

なえなの、芝居への苦手意識が変わった瞬間「自分が出ているシーンを見るのも嫌だった」
Z世代を中心に、支持を集めてきたタレントのなえなの。6月6日公開の映画『見える子ちゃん』で映画初出演を果たした。静岡での学生時代に始めたSNSがきっかけでブレイクした彼女に、演技への抱負や学生時代の思い出を聞いた。(前後編の前編)
『見える子ちゃん』は同タイトルのWEBマンガが原作の学園ホラーコメディ。霊が見えるようになってしまった女子高生・四谷みこ(原菜乃華)は、霊たちに悟られれば何が起こるかわからないという恐怖から、霊を無視して友達や家族と日常を過ごそうとする。ところが、霊を惹きつける体質の親友ハナ(久間田琳加)には異変が起き、霊感を持つ二暮堂ユリア(なえなの)にも霊が見えることをさとられてしまう。みこたちの危機を察したユリアは、除霊を試みようとする。
――二暮堂ユリアには、どんなイメージを持って臨みましたか。
なえなの 二面性があるところがかわいいな、と思いました。クラスメイトにはツンデレでプライドが高くて、第一印象はめんどくさそうな子です(笑)。でも霊に対しては真っ直ぐで、本気で成仏させてあげようとします。霊と人で気持ちのぶつけ方が全然違う子なので、霊と戦う時とそうでない時のギャップを頑張って見せました。
――ユリアはちょっと風変りな女の子で“便所飯”の場面もありますね。
なえなの 素の私なら絶対やらないので、恥ずかしかったです!(笑)最初は原作やアニメも見て、原作ファンを裏切らない役作りを考えていたんですが、監督の中村義洋さんが『そのままのあなたでいいんだよ』と言ってくれて、緊張をほぐしてくれました。
――ということは、ナチュラルに芝居ができたのでしょうか?
なえなの そうですね。それでも、自分で練習して作り込んだユリアちゃんが本番でもなかなか抜けなかったです。もっと自由にやってみようと、ワンシーンでも私が納得いくまで監督がリテイクに付き合ってくれました。撮影は去年でしたが、この経験がなかったらお芝居は続けていなかったと思います。監督のおかげで嫌いだったお芝居が好きになれました。
――2022年頃からドラマ出演も増えていきましたがお芝居に、苦手意識があったんですね。
なえなの 演技って、あらかじめ正解があるものではないから、自分で組み立てていくものですよね。この作品より前にWEBや地上波のドラマでお芝居の機会はあったのですが、その頃はゼロからどう役を作っていいか、わからなかったです。下手すぎて、自分が出ているシーンを見るのも嫌でした。――その苦手意識を払拭できたのは、どうしてでしょうか?
なえなの 監督のアドバイスが、すごく自分に刺さりました。『こうすればいい』と正解を教えてくれるというよりは、いろんなヒントをくれて私がベストなお芝居を考えるきっかけを作ってくれて。私の心が読める人だったのかも(笑)。演技は素人な私の背中を押してくれたのが、ありがたかったです。原さんや久間田さんの役作りもお手本になることばかりで、人生で一番頑張ったお仕事になりました。
――なるほど。他に、お芝居で自信が持てた、という経験はありましたか?
なえなの 去年のドラマ『東京タワー』で演じた森山由利という女の子です。彼氏に浮気される役で、大発狂するシーンがありました。その発狂のお芝居がネットですごくほめられて、『狂う役って向いているんだな』と自信がついたのを覚えています。『見える子ちゃん』では除霊も頑張ったので、お祓いや祈る役も得意になりました(笑)。
――ちなみにホラー映画や、霊の存在についてはどう思いますか?
なえなの ホラーはあまり好きではないです(笑)。でも霊はどこかにいると思っています。ユリアちゃんとして頑張ってお経も読んだり、いつも見せている私よりちょっとクールな姿になっています。注目して見てください。
▽なえなの2001年1月14日生まれ。静岡県出身。SNSでの活動をきっかけに同世代を中心に高い支持を集める。TBS「アッコにおまかせ!」、フジテレビ「呼び出し先生タナカ」などのバラエティ番組にも出演。またテレビ朝日「東京タワー」森山由利役、テレビ東京「キュロスの女」福永瑛莉役でドラマレギュラー出演する他、映画「見える子ちゃん」ではニ暮堂ユリア役で映画初出演を果たすなど俳優としても活動の幅を広げている。
▽映画『見える子ちゃん』6月6日から全国上映中キャスト原菜乃華(四谷みこ) 久間田琳加(百合川ハナ) なえなの(二暮堂ユリア) 山下幸輝(権藤昭生) 堀田茜(荒井先生) 高岡早紀(四谷透子) 京本大我(遠野善) 滝藤賢一(四谷真守)ほかスタッフ原作:泉朝樹 脚本・監督:中村義洋 音楽:堤博明 主題歌:BABYMONSTER
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