

ハードオフで100万円の中古テレビ レアすぎる「ドリキャス一体型」と判明して驚きの声
ハードオフにて、100万円のテレビが販売されて話題。その機能に「初めて見た…」と、驚きの声が相次いでいる。

現代のテレビは「多機能」が当たり前。しかし令和以前の時代にも、現代では考えられない多機能性を備えたテレビが多数存在していたのだ。
X上では、ハードオフにて販売された多機能テレビに「初めて見た...」と、驚きの声が相次いでいるのをご存知だろうか。
奇妙すぎるテレビ、その正体は...
今回注目したいのは、東京都町田市にある「ハードオフ町田木曽店」Xアカウントが投稿したポスト。
こちらの投稿には、PCモニタのようにも見える奇妙なテレビの写真が添えられている。

そして、なんとポスト本文には「2000年に限定生産されたドリキャス。見に来るだけでも価値のあるレアな品です! 取説、リモコン、コントローラー付属」と、驚きの紹介文が並んでいたのだった。
「レアなんてレベルじゃない」
「ドリキャス」(ドリームキャスト)と言えば、1998年にセガ・エンタープライゼス(現:セガ)よりリリースされたゲームハード。
そんなドリキャスと「一体化したテレビ」というだけでも驚きなのだが...なんと、ハードオフ店頭での販売価格は990,000円(税込)で、さらに驚き。
Xユーザーからも「レアなんてレベルじゃないぞ、これ...」「初めてお目にかかりました」「ドリキャステレビ欲しいな〜と思ったら、今こんな値段するのか」「見に行くだけでも価値がありそう」など、驚きの声が多数寄せられていた。
そこで今回は、当該のテレビの詳細について、ハードオフコーポレーションに詳しい話を聞いてみることに。その結果、同商品の「レア度を」を裏付ける、衝撃の事実が多数明らかになったのだ。
このテレビ、そんなにレアな物だったのか...!
https://twitter.com/hardkiso/status/1929710421508084043
当該商品・ドリームキャスト一体型テレビ『CX-1』は、2000年5月に株式会社スマートエックスが開発し、フジテレビが企画、発売した「ドリームキャストと互換性のある一体型テレビ」と判明。
その詳細について、ハードオフ担当者は「99年12月に当時のセガ・エンタープライゼスから発売された同社最後のコンシューマーゲーム機ドリームキャスト専用ソフト『スペースチャンネル5』の世界観、およびコンセプトに強く影響を受けた製品だと解釈しています」「テレビの発売は5カ月なので、ひょっとしたらリンクした企画だったのかもしれませんが、定かではありません」と、振り返っている。
さらに、担当者は「このようなデザインとしては、パナソニックの前身であるナショナルが1960代後期から70年代にかけて販売したモノクロテレビ『TR-603A スペースエイジ』という商品にも、CX-1のコンセプトのルーツが感じられます」と、分析していた。
ハードオフ勤続22年のプロも「初めて見た」
今回の取材に応じてくれたのは、勤続22年という生粋の「ハードオフマン」。当然、過去にも数多くのテレビゲームを買取り、販売してきた人物なのだ。
正に「歴戦の猛者」である担当者は「過去には、マニアの間では有名なであるシャープから発売されたファミコン一体型テレビ、スーパーファミコン一体型テレビなどを買取りさせて頂いた経験があります」と、語り出す。
しかし、そんな歴戦の猛者でも、ハードオフ町田木曽店への勤続3年目にして、今回初めて当該のテレビに出会えたというのだ。
買取を行ったのは別のスタッフで、当初は「レトロなかわいいブラウン管だなぁ」と思いながら査定をしていると、見覚えのある差し込み端子(コントローラー端子)と付属品を発見。
「まさか...」と思ってネットで調べると、とんでもない販売額で流通していることを知り、思わず身震いしたそう。なお、発売当時の定価は88,800 円で、わずか5,000台という、超が付く限定商品だったのだ。
その希少度について、取材に応じてくれた担当者は「ハードオフグループ全体でも、買取の記録がほぼありません。2011年7 月に地上波のアナログ放送から地上デジタル放送へ移行した頃はブラウン管テレビの需要が急落したタイミングだったので、その頃に処分、もしくは安価で販売された物もあるかもしれませんが、昨今のレトロゲームブームまで生き残った CX-1は、今となっては現存数も少ない、希少価値が大変高い商品と言えます」と、太鼓判を押している。
発売から25年を経て、価格が10倍以上に高騰したテレビ。ここからさらに10年後は、どれほどの値段がつけられるのだろうか...。
執筆者プロフィール
秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。
新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力・機動力を活かして邁進中。
X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。ドン・キホーテ、ハードオフに対する造詣が深く、地元・埼玉(浦和)や、蒲田などのローカルネタにも精通。
(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ)
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