狩野英孝が天才詐欺師を徹底解説“人をだますのは効率が悪い”と全米をだました世界最強の詐欺師とは＜しくじり先生＞

2025.06.11 18:00

過去に大きな失敗をやらかした“しくじり先生”たちが、自らのしくじった経験をさらけ出し、人生の教訓を伝授してくれる反面教師バラエティー「しくじり先生俺みたいになるな!!」(毎月第1～3金曜夜9：30-10：00　第4金曜テレビ朝日地上波放送終了後／ABEMA SPECIALチャンネル)、狩野英孝が登壇した、6月6日放送回では、「エッフェル塔を2度売った伝説の天才詐欺師・ルースティヒ」の後編が公開された。

天才詐欺師のルースティヒが起こした全米を巻きこむマネー事件の裏側と、巧みな詐欺テクニックを徹底解説し、どのようにして全米を巻きこむ詐欺を行ったのか、そして、詐欺師はどんな末路を迎えるのか、その経緯を知り、「詐欺師にだまされないために大切な教訓」を学んでいった。

「エッフェル塔を2度売った伝説の天才詐欺師・ルースティヒ」後編

番組前半では、“エッフェル塔を勝手に売る”詐欺の裏で、ルースティヒが同時進行していた“ウソの現金製造機を売る”という詐欺について、ターゲットに設定する人物像からターゲットに接触してから“現金製造機”を売りつけるまでのルースティヒの巧妙な手口を解説し、想像を超える詐欺テクニックの数々が紹介された。

さらに、アメリカでも“現金印刷機”詐欺で荒かせぎし、女性との遊びにお金を注ぎこみぜいたく三昧していたルースティヒについて、狩野は「とにかく女性が好きだった。まじめな教師から俳優、モデル、歌手、売春組織の経営者まで手当たり次第に口説きまくり」とその女性遍歴を紹介。巧みな話術と人の心を読む天才詐欺師のルースティヒの派手な女性関係に、教室では「好きになっちゃうんだろうな」「コミュニケーション力がある」と納得する声もあがる。

番組後半では、「全米をだますような詐欺がしたい」「もっと自分の縄張りを増やそう」と野望を抱いたルースティヒが、その野望を達成するまでの経緯と、天才詐欺師を待ち受けていた衝撃の結末について授業していく。

縄張りを増やすためには大きな後ろ盾が必要と考えたルースティヒは、当時、シカゴで暗黒街のボスとして君臨していた“マフィアの帝王”アル・カポネに接触し、そこで、とある提案を持ちかけると、2ヵ月後にみごとアル・カポネの信頼を勝ち取る。アル・カポネからの信頼を得るために、リースティヒはスリリングスリル作戦を仕かけていた。

全米をだます“ニセ札”詐欺

そして、“マフィアの帝王”であるアル・カポネお墨つきの最強詐欺師となったルースティヒは、「人からお金をだまし取るのは効率が悪い」「自分でニセ札を刷ってしまおう」と全米をだます“ニセ札”詐欺を強行し、アメリカ国民を大混乱させた大事件で“世界最強の詐欺師”となる。全米一体で警察による大捜査が行われるなかでも、ルースティヒは恋人と潜伏しながら、5年間にわたって豪遊していたという。

「全米をだます」という野望を達成したルースティヒだったが、狩野も「あの大天才がこんなことで……」と語るまさかの結末を迎える。その末路に生徒たちも「結局、そこでミスる？」「これで終わるの？」と驚く。

また、番組のラストには、平成ノブシコブシの吉村崇が、詐欺師に対する持論として、「いろんな詐欺師、見てきた。みんなお金の集め方が天才的にうまい、でも、使い方がみんなへた」「とにかく使っちゃう」と言う。加えて、「名刺をもらったら今の時代、調べられるから、SNSでふだんの生活が出てくる」とし、「(女性と豪遊など)同じような生活してたら、危ないなってジャッジするのがいい」と詐欺にだまされないための心得を語っていた。