6月3日(火)放送の「対岸の家事～これが、私の生きる道！～」第10話では、多部未華子“詩穂”がついに緒形直人“純也”と向き合うことに

多部未華子“詩穂”が父と正面から向き合うことを決意江口のりこ“礼子”は同僚の言葉に気持ちが揺らぐ＜対岸の家事最終回＞

2025.06.02 13:00

多部未華子が主演を務める火曜ドラマ「対岸の家事～これが、私の生きる道！～」(毎週火曜夜10:00-10:57、TBS系)の最終回となる第10話が、6月3日(火)に放送される。

家事という“終わりなき仕事”がテーマの新たなお仕事ドラマ

本作は、2019年にドラマ化もされた「わたし、定時で帰ります。」(新潮文庫)で知られる朱野帰子の小説をドラマ化。専業主婦になることを選んだ女性・村上詩穂(多部)が、ひょんなことから働くママや育休中のエリート官僚パパなど“対岸にいる人たち”と出会い、交流していく姿を描く。

詩穂は働くママが主流となった昼間の街でなかなか自分と同じような主婦仲間を見つけられず、「…あれ、今日もまた誰ともしゃべってない!?」とちょっぴり焦りを感じる日々を送っていた。そんな中、詩穂は立場は違えど同じように“家事”にまつわるさまざまな問題を抱える人たちと出会い、関わっていくことに。

今やどんな立場であっても生きていく以上は誰かがやらなければいけない“家事”という仕事。「実はみんな同じように毎日の家事に泣いたり悩んだりしているんだ」とホッとしてクスッと笑える、“家事”という終わりなき仕事をテーマにした新たなお仕事ドラマとなっている。

脇を固める豪華俳優陣と子役キャストたち

主人公である専業主婦・村上詩穂を多部が演じる他、仕事と育児の両立に奮闘する“働くママ”長野礼子を江口のりこ、厚生労働省の官僚で育休中の“エリート官僚パパ”中谷達也をディーン・フジオカ、家族思いで優しい詩穂の夫・村上虎朗を一ノ瀬ワタルが演じる。

さらに、外資系企業で働き海外に単身赴任中の中谷の妻・中谷樹里役の島袋寛子、詩穂のかかりつけ小児科医の妻・蔦村晶子役の田辺桃子、礼子の会社の後輩・今井尚記役の松本怜生、家事も育児も任せっきりな礼子の夫・