DAISOで300円の三球儀、高すぎるクオリティに称賛相次ぐ 「子供の自由研究に」と話題

100円ショップ商品のクオリティを讃える際、よく使われるのが「100均とは思えない」というフレーズ。

現在X上では、DAISO（ダイソー）にて発見された意外すぎる商品に対し、やはり「100円とは思えない」と驚きの声が相次いでいる。

奇妙な形状の商品、その正体は...

今回注目したいのは、ものづくりと電子工作を趣味とし、Raspberry Pi Picoを使った電子工作に関する記事を中心としたブログを運営するXユーザー・yossyさんが投稿したポスト。

「最近のダイソー凄いな！」とだけ書かれた投稿には、DAISO店頭にて、奇妙な形状の商品を手にした写真が添えられている。

そして、なんと商品パッケージには「組み立てて学ぶ三球儀」と記されていたのだった。

「DAISOで三球儀を買える時代が来たか...！」

三球儀は、太陽・地球・月の運行を模型で再現し、これらの天体の動きや関係を理解するための道具である。そんな三球儀がDAISOで手に入るという事実は、多くのXユーザーに衝撃を与えた模様。

当該のポストには「マジかよ、すごいなDAISO」「学研の付録かと思った」「正直めっちゃ欲しい」「DAISOで三球儀を買える時代が来たか...！」など、驚きと称賛の声が多数寄せられている。

また、15世紀ヨーロッパを舞台に、地動説を命がけで研究する人々を描いた漫画『チ。-地球の運動について-』を連想した人も多いようで、「地動説をどこで聞いた？ それは完全に異端の考えだ」「300円から始められる入門編の異端思想」といった具合に、天動説ガチ勢からの不穏なリプライも散見された。

https://twitter.com/yossy0107/status/1928730866060243249

なお、ポスト投稿主・yossyさんは件の商品について「普通の模型ではなく、モーターで動かせるという点に目を引かれました」「完成した三球儀は非常に良くできており、歯車を使った機構で回転する様子は見ていて面白かったです」と、語っている。

「子供の自由研究にちょうど良い」ワケは...

DAISOを運営する「大創産業」に詳しい話を聞いたところ、同商品は5月下旬に発売されたばかりだと判明。

商品開発の経緯について、担当者は「研究に必要な素材をセットにして準備の負担を軽減しました。また、レポートの書き方マニュアルを付け、自由研究に取り組みやすくしました」「木製パーツ・電池・モーターを組み合わせて作ることで、工作の要素も加わり、研究だけでなく工作の楽しさも味わえるようにしました」と、説明している。

実際、ユーザーからも「子供に自由研究にちょうど良い」「レポートの書き方マニュアルが付いているのも良い」といった称賛の声が上がっていたのだ。

同商品の見どころについて、大創産業の担当者は「日食・月食の仕組みや太陽・地球・月の位置や、動きなどが学べます。モーターと電池で動く仕組みなので、動かせばそれぞれの動きを視覚的に学べます」「本体は木製で、研究が終われば色を塗ったりして楽しむこともできます」と、説明していた。

X上では「近所で売り切れていた」といった声も多数上がっているので、運良く店頭で発見できた際は、迷わずゲットしてほしい。

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執筆者プロフィール

秋山はじめ：1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。

新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力・機動力を活かして邁進中。

X（旧・ツイッター）を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。ドン・キホーテ、ハードオフに対する造詣が深く、地元・埼玉（浦和）や、蒲田などのローカルネタにも精通。

（取材・文／Sirabee 編集部・秋山 はじめ）