早見沙織がリリ・ウィリアムズ役続投決定、「アイアンハート」日本語版出演声優続々発表…吹き替え版予告映像も解禁

2025.06.23 17:00

マーベル最新ドラマシリーズ「アイアンハート」が、6月25日(水)よりディズニープラスにて独占配信される。公開に先立ち、日本語吹き替え版の出演声優が発表。リリ・ウィリアムズ役に早見沙織が続投するほか、木村良平、野島裕史、金子睦の出演が決定した。

「アイアンマン」の後継者が主人公…若き天才発明家がヒーローを目指す

同作はMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の原点である「アイアンマン」(2008年)と深いつながりを持つ作品。原作コミックスではアイアンマンの後継者とも目される、若き天才発明家・リリを主人公とし、リリが「ただの天才発明家」から、アイアンマンを超えるヒーローに成長していく過程を描く。

同作の制作に際して、リリを演じるドミニク・ソーンには、長年アイアンマンことトニー・スタークを演じてきたロバート・ダウニーJr.から “お墨付き”が与えられ、若き新ヒーローの活躍に注目が集まっている。

「ワカンダ・フォーエバー」以来のカムバック…日本語吹き替え版声優が解禁

そんなリリの日本語吹き替え声優は、「ブラックパンサー／ワカンダ・フォーエバー」から引き続き、早見が務める。

早見は「ブラックパンサーの収録は、自分にとって濃密でパワフルで記憶に強く残るアフレコだったので、再びリリとして吹き替えを担当できることがとても嬉しいです。今回はリリの物語なので、どんな空気感になるのか楽しみであるとともにドキドキしていました」と強い喜びを見せる。

「リリは幼いころから発明家の才能を開花させている天才少女。その豊かな思考はもちろんですが、個人的には、本人のノリの良さ、時折見せる強い意志がとても魅力的に感じます。喜怒哀楽の表現がわかりやすく素直なのも素敵です」と、リリへの印象を語った。

また、リリに試練を課す怪しげな男・パーカー・ロビンス／フッド役に木村、“技術倫理コンサル”を名乗る謎だらけの男・ジョー・マクギリカディ役に野島、“とある秘密”を持つリリの相棒AI“N.A.T.A.L.I.E.(ナタリー)”役に金子の配役が決定。

リリの才能に目をつけ、“面接”と称した試練を課し、怪しげな組織へと勧誘するパーカー。両手に二丁拳銃を構え、魔法らしきものを駆使するパーカーは、リリと手を組むのか、敵対するのかも隠された、謎に包まれた人物。

そんなパーカー役に決定した木村は「人気と壮大さで有名なこの世界の一部になれてうれしいです」とMCU初参戦に喜びを見せた。また、リリの魅力について「その頭脳はもちろんですが、頑固さと我の強さはかなり魅力的だと思います。揺らぐことはありますが、簡単に流されたりしないし、必要なら自分で流れを変えてみせます」と語った。

リリとの敵対関係すら謎に包まれているのは、もう一人の男も同じだ。“技術倫理コンサル”を名乗り、リリのスーツの強化素材をなぜか所持しているジョー。柔和な雰囲気でリリに近づくジョーを演じる野島は、声優界でも指折りのマーベル好きとして知られ、トニー・スタークの父・ハワード・スタークを演じて以来の出演となる。

野島は「久々にMCU本格参加はとても嬉しいです。アイアンマンからのアイアンハート。僕はこの作品、この作風にとても縁を感じています。そして今回のジョーという役も人間味があり、さらに自分との共通点も感じられとても気に入っています」と話した。

トニーの相棒であるJ.A.R.V.I.S.を思わせる、リリの相棒AI・N.A.T.A.L.I.E.。友人のようにリリと接するがそこに“秘密”を抱えたN.A.T.A.L.I.E.を演じる金子は、「エターナルズ」(2021年)でもMCU作品に参加している。

金子は「自分がまたMCUの作品に参加できるとは思ってもいなかったので、すごく嬉しかったです！ナタリー役に決まったというマネージャーからのメールを電車の中で見たのですが、気づいたらガッツポーズしていました(笑)」とMCUおよび役への情熱を語った。

また、これら声優陣による吹き替えが収録された、日本語版予告映像も公開された。