「まって、ムリ!Fes」イベントレポート

イコラブ・野口衣織、えびちゅう・真山りからが“オタク女子”の本領発揮「まって、ムリ!Fes」で見せたハイテンションな素顔

2025.06.27 10:30
「まって、ムリ!Fes」イベントレポート

BSフジ「夜な夜なプロジェクト」内の“二次元プロジェクト”から生まれた「まって、ムリ!Fes」の第2回公開収録が、6月22日に東京・浜離宮朝日ホールで昼・夜の2公演おこなわれた。「まって、ムリ!Fes」は、お笑いコンビ・マヂカルラブリーがMCを務める情報バラエティ番組「夜な夜なプロジェクト」から生まれたイベント。

アイドルとオタク両方が好きな人にお届けしたいイベント

MCを務めるのはニッポン放送の吉田尚記アナウンサー。「私は編集長として、公私混同をモットーに番組を作っております」と力強く断言し、そして「公私混同しかできないタイプのアイドルがここにいました!公私混同している時が一番イキイキしてる」と言って、=LOVEの野口衣織を紹介。「あたす?」とすっとぼけるような返事で会場を沸かせた野口は「うれしい!褒め言葉?」と喜ぶが、吉田は「褒めても貶してもいないです」と華麗にかわす。

さらに吉田は「この番組で珍妙な企画があるたびに全部ナレーションをつけてくれてるのが…」とi☆Risの久保田未夢を紹介し、「いつもモニターで“変なことしてらぁ”って思いながらナレーションさせていただいてます」とニッコリと笑顔を見せた。

吉田は本フェスのテーマについて「アイドルとオタク両方が好きな人にお届けしたいイベント」と伝え、「オタクには男子も女子もいますけど、女子のオタクしか口にしない言葉があって、それが『まって、ムリ!』なんです」とイベントタイトルの由来を明かした。つまり同イベントは「女性のアイドルの中で、本物のオタクだけを呼んで、そのアイドルの人たちの気持ちが高まって『まって、ムリ!』ってなってるのをみんなで鑑賞する」のが目的だという。

初参加の佐々木琴子も“夏の山”をイメージしたワンピ姿で登場

公開収録ということでゲストも登場。私立恵比寿中学の真山りか、22/7の天城サリー、第2回(夜公演)のゲストとして元乃木坂46の声優・佐々木琴子も登場した。夜公演は“山”をテーマにしており、ゲストも含めて登壇者たちは麦わら帽子をかぶった夏らしい装い。

真山は前回のフェスにも出演していたが、佐々木は今回が初。真山は佐々木と朗読劇で共演したことがあるものの「オタクの一面を一切見せてないと思ってるんです」と言って、佐々木にオタクの一面を見られるのが恥ずかしいと話す。しかし佐々木は「今回出るにあたって、前回の映像を見させていただきました」とすでにその一面を知っていると暴露するのだった。

天城は昼公演に続いての出演。「第1回では真山さんと心の距離が出来ちゃって」と何やら解釈違いがあったことを明かし、「夜の部では仲良くなって帰りたいと思います」と関係修復を誓う。

オープニングの出演者紹介から大盛り上がりとなったが、いよいよ本編へ。最初の企画は「オタク女子あるある」。“オタクの女性だけが見せる行動のあるある”を発表する企画で、海外でのリサーチをおこなっている“俺たちの”マイケル・トムがアメリカからリモートで参加。トムは佐々木のファンらしく、乃木坂46時代に最後に参加した楽曲「アナスターシア」が好きだと告げて佐々木を喜ばせた。

壇上の久保田が「推しのことを赤ちゃんのように愛でる」という“あるある”を提示すると、女性陣は痛く共感したようす。賛同の空気が広がる中で佐々木だけは「やったことはないです」と否定的だが、「バナナフィッシュ」のアッシュ・リンクスが好きで愛猫に“アッシュ”と名づけていることを明かされることを指摘される。この行動が他の人たちと同じ心理ということに気づくと、「一番やってたかもしれません。理解しました(笑)」とニッコリ。

そんな佐々木は“あるある”として「純粋そうな子ほど腐女子」という回答で、女性陣から共感を得ていた。真山は「テレビのバラエティ番組、店内放送など、アニメ以外で声優起用があると声だけで『この人』ってわかりがち」という回答で、これもまた周囲と観客が大共感。野口は「考察しがちで、創作と公式の差が曖昧になる」というさらにマニアックな“あるある”を発表するなど、普段のアイドル活動では見られない一面を見せた。

天城も「推しとクセを一緒にする」「推しの誕生日をパスワードに設定する」といったコアな“あるある”を明かし、レベルの高さを知らしめた。

“アニメを見て昂るアイドル”を鑑賞するシュールなコーナーも

続いてのコーナーは「リアクション鑑賞会」。ネットの動画で、海外の人が何らかのコンテンツを見ている自分を配信する“リアクション動画”が流行っている。それを実際にやってみるというもの。つまり「アイドルがアニメを見て高まっているところを、みんなが見て鑑賞する」というコーナーだ。

