蔦重(横浜流星)の発言に吉原の親父たちも仰天!?

橋本愛“てい”の思いを知った横浜流星“蔦重”の提案に視聴者「そうきたか」と驚き<べらぼう>

2025.06.24 12:19
蔦重(横浜流星)の発言に吉原の親父たちも仰天!?

横浜流星が主演を務める大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」(毎週日曜夜8:00-8:45ほか、NHK総合ほか)の第24回「げにつれなきは日本橋」が、6月22日に放送された。本を全国へと届けるため日本橋への進出を決めた蔦重(横浜)。売りに出されている日本橋の本屋・丸屋を買い取るべく動くことに。ラストでは失敗もありつつ、驚きの提案をした。(以下、ネタバレを含みます)

数々の浮世絵師らを世に送り出した“江戸のメディア王”の波乱の生涯を描く

森下佳子が脚本を務める本作は、18世紀半ば、町民文化が花開き大都市へと発展した江戸を舞台に、“江戸のメディア王”にまで成り上がった“蔦重”こと蔦屋重三郎の波乱万丈の生涯を描く痛快エンターテイメントドラマ。

蔦重はその人生の中で喜多川歌麿、葛飾北斎、山東京伝、滝沢馬琴を見い出し、また日本史上最大の謎の一つといわれる“東洲斎写楽”を世に送り出すことになる。

幕府“新時代”を目指す権力者・田沼意次役で渡辺謙、美人画が大評判となる喜多川歌麿役で染谷将太らが出演。語りを綾瀬はるかが務める。

蔦重の日本橋出店に吉原の親父たちが策を練る

蔦重の店の日本橋進出のため動く吉原の親父たち。吉原の者は市中に家屋敷を買うことはできない。そこで、扇屋(山路和弘)の客である亀屋のツケを帳消しにする代わりに、売りに出されている日本橋の本屋・丸屋を亀屋名義で買い取り、蔦重が亀屋から店を借りるという計画を立てた。「まずは買っちまうことが大事」と親父たちは言うが、蔦重はどこか不安を覚えていた。

その不安が的中したというべきか、買い取りの証文を交わす段階で、亀屋の後ろに吉原がいることを悟られ、交渉が決裂。丸屋の女将・てい(橋本愛)に協力する鶴屋(風間俊介)は、丸屋のある通油町の人々に「一番の策は、すぐに買い主を見つけてしまうことでしょう。どなたか買いたいという方をご存じであれば、私のほうまでお教えください」と呼びかけた。

ていの本への思いを知る蔦重

親父たちが次の策を練る中、蔦重は絵師の北尾重政(橋本淳)から、ていが寺の和尚から漢籍(※漢文で書かれた書物)の手ほどきを受けていることを聞く。蔦重が寺に行ってみると、ちょうどていが訪れていた。

店で売っていた本を子供たちのためにと渡すてい。「くず屋に出せば、本は本ではなく、ただの紙屑となり果てます」「手習いの子らの手に渡れば、本としての務めを立派に果たすことができます。子らに文字や知恵を与え、その一生が豊かで喜びに満ちたものとなれば本も本望。本屋も本懐というものにございます」。

そんな言葉を聞き、蔦重は亡き源内(安田顕)が名付けてくれた自身の店「耕書堂」の、「書をもって世を耕し、この日の本をもっともっと豊かにする」という理念に通じると感じるのだった。

蔦重の提案に「そうきたか」と驚き広まる

その翌日、蔦重は吉原の親父たちと共に丸屋へ向かった。親父たちは、丸屋が他に買い取られるのを防ぐため、丸屋の借金の証文を買い集めたのだ。

ちょうどそのとき、丸屋では鶴屋らが立ち合い、大坂の書物問屋・柏原屋(川畑泰史)が買い取る話が進められていた。扇屋が買い集めた証文を差し出すと、鶴屋も証文を取り出した。それは丸屋が通油町の仲間内から借金をしていたものだった。蔦重の養父である駿河屋(高橋克実)は「上品な手ではない」と言っていたが、まさしくそれを鶴屋が指摘した。

両者の間に冷たい空気が流れる中、蔦重が「けど、うちは丸屋さんの暖簾は残しますよ」と口を開いた。丸屋と蔦屋を一つの店として、一緒に本屋を続けないかというのだ。蔦重は、寺での様子から、ていが本屋への思いを強く残していると思ったのだ。

その話を拒むてい。すると、「じゃあ…俺と一緒になるってなぁ、どうです?」と蔦重。さすがの親父たちも驚いていた。ていは、少し声を震わせながら「どんなに落ちぶれようと、吉原者と一緒になるなどありえません!」と告げて席を立った。

吉原に戻った蔦重に、りつ(安達祐実)が言う。ていの前の亭主は、金目当てで“行き遅れ”だったていに言い寄ったのだが、「あんたは、そのろくでもねえ男と同じに見えたんじゃないのかい。女将さんからすりゃ、また男が、自分の独り身に付け込んできたとしか思えなかったんじゃないかい?」と。ハッとした蔦重は、「俺、べらぼうもべらぼうじゃねえですか」と頭を抱えた。

今回ばかりは蔦重の思いつきは、悪手になってしまったかもしれない…と思いきや、ていが店の暖簾をしまいながら振り返ったのは、蔦重の「一緒に本屋やりませんか? 本当は店、続けてえんじゃねえですか?」という言葉。やはり、蔦重は他の誰もくみ取ってくれない深いところを突いていたのだ。

視聴者からも蔦重の「一緒になる」という提案に、「そうきたか」「ウルトラC級」と驚きの声が続々と上がった。ラストでは蔦重が柏原屋に思いがけない話を受けたが、どのように丸屋の話が進んでいくのかワクワクする。

◆文=ザテレビジョンドラマ部

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