

相方が急に「赤ちゃん」に…ネコニスズ・ヤマゲン「賭けでした。だってキモイじゃないですか」
「赤ちゃん」漫才という前人未到、前代未聞のネタで、『M-1グランプリ2024』(ABCテレビ・テレビ朝日系)準々決勝で大きな話題を呼び、大晦日深夜から元日にかけて放送された『ぐるナイ年越しおもしろ荘! 今年も誰か売れて頂戴スペシャル』(日本テレビ系)で優勝に輝いた、タイタン所属のお笑いコンビ・ネコニスズ。現在はテレビにライブ、果ては連続ドラマに出演と、まさに飛ぶ鳥落とす勢いだ。そんな快進撃の中心にいるのが、突如「赤ちゃん」と名乗り出た相方・舘野忠臣。過去にセンス系でたらした彼の変化を、ヤマゲンはどのように受け止めたのか。そして、芸歴19年にしてようやくスポットライトを浴び始めた現在、彼が見つめる芸人としての在り方とは──。その胸中を、ヤマゲンに語ってもらった(前後編の前編)。
──『おもしろ荘』の優勝以降、ライブはもちろん、『マルコポロリ』、『座王』(共に関西テレビ系)の出演をはじめ、徐々にテレビメディアへの露出が増えています。とてつもない活況ですよね。
ありがたい、この一言に尽きますね。先日、営業で岐阜いかしていただいたんですが、僕らのことを見るために遠方から来たという方もいらして。この前に開催したソロライブでも、ファンの方が連名で立派なお花を出してくださったり。本当に今まで経験したことないことが起こりまくっている。
特に『マルコポロリ』出演は、感慨深かった。(ウエストランドの)井口(浩之)くんや(三四郎の)小宮(浩信)さん、(モグライダーの)ともしげさんたちは、上京してからずっと舘野と仲良くしてくれて、僕もみんなの輪の中に入れてもらい高円寺で飲んでいたんですよ。その人たちとテレビで共演ですから。ひな壇で並んだ時、飲んでいた頃を思い出して嬉しくなりました。
それに最近、「早坂営業」に呼んでもらい、普通にウエストランド、三四郎さん、モグライダーさんと一緒に舞台に立てるようになって。今までの営業はウエストランドのバーターだったので、「バーターじゃないんだ、俺らも普通に出演できているんやぞ」って。こうした仕事の口実を作ってくれた『おもしろ荘』にはむちゃくちゃ感謝してます。
──ネコニスズの二人で、ドラマ『職場ギャンブラー』(UniReel)への出演も決まったりと、お笑いから飛び出しての仕事も増え始めています。
僕は多趣味で、双子との弟たちと一緒に映画を作ったり、イラストやロゴを描いたり、自分たちのラジオのBGMを作ったりしていて。その趣味が何か仕事に繋がればいいなと、イヤらしい気持ちがあったんです。なのでお笑い以外の仕事も、こんなに早くもらえたのは驚きでした。ここからもっと色々な方向に広がってくれないかな?って、さらにイヤらしいことを考えています(笑)。
『職場ギャンブラー』はショートドラマアプリの作品なんです。最近そうしたショートドラマの配信アプリがあるらしく、「BUMP」というアプリには『今日も浮つく、あなたは燃える』というバズった作品があって。実はその作品の監督、僕の弟(山元環)なんですよ。弟のヒット作のバズりに、僕らもドラマで立ち向かう(笑)。そんなんあるん?って。勝手にオモロって思いました。人生って何が起こるかわかりませんね。
──山元家の代理戦争の様相を呈していますね(笑)。舘野さんがふと生み出した「赤ちゃん」という存在が、ここまで風を呼び込むとは、ヤマゲンさんとしてはどういう想いですか?
アイツも語ったと思いますが、一昨年ごろ、『プロ野球スピリッツA』というゲームの配信者・V.I.Pさんのオーディション動画に舘野が「赤ちゃん」として登場して。その時は、この時用の一発ボケだと思ったので、「何が赤ちゃんやねん、ちゃうがな」って普通に面白がっていました。
それである日、舘野が台本に「赤ちゃん」という設定を入れてきたんですね。「ホンマに赤ちゃんをやるんや」と思いつつ、僕は基本的に舘野が作ってきた設定は全て受けて入れているので、「このキャラをどう上手く伝えて、どう言語化してツッコむか」みたいな考えが先に出てきましたね。
いざ披露してみると、周りの芸人からの反応がすごく良かったんです。ライブの平場で「赤ちゃんです」って言うだけで、みんな面白がってイジってくれるから、早い段階で僕としては手応えを感じました。じゃあこの先もこれで行ってみるかという気持ちはありつつ、これで世の中に出ていけるのか?は、わからへん。「赤ちゃん」で行くと決めたのは賭けでしたね。だって……メッチャ、キモイじゃないですか。
──心の底から気持ち悪いと(笑)。
ロン毛で太ったデカいオッサンが甘えた言葉で喋る。もう全てがキモイ(笑)。
──まあまあ。急に出てきたキャラで駆け抜けると決めるのは、ある種の覚悟がいりますよね。
ですね。ただ、舘野は昔から素でかわい子ぶる一面があったり、それを活かした「ぶりっ子おじさん」というネタをやったりと、根底に「かわいい自分を出す」形があったんです。
そもそもアイツ、出会ったころから“ナメやすい”人だったんですよ。僕より年上で、芸人としても4年先輩なのに、頼りないわフニャフニャだわで。僕らが大阪で活動していた頃、芸歴上の人は金がなくても後輩に飯を奢るという縦のカルチャーがある中、舘野だけは絶対に奢ってくれなくて。
なので「赤ちゃん」の時も普段とのギャップがそんなにないので、気づくとスッと行けました。なんならちゃんと笑いに昇華している。普段のアイツとネタでかわい子ぶるアイツの、最終形態じゃないかなって感じです、「赤ちゃん」は。まあ受け入れつつも純粋にキモいなとずっと思っていますけどね(笑)。
──今こうして「赤ちゃん」が多くの方に受け入れられている、賭けは成功でしたね。
1年半やってみてわかったのは、「赤ちゃん」ってコスパいいなあって。「フフン」と変な笑い方をするだけで笑いが起こるので、すごいなあって。みんなアレコレ言葉巧みに考えてネタをやる中、アイツが笑うだけで笑いになる。普通の発言やリアクションが“おもしろ”になるって、発明と言いますか、新しいことなのか、メッチャ複雑なことのか……僕も良く分かってません。ただ、「赤ちゃん」という存在は面白いと思っていますね。
とは言いつつ、最近、赤ちゃんの舘野を受け入れすぎて、アイツに何か話を振るときに「じゃあ、赤ちゃん」と言ってしまって。やばっ!と思いますよ(笑)。やってもうてる!って。しかも、僕の家に帰れば、僕と嫁との間の本当の赤ちゃんが待っている。同じ「赤ちゃん」やのに、二人は全く別の生き物ですから。
──ヤマゲンさん、二人の赤ちゃんを育成中で、色々大変ですね。
いやいや、舘野は勝手にやって育ってくれって(笑)。そういえば最近、嫁がエゴサーチしてくれて、「こんな声があったよ」と逐一報告してくれるんです。ただ、すごく嬉しいのですが、舘野に強い当たりすると「かわいそう!」とか「お前の方がキモイんだよ!」と、僕に対してガチで怒る反応があるらしくて(笑)。「どこがかわいいん⁉」と思いつつ、そういう反応が出てくるのも面白いですよね。
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