それぞれが事前に鑑賞したい作品を挙げていたが、そこはやはりそれぞれの好みが色濃く出ている。作品名が挙がるたびに「わー!」と盛り上がったのだが、久保田が「私、『Free!』見たことないんです」と告白したところ「えぇー!」と驚きの声が。吉田が「日本人なのにお米を食べたことがないみたいな」と例え、野口が「(久保田さんは)何を食べてきたの!?」と詰め寄った。

「見るタイミングがなかった」という久保田は「こういうタイミングでみんなで見始めるのもいいんじゃないかなって」と言い、鑑賞会の作品は「Free!」に決定。作品の著作権の問題があるため、女子5人がイヤホンを装着して「Free!」を見ているリアクションを楽しむというシュールな光景が繰り広げられる。

5人中4人は見たことがあるわけだが、一緒に見ると違った楽しさが感じられるらしい。久保田だけでなく全員が大きなリアクションで鑑賞し、映像作品の特典でよくある“オーディオコメンタリー”さながらの楽しい時間となった。叫んだり息を飲むなどして息が上がる興奮のなか、冷静なのが佐々木。吉田に「猛獣に囲まれた気分はどうでしたか?」と聞かれ、「最後、めっちゃ肩叩かれました(笑)」と答えた。

盛り上がったところで次のコーナー「非実在妄想セリフ」へ。観客から壇上のメンバーに言ってほしいセリフをリクエストして、それを実践するというもの。セリフを“言う”のは佐々木、“言われる”のは野口で、「列車で隣に座っている」というシチュエーションまでセットされている。

野口は「私、中学生」とさらにキャラ設定まで加え、佐々木が“お姉さん的な存在になってからかい気味に”と詳細な注文が入った。「3、2、1」の掛け声と共にシーンが始まると、佐々木が野口の耳元で「ねぇ今、ドキッとしたでしょ?」とささやく。さすがの演技力からくる色気に、野口は「したー!!!!」とテンションMAX。会場からは割れんばかりの拍手が鳴り響き、ダイレクトに食らった野口は「すごい!このボイス、売ってないですか?」と興奮おさまらぬようすでオタク全開の質問を飛ばしていた。

主人公は“虫”?それとも“英語教師”?即興劇は予想外の結末に…

次のコーナーは「即興妄想劇」。6つのボックスの中に「いつ」「どこで」「誰が」「誰と」「何をした」が書かれた紙が入っていて、それに合わせてアドリブで寸劇をするというものだ。

メンバーが順番に引いていくと「深夜3時に」「体育館の裏で」「虫が」「英語教師と」「愛を叫ぶ」というシュールなお題が完成した。「“虫”は何かが転生したもの」とか合宿してるから「深夜3時」に「体育館の裏」でも違和感がない、など細かな設定をみんなで話し合って決めていく。

虫を野口が、英語教師は英語ネイティブな天城が、普通に人間として生きてきたけど虫に転生してしまった人物(の意識)を久保田が演じることに。ちなみに他にも「守衛」と「英語教師のことを現世で慕っている人物」という配役も登場する。

大まかな設定だけ決めてアドリブで進めていくうちに、展開は演じている当人たちにも予想できない方向へ進んでいく。恋愛やサスペンスなどいろいろな要素が織り交ぜられた即興劇は、メンバーの妄想力ならではのカオスな楽しさが全開だった。

どのコーナーも実に濃い内容で、気づいたら80分が経過。エンディングの時間が近づいてきた。最後は「アニソンDJ」コーナー。高まった気持ちを解放してもらうために、出演者が楽曲をセレクトし、それを流して観客も一緒に楽しむという企画になる。

久保田のリクエスト曲「夏色えがおで1,2,Jump!」からスタートし、野口のリクエスト「ふ・れ・ん・ど・し・た・い」や佐々木のリクエストで「レディバグ」、他にも「UNDEAD」(YOASOBI)といったさまざまなタイプのアニソンが次々に流れていく。

最後はみんなが黒のイベントTシャツを着て再登場。このTシャツには「まって、ムリ!〇〇〇〇が尊い…。」と書かれていて、〇〇部分が白抜きになっている。そこに“推し”など、好きな文字が書き込めるようになっているわけだ。

昼の公演で「この部分に養生テープを貼れば何度でも使える」というライフハックが飛び出たことで、昼の公演を見た人たちが近くのコンビニで養生テープを買い求めて売り切れたという報告もあった。

冒頭で吉田アナが「アイドルとオタク両方が好きな人にお届けしたいイベント」と言っていたとおり、その両方を堪能できた同イベント。ゲストの佐々木も「次回もあればぜひ」とゲスト出演を希望していたので、期待しかない。

今回の「まって、ムリ!Fes 〜二次通 from 夜な夜なプロジェクト」公開収録の模様は、7月1日までアーカイブ配信で視聴可能。出演者のハイテンションでオタク全開な一面が見たい人は、独特な祭りの雰囲気を味わってみるといいだろう。

関連リンク

関連記事

  1. 新垣結衣が語りに!“伝説の家政婦”タサン志麻さん夫婦に密着「たくさんの人の心にスッとしみこむはず…」<ふたりのディスタンス>
    新垣結衣が語りに!“伝説の家政婦”タサン志麻さん夫婦に密着「たくさんの人の心にスッとしみこむはず…」<ふたりのディスタンス>
    WEBザテレビジョン
  2. 東京03の超絶サクセスストーリー 全国ツアーだけで「1年食えるくらいはもらえる」
    東京03の超絶サクセスストーリー 全国ツアーだけで「1年食えるくらいはもらえる」
    WEBザテレビジョン
  3. <BLACKPINK>「あつまれ どうぶつの森」内に“BLACKPINK島”がオープン!MVのセットやステージを再現
    <BLACKPINK>「あつまれ どうぶつの森」内に“BLACKPINK島”がオープン!MVのセットやステージを再現
    WEBザテレビジョン
  4. 松井玲奈、大粒の涙…新型コロナ感染中の思い吐露「人生の中では一番苦しいぐらいの数日間」
    松井玲奈、大粒の涙…新型コロナ感染中の思い吐露「人生の中では一番苦しいぐらいの数日間」
    WEBザテレビジョン
  5. ジャニーズWEST中間淳太 “探偵”イメージの細身スーツで「小説現代」表紙に!推しミステリから自身の創作活動まで明かす
    ジャニーズWEST中間淳太 “探偵”イメージの細身スーツで「小説現代」表紙に!推しミステリから自身の創作活動まで明かす
    WEBザテレビジョン
  6. 瀬戸朝香、“なかなか良い感じ”7歳長女によるメイクSHOTに反響「優しくて自然な感じすごくいい」「娘さんお上手!」
    瀬戸朝香、“なかなか良い感じ”7歳長女によるメイクSHOTに反響「優しくて自然な感じすごくいい」「娘さんお上手!」
    WEBザテレビジョン

「ニュース」カテゴリーの最新記事

  1. 「今日好き」2児の母・重川茉弥、ミニ丈ワンピから美脚スラリ「理想のスタイル」の声
    「今日好き」2児の母・重川茉弥、ミニ丈ワンピから美脚スラリ「理想のスタイル」の声
    モデルプレス
  2. 「私は日本人として看過できない」古舘伊知郎、トランプ大統領の原爆発言に猛反発!
    「私は日本人として看過できない」古舘伊知郎、トランプ大統領の原爆発言に猛反発!
    ENTAME next
  3. 篠崎こころ、セクシーなバニーコスプレでファン魅了!!
    篠崎こころ、セクシーなバニーコスプレでファン魅了!!
    WWS channel
  4. 「国分は奈落の底にいる」「TOKIO愛は5人とも違った形で持っている」「DASH村に行った時には彼はほのぼの」松岡昌宏がTOKIO解散の心境語る 約20分の取材後には大きな拍手も
    「国分は奈落の底にいる」「TOKIO愛は5人とも違った形で持っている」「DASH村に行った時には彼はほのぼの」松岡昌宏がTOKIO解散の心境語る 約20分の取材後には大きな拍手も
    ABEMA TIMES
  5. 中村倫也、うるっときた瞬間明かす「あんまりくることないんですけど」
    中村倫也、うるっときた瞬間明かす「あんまりくることないんですけど」
    モデルプレス
  6. 生田斗真、イベント現場のフジカメラに「我が弟」生田竜聖アナにアピール【バサラオ】
    生田斗真、イベント現場のフジカメラに「我が弟」生田竜聖アナにアピール【バサラオ】
    モデルプレス
  7. 桃里れあ、美ボディあらわなスポーティ衣装でファン悩殺
    桃里れあ、美ボディあらわなスポーティ衣装でファン悩殺
    WWS channel
  8. 横野すみれ、美肌あらわな見返りSHOTを投稿!!
    横野すみれ、美肌あらわな見返りSHOTを投稿!!
    WWS channel
  9. オールスター出場全選手が私服姿で登場しトークショーを実施!『マイナビオールスターゲーム 2025 スペシャルステージ supported by 勘定奉行クラウド』7/24(木)に開催!
    オールスター出場全選手が私服姿で登場しトークショーを実施!『マイナビオールスターゲーム 2025 スペシャルステージ supported by 勘定奉行クラウド』7/24(木)に開催!
    WWS channel

あなたにおすすめの記事