宮内ひとみ、イ・ジェフン主演の韓国ドラマで流ちょうな韓国語を披露「お上手！」「さすがトリリンガル」の声も＜交渉の技術＞

2025.06.21 17:00

イ・ジェフンが主演を務める韓国ドラマ「交渉の技術」の第9、10話が6月7日にLeminoで配信され、ユン・ジュノ(ジェフン)らM＆Aチームが日本・静岡を訪れて交渉に臨むエピソードが描かれた。ドラマのメインキャストに加え、日本側の交渉相手役で青木崇高や宮内ひとみらが登場。ジュノたちの通訳を務める女性社員ヒロセ役で流ちょうな韓国語を披露した宮内に、視聴者から驚きの声が上がった。(以下、ネタバレがあります)

Eコマース進出のための買収交渉に成功

「交渉の技術」は、大手企業のM＆A専門家である“伝説の交渉人”ジュノとそのチームによる究極の頭脳戦を描く企業ドラマ。2025年3月、4月に韓国JTBCで放送された際には、回を重ねるごとに視聴率をじわじわと上げた話題作だ。

経営危機に陥った大手企業サンイングループ再建のため、11兆ウォンという莫大な資金の調達を託されたジュノ。4話までで会社の主軸・建設事業を市場価値よりも高い8兆5億ウォンで売却。残り2兆5千億ウォンの調達に向け、5話から8話ではEコマース進出のためのゲーム会社買収を成功させた。

ジュノらが初の海外出張で日本へ

続く9、10話では、グループの不安材料である自転車メーカー・ウインドの経営を立て直して株価上昇を図るため、初の海外出張へ。日本のメーカー・シミズとの間で部品の仕入れ額交渉をする様子が描かれている。

ジュノたちには、株価を4週間以内に立て直さなければならないというデッドラインがある。だが交渉ごとでは、どうしてもデッドラインが近いほうの立場が弱くなってしまう。そのためデッドラインをシミズ側に知られないように交渉を進めるジュノたちだが、チームの“末っ子”チェ・ジンス(チャ・ガンユン)が、悪気なく帰りの飛行機の時間をシミズ側に明かしてしまい、ジュノたちは作戦の変更を迫られる。

宮内ひとみ、流ちょうな韓国語を披露！

今回の日本出張エピソードには、シミズ側の若手社員ヒロセハルカ役で宮内、シミズに部品を納品する工場の工場長ナイトウ役で青木が、他にも管理職役で三浦誠己や池田良といった日本人俳優が出演している。

中でも注目を集めたのはヒロセ役の宮内。桜庭ななみの芸名で大河ドラマ「西郷どん」(2018年、NHK総合ほか)や連続テレビ小説「スカーレット」(2019-2020年、NHK総合ほか)にも出演した実力派で、前事務所を退所後には本名の宮内ひとみ名義で活動している。

10話で初対面のジュノに「韓国語がお上手ですね」と声を掛けられ、「いえ、まだ勉強中です」とはにかんだ笑顔を見せたヒロセ。韓国からやってきたジュノらサンイングループのM＆Aチームをアテンドする若手社員として、韓国語を操りながら修善寺を観光案内したり、交渉の場で通訳するシーンも登場した。

韓国のファンからも「もっと出てほしい」の声

3月には韓国での放送に合わせ、自身のInstagramでイ・ジェフンとの2ショット写真とともに「撮影期間中はアン・パンソク監督、主演のイ・ジェフンさんをはじめキャスト、スタッフの皆さんから沢山の刺激を受け、お芝居の考え方を広げてくれた現場でした。素敵な時間を過ごすことができ、とても幸せでした」と出演の喜びを投稿していた宮内。

もともと韓国ドラマが好きで韓国語を学び始めたという宮内は、2022年には韓国のホラー映画「深夜怪談：真夜中に一人で」で主演を務めたほか、同年に韓国で授賞式が開催された「第17回Asia Model Festival」では「アジアスター賞海外部門」を受賞するなど、日本のみならずアジア圏でも活躍。韓国語や中国語は通訳なしでも日常会話ができるレベルで、トリリンガルとして知られている。

そんな彼女の演技に、SNSでは日本の視聴者から「えっ！桜庭ななみちゃん！韓国語すごい」「韓国語がお上手！」「さすがトリリンガル」と驚嘆の声が上がったほか、Instagramの投稿には韓国語で「とてもすてきでした」「印象的な演技でした。韓国のドラマにももっと出てほしい」「韓国語も演技もお上手でした！」「前からファンです！韓国での活動の知らせ、とてもうれしいです！」といった応援メッセージが並ぶなど、韓国の視聴者にも強い印象を残した。

続く11、12話でもデッドラインが迫る中でシミズとのギリギリの交渉に臨むジュノたちM＆Aチームの奮闘が引き続き描かれる。宮内演じるヒロセの活躍も引き続き見られそうだ。

「交渉の技術」(全24話)は、毎週土日に2話ずつLeminoで独占配信中。

◆文=ザテレビジョンドラマ部