小林至氏、佐々木朗希がソフトバンク入団を“拒否した理由”明かす「是正しないと…」

2025.06.20 11:45

提供：Sirabee

佐々木朗希のドラフト時を振り返った小林至氏。そのときからMLBを目指した佐々木の行動とは？

佐々木朗希

元千葉ロッテマリーンズ選手で元福岡ソフトバンクホークス取締役の小林至氏が、元読売ジャイアンツのデーブ大久保（大久保博元）氏のYouTubeチャンネル『デーブ大久保チャンネル』に出演。

佐々木朗希が大船渡高校から千葉ロッテマリーンズに入団する際のエピソードや、ポスティングシステムについて持論を展開した。

ポスティングシステムの問題点を語る

小林氏と大久保氏がポスティングシステムについてトークをした今回の動画。

前半では元日本ハムの上沢直之が、MLB移籍後1年で福岡ソフトバンクホークスに入団した事案について、小林氏が経営サイドからの目線で持論を展開する。

そして「ポスティングでもっと考えなければいけないと思っているのは、ポスティングをOKの球団とダメな球団があること」と指摘した。

ホークスは絶対拒否だった

さらに「OKの球団は、たとえば佐々木朗希をあんなに早く出しているわけでしょ。あれは事前に約束があったと推測していますけども」と小林氏は語る。

大久保氏が「約束がなければ、出さないでしょ。約束をしなければ、佐々木朗希が入団を断るということでしょ？」と質問すると、「そうです。佐々木朗希は、ポスティングを認めないホークスには絶対に入団しないと話していたらしいですよ。指名されても絶対にいかないと、伝え聞きました」と告白。

続けて「佐々木がドジャースに入団した結果から考えると、たぶんそうだったんだと思いますね」とコメントした。

現行のルールは「是正が必要」

ポスティングシステムのルールについて小林氏は「ホークスは絶対認めないじゃないですか。巨人もほとんど認めないという一方で、すごく早く認める球団もある。そこの統一が必要」と提言。

また、ドラフトで事実上逆指名ができなくなっているにもかかわらず、ポスティングシステムを認めるまでの期間が球団によって異なっていることに言及し、「球団の裁量で大きく違うのも、是正しないといけないのでは」と指摘していた。

ポスティング利用を認めないソフトバンク

ソフトバンクはポスティングシステムを認めていない。現在ニューヨーク・メッツでプレーする千賀滉大は球団と交渉したものの、却下された。

また、読売ジャイアンツもほとんど認めておらず、上原浩治氏が在籍時代に球団と交渉したが認められず、海外FA権取得までチームに残った。

現在アマチュアの選手たちにもメジャー志向を持つ選手が増えつつあるだけに、佐々木のように「ポスティングを認めないチームには行きたくない」という選手がでてくる可能性がある。

小林氏がポスティングシステムの裏側を語る

https://www.youtube.com/watch?v=Mk0UWkqK2Jg

（文／Sirabee 編集部・佐藤俊治）

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