

「日本一強いアナウンサー」堀江聖夏が語る、いじめ体験と救ってくれた祖母の言葉
空手着やチャイナドレス姿での瓦割り動画がバズり、再生数は驚異の4億回超え。「日本一強いアナウンサー」として注目される堀江聖夏。幼少期から人懐っこく、初対面の家族の中にも自然と溶け込むような子どもだったが、芸能活動を始めたことで小学生時代にいじめを経験。心を閉ざしかけた彼女を救ったのは、祖母のある言葉だった。それ以降強く、前向きに歩み続けてきた彼女の“原点”に迫る。(前後編の前編)
――幼少期はどんなお子さんだったのでしょうか?
堀江 母から聞いた話だと、3、4歳くらいの時から気がついたら知らない大人にジュースやアイスを買ってもらっていることがあるくらい、人見知りしない性格で、他の家族の輪の中にも入ってしまうような子でした(笑)。
6歳くらいの時、テレビで『初めてのおつかい』を観た両親が、私にも試してみようということで、近所の仲のいい餃子屋に買いに行かせたんです。目と鼻の先の場所だったのですが、渡された千円札が、家に帰ったら5千円札に代わっていたということがありました(笑)。
――そんな明るい日々が一転したのが、小学校時代だったとか。
堀江 足立区に引っ越しをしたことが転機でしたね。これまでの雰囲気がガラッと変わって、「目立ったらいじめられる」空気があったんです。「私」という一人称を使っただけで「ぶりっ子」って言われてしまうような。すごく繊細な時期でしたね。
――芸能活動も始めていたんですか?
堀江 小学3年生の時に芸能活動を始めて、小学4年生の時に『ザ!世界仰天ニュース』の再現VTRに出たんです。それを見たクラスメイトにからかわれて。次第に、完全に“いじめ”になっていきました。これが自分の人生の中では大きな分岐点の1つになっています。
――学校はつらい場所になってしまったと。
堀江 それまで学校や友達が好きで、毎日行くのが楽しみだったんですけど、それをキッカケに行きたくないなと。小さい時って、学校が全てじゃないですか。ご飯も食べたくなかったし、口にしても味がしなかった記憶があります。母が入院していて家にいなかったこともあり、精神的にかなりきつかったです。それを心配してくれた祖母が、1時間ぐらい電車に乗って毎日家に来てくれました。
祖母は詳しくは聞かずに、おいしいハンバーグを作ってくれたり、「今、何が流行ってるの?」と、全然違う話をして気を紛らわさせようとしてくれました。私もどんどん気持ちが晴れてきて、ある日ポロッと「実はお友達と喧嘩してて」と打ち明けたら、うちのおばあちゃん、「聖夏ちゃん、ポジティブ、ポジティブよ!」って(笑)。「ポジティブ」って言葉の意味すらよくわからなかったのに、そのリズムがずっと残っていて、今も落ち込んだときは「ポジティブ、ポジティブ!」って自分に言い聞かせています。
――その言葉をきっかけに、少しずつ前向きになれたんですね。
堀江 祖母が「あなたが学校で楽しくしていたら、いじめてる側は面白くないのよ。だから、好きなことをして明るくいなさい」って言ってくれたんです。それを聞いて「じゃあ、自分の好きなことってなんだろう?」と考えたときに思い出したのが、絵を描くことでした。当時、大好きだった少女漫画雑誌『ちゃお』を特別に先生に許可をもらって学校に持っていって、ノートに模写したり、自分で漫画を描いたりしているうちに、少しずつ元気が戻ってきたんです。
自分の“好き”に夢中になることで、嫌なことを忘れられたし、それが得意なことにもなっていって。「自分と向き合う時間」だったとも思います。あのときの経験は、大人になった今でも「あってよかったな」と思える大切な時間です。――一方で、空手も続けていたそうですね。それも支えになっていましたか?
堀江 空手は小学1年生からずっと習っていて、いじめとは別軸で通っていました。私、もともと落ち着きがなくて多動気味だったので、それを見かねた両親が勧めてくれたんです。最初はあまり乗り気じゃなかったけど、続けるうちに集中力がついてきて、自然と生活の一部になっていきました。ある意味、空手もストレス発散になっていたのかもしれません。先ほど「好きなことに夢中になると、嫌なことを忘れられる」と話しましたが、空手もまさにそうです。自分と向き合って集中する時間が、気持ちの切り替えにもなっていたんだと思いますね。
――空手で鍛えたメンタルは、今の仕事にも役立っていますか?
堀江 ものすごく役立ってますね。アナウンサーの仕事って、想定外のことばかりなんですよ。長年続いていた番組が突然終了したり、台本とは全く違う方向に進んだり……。でも、空手で「自分と戦う」ことを10年間続けてきたことで、「もうやるしかない!」って腹をくくる精神力と気合いが自然と身についた気がします。
――いじめの経験から、学んだものはあったでしょうか。
堀江 たくさんありますね。人の気持ちに敏感になったし、言葉の重みもより意識するようになりました。今こうして周りに「ポジティブに行こうよ!」って言えるのも、過去の経験があったからこそ。確かにつらい時間ではあったけど、今の自分にとっては大きな“財産”だと思っています。
――中学生になってからはいかがでしたか?
堀江 また思い切って引っ越しをして、祖母が住んでいた世田谷区に移ったんです。環境によってこんなに人って変わるんだと衝撃を受けました。中学1年生では生徒会に入り、いじめをなくす活動にも取り組みました。「愛と平和」を訴える、ちょっと熱いタイプの学生になってましたね(笑)。
――環境の大切さを実感されたんですね。
堀江 はい。環境って本当に大事です。大人になってからも、毎年のように環境が変わっていくけど、私は「目の前のことに全力で向き合う」っていう姿勢をずっと大事にしていて。中学時代から変わらない、私のモチベーションの源です。「一所懸命」という言葉があるように、本気で頑張っていれば、仕事でもプライベートでも、いつか花が咲くと信じてる。だからこそ、自分の軸をしっかり持っていれば、どんな環境に身を置いてもやっていけるって思って、日々過ごしています。
堀江聖夏(ほりえ・みな)1993年7月14日生まれ、東京都出身。フリーアナウンサーとしてテレビ・ラジオ出演のほか、SNSにてチャイナ服姿で瓦割りをする動画5000万回再生するなどでも注目を集める。保育士・幼稚園教諭の資格を持ち、モンテッソーリ教育を学びながら子どもの居場所づくりに取り組む。特技は空手とイラスト。明るさと行動力で、教育とエンタメの可能性を広げている。
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