじや見どころを紹介していく。

韓国ドラマ「コーヒーを飲みましょうか？」とは

本作は「食客」や「タチャイカサマ師」などで知られる、韓国の人気漫画家ホ・ヨンマンが、デビュー40周年を記念して制作したコミックが原作となっている。公務員試験に失敗し人生に悩む青年、カン・コビ(オン・ソンウ)が偶然立ち寄ったカフェ。そこで飲んだコーヒーに感銘を受け、“コーヒーに人生を賭けたい”と店長のパク・ソク(パク・ホサン)に弟子入りし、バリスタとして成長していく姿が描かれる。

純粋な意志と情熱だけを持ってコーヒーの世界に飛び込む新人バリスタ・コビを、「PRODUCE 101」をきっかけにデビューを果たしたボーイズグループ・Wanna Oneの元メンバーで、現在はソロアーティストや俳優として活躍するオン・ソンウが担当。

また彼の成長を見守る店長のパク・ソクを、「ペントハウス」シリーズやドラマ「刑務所のルールブック」などに出演するベテラン俳優のパク・ホサンが、ソクの恋人であるキム・ジュヒを、ドラマ「7人の脱出」や映画「探偵なふたり」などに出演するソ・ヨンヒが演じている。

“コーヒー”を通して成長を遂げる若者の姿と、その周囲との人間関係、そして物語を通してゆったりとした雰囲気を楽しめる内容に仕上がっている。

“口に合わない”と言いながらも「2でコーヒー」の常連客に…第11話あらすじ

コビ(オン・ソンウ)が「2デコーヒー」を去り、店に“長期休暇”の張り紙をして出かけていたソク(パク・ホサン)。出先で出会った青年を何気なく「2デコーヒー」に誘いコーヒーを振舞うも、感想を聞かれた青年は「タダのわりには悪くない」と曖昧な返答をし、そのまま去っていった。

その後も青年は“コーヒーが口に合わない”と言いつつも何度か「2デコーヒー」を訪れる。そんな彼に対し、ソクは“味が気に入った時に代金を受け取る”と告げて支払いを拒否した。

青年の正体は、かつてブラックメタルバンドのボーカル兼ギターのアーティスト・ジョンギル。彼について調べたジュヒ(ソ・ヨンヒ)は、バンドのドラマーが交通事故で亡くなったこと、その過去を引きずり現在は活動をしていないことをソクに伝えた。ジュヒから話を聞いたソクは、その後ジョンギルに連絡を取る。

そしてジョンギルはソクの依頼で、これまでタダでコーヒーを飲んだ代わりに、「2デコーヒー」の客の息子にギターを教えることになるが――。

心を閉ざした青年がソクやジュヒによって変わっていく

第11話では、過去の出来事から心を閉ざし、ひねくれてしまった青年・ジョンギルとソクが向き合う様子が描かれる。

「コーヒーなんて全部同じだ」と言い張るジョンギルに対し、“同じコーヒーなどない”と力説するソク。しかし、ひねくれ者のジョンギルの心にはなかなか届かず、珍しくソクが感情をあらわにするシーンも。これまで個性的な客は何人も来店してきたが、その中でもジョンギルは特に“癖の強い客”としてソクも手を焼いている印象だった。

その後、ジュヒが“あるアドバイス”をしたことで、ジョンギルの気持ちはようやく変化していく。彼の内に眠る優しさや温かさが表現された“歌唱シーン”は、第11話の大きな見どころとなっている。

なお最終話となる第12話では、「2デコーヒー」の閉店を目前としたソクと、大規模カフェで働くコビが久々の再会を果たす。すれ違ったままの2人の行く末に注目だ。