岩橋玄樹「中学1年生の時に…」と自身の黒歴史を語る、共演の相馬理は直近のエピソードを披露

2025.06.12 17:00

6月12日、7月13日よりスタートするドラマ「恋愛ルビの正しいふりかた」(毎週日曜、深夜1:05-1:35、TOKYO MX)の制作発表会見が行われ、主演を務める岩橋玄樹と共演の相馬理が登壇した。会見では、撮影中のエピソードはや2人の“黒歴史”について話の花が咲いた。

「恋愛ルビの正しいふりかた」とは

同作は、おげれつたなかのBL漫画を岩橋玄樹主演、相馬理共演でドラマ化したもの。

鈴木弘、通称・ヒロ(岩橋)は、過去の自分と決別し、美容師として働いている。ある日、高校時代の黒歴史、鷲沢夏生(相馬)と再会。自分と気づかず告白までしてきた夏生に対し、ヒロは復讐のために付き合うことを決める…といった愛に不器用過ぎる二人が紡ぐ恋の物語だ。

相馬、岩橋ともにスポーツ好きな一面も

イベントの冒頭、7年ぶりに地上波ドラマ出演にして主演を務める岩橋は「今日はみなさん来てくれてありがとうございます！よろしくお願いします」と爽やかに挨拶。まずはオファーを受けた時の気持ちについて「素直にものすごく嬉しかったです。お芝居に対する楽しさだったり、新しい自分を知ることができました」と声を弾ませる。

次に相馬は「BL作品への出演は初めてでしたけど、新しい役に挑戦できるということでワクワクしました！撮影も本当に楽しくすることができて、また1ついい経験ができたなと思っております」と爽やかに答えた。

また、それぞれの役柄について岩橋は「もともと陰キャだったけど、大人になったらトップスタイリストになったという二面性のあるキャラクター。昔のヒロだったらこう思うんだろうな、今のヒロだったらこう思うんだろうなって考えながら演じさせていただきました」と分析。対する相馬は夏生について「一見ちょっとバカっぽくて、猪突猛進なタイプ。根本、人のことをちゃんと見ているキャラクターです。ヒロのこともちゃんと一途に見ていますし、優しい男の子なんだなと感じました」と答えた。

続いて、撮影期間中の思い出を問われると「僕の役自体が完璧で誰もが憧れるような役だったので、カメラが回っていない時も完璧でいようとずっと気を抜かないでやっていました。でも、たまに素が出ちゃって、ちょっとしたぼーっとした表情をしていたところを見てしまったスタッフさんに笑われました」と岩橋。また、撮影の合間に2人で盛り上がったこともあるようで「共通の話題の話だったり、スポーツが好きだったりしたので、1分でも休みがあったら一緒にサッカーとか野球を見ていました」と共通の趣味を楽しむ一面も覗かせた。

岩橋「明るくないと寝れなくて、クラブみたいに…」

会見では、作品にちなんだパネルトークも。まず投げかけられたのは「あれ？好きかも…と印象が変わったものは？」という質問。これには岩橋「活字」と回答。その理由について「字を読むのがすごく苦手で、本を読んでいても違うことを考えちゃっていたんですけど、今回、台本を何回も読んでいく中で活字好きかもと思いましたし、どんどん内容が入ってくるようになったんです。それで、本好きになったかもと思って、本を買ったんですけど、残念ながら未だに開けてなくて…」と恥ずかしそうにエピソードを披露し、会場を笑わせた。

同じ質問に相馬は「白子ポン酢。あの見た目に押されていて、苦手意識を勝手に持っていたんですけど、最近“食べてみる？”と言われて。食べてみたところ、バクバク食べるほど、好きになっていました。お酒をそんなに飲まないので、お寿司と一緒に頼んだんですけど」と話した。

続いて「実は〇〇なんです。意外一面は？」という質問に対しては「寝る時に…」とパネルに書いた岩橋。続けて「部屋の電気を明るくしないと眠れないんですよ。静かで暗いのが怖くて、常に車の音とか動画を流しながら、自然じゃないものを聞きながら寝た方が落ち着くんです。寝る時も部屋を明るくしないと寝れないので、クラブみたいに赤とか青とか自分で色を変えて寝ています」と意外な一面を披露。

続いて、相馬は「掃除のプロ」と回答。「掃除が本当に大好きなんです。常に家とか綺麗な状態で痛くて、お風呂の排水溝とかも手で洗えるくらい綺麗にしておきたくて。サラリーマン時代に洗剤の営業をやっていたこともあって、家にたくさん洗剤があります。おうちの困りごとがあったら聞いてください」と高らかに呼びかけた。

相馬の黒歴史は「大きな勘違い」

最後の質問は「ここだけの話…おふたりの黒歴史」といった質問。これに対して、相馬は「大きな勘違い」と回答。「この作品の話をいただいて、最初の打ち合わせがあった日に(東京・半蔵門にある)ビルに来るのと間違えて、押上の電波局の方に行ってしまいました。僕やる気がありすぎて、1時間前には押上のカフェにいたんですけど、すごく驚きましたね」と前のめりな姿勢を覗かせる。

岩橋は「中1の時に、垢抜けたくて、髪を染めてみようと思ったんです。それで、家にあるカラー材を使って、染めてみたんですけど、それがおばあちゃんの白髪染めで。めちゃくちゃ変な感じに染まっちゃいました」と初々しいエピソードを明かした。

会見の終わりには2人から改めて視聴者に挨拶。「今回『恋愛ルビの正しいふりかた』を通して、お芝居の楽しさを改めて感じることもできたので、より多くの方に見てもらいたいなと思いました。キュンキュンするシーンや、学生時代とのギャップがあるので、そういうところに注目してほしいです」と岩橋。相馬は「原作ファンの方がたくさんいる作品に出るのは初めてですし、これから知る方にも楽しんでいただけると思います。1人でも多くの方に届いたら嬉しいです」と言い、和やかなムードの中、会見は終了した。

◆取材・文＝於ありさ

◆撮影＝金澤美佳