佐久間さんと日村さんなら、どんな「推し」も否定しないだろうなあ「サクサクヒムヒム☆推しの降る夜☆」／いつもテレビをみています#37

2025.06.26 18:00

テレビ大好きイラストレーター・渡辺裕子さんが、お気に入りの番組をかわいいイラストで紹介する連載「いつもテレビをみています」。第37回は「サクサクヒムヒム☆推しの降る夜☆」(日テレ系)をチョイス。

佐久間さんと日村さんなら、どんな「推し」も否定しないだろうなあ

「推し活」という言葉がすっかり一般的になった今日この頃。アイドルや俳優などだけではなく、いろいろなものに対して「推し」が使われるようになってきました。

けれど、誰かに「私はこれを推してます」って話をするのが、ちょっとためらわれる時ってありませんか？マイナーすぎて「え、何それ、知らない」って言われちゃうかもしれない。逆に有名すぎて、みんなと同じ流行りに乗ってるって思われるのもなんだかイヤ。自分の「推し」が大事だからこそ、簡単に話題には出せない。でも誰かと、どんなに「推し」が好きかを語りたい。

そんな複雑な「推しごころ」を打ち明けるのに最適ではないかと思うのが「サクサクヒムヒム」に出演しているSnowManの佐久間大介さん＝サクサクとバナナマンの日村勇紀さん＝ヒムヒム。番組ゲストが持ち込むさまざまな「推し」に、「えー？」と驚きながらもすぐに「いいね！」「わあ、めっちゃ欲しい！」とキラキラした目で見ている姿に、ほっとします。このふたりなら、どんな「推し」も否定しないだろうなあという、安心感がありますよね。目線が優しいし、「初めて知った！」と喜ぶ笑顔がいい。

私もあんなふうに、推しについて語りあう人がほしい

それにしても毎回出てくる「推し」のバラエティの豊かさに驚かされます。シルバニアファミリー、ベアブリックのような「もの」から、韓国コンビニなどの「場所」、そして平成女児カルチャーといった「文化」まで、「推し」は本当にさまざま。そしてその「推し」について熱くプレゼンする、ゲストの「おしつじさん」かわいいですよね。「おしつじさん」のパワーに押されながらも話を聞くサクサクとヒムヒム、とても楽しそう。私もあんなふうに、推しについて語りあう人がほしい。そして誰かが「実は私の推しは」と打ち明けてくれたら、サクサクとヒムヒムみたいに、笑顔で耳を傾けたいです。

■イラスト・文／渡辺裕子