マーベルのドラマシリーズ最新作「アイアンハート」より

一度、マーベル作品のオーディションに落ちていた…ドミニク・ソーンがMCU主演を掴むまでの知られざる軌跡<アイアンハート>

2025.06.16 16:51
マーベルのドラマシリーズ最新作「アイアンハート」より

マーベルが手がける最新ドラマシリーズ「アイアンハート」が6月25日(水)よりディズニー公式動画配信サービスDisney+(ディズニープラス)で独占配信される。この度、ドミニク・ソーンが、“「ブラックパンサー」のオーディションで残した印象が幸いし、アイアンハートの役を掴んだ”という、知られざるエピソードを打ち明けた。

「アイアンハート」とは

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)最初の作品として公開された「アイアンマン」(2008年)。それから17年の時を経て、新たなヒーローの物語が幕を開ける。

「アイアンマン」の主人公・トニー・スターク(ロバート・ダウニー・Jr.)の出身校でもあるマサチューセッツ工科大学に通う超天才のリリ・ウィリアムズの最初の発明は3歳。生まれもった頭脳と圧倒的な閃きで自作のガジェットやスーツを次々と開発してきた。

物語冒頭、“面接”と称されたトラップに巻き込まれた彼女は、一瞬にして“課題”を解き、その手腕を発揮する。しかし、この試練は序章にすぎず、次第に大事件へと巻き込まれていく。

ドミニク・ソーン「この役に飛び込むことには抵抗もありました」

リリを演じるソーンは、かつて、「ブラックパンサー」でシュリ役のオーディションを受けたことがあり、結果的にレティーシャ・ライトにその座を譲ることに。その後ソーンは俳優業に専念する決意をしたものの、なかなか役は決まらなかったそう。そしてそれは世界中がパンデミックでストップしていた時期。「その時間を自分を見つめ直す貴重な機会として使えたのは幸運だったと思います」とソーンは冷静に振り返った。

そして当時のソーンは、MCUの作品関連の様々な記事や(本作で製作総指揮を務める)ライアン・クーグラーの名前を貼りつけたビジョンボードを作成。するとその約1週間後、「ブラックパンサー」のプロデューサー、ネイト・ムーアから電話がかかってきたという。「ブラックパンサー」のオーディションで残した印象が、MCUの幹部たちに“彼女のためのシリーズを作りたい”と思わせ、「ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー」でリリの派手な登場シーンを用意しようという話さえ浮上した。

ソーンは、「ムーアさんが、リリの物語をテレビシリーズで描きたいと言って、『アイアンハート』の企画を紹介してくれたんです。そして、主役を私に演じてほしいって言ってくれて。その上、クーグラーさんから近いうちに電話があるから、プロセスを一緒に進めていこうって。まさに自分のビジョンボードが現実になった気分でした」と当時を振り返った。

一方でソーンには葛藤もあったという。「正直に言うと、この役に飛び込むことには抵抗もありました。マーベルから電話がかかってくるなんて、もちろん光栄で、信じられないような気持ちです。でも、それがどんなものになるのか、どんな意味を持つのか、疑問に思っていました。その多くは恐怖心から来ていました。これが私のキャリアにどんな影響を与えるのか、という不安と懸念です」と当時の感情を吐露。

考え抜いた結果、アイアンハートを演じたいという思いが強く芽生え、参加を決意。「当時頭の中で渦巻いていた、ものすごく大きな恐怖の思考に屈するよりも、最終的に、二つの感情の交点に身を委ねるという、私にとっては一種のリスクとも言える決断をしました。それは、“本物”と言える何かを強く願っていること。そして、私にとって大切な弟たちがどれだけこの役を喜んでくれているかという思いに従うこと。これは、自分が誰かに何かを与えたいと願ったり、与えられると期待したりするようなインパクトよりもはるかに大きなものなんです」とソーンは語った。

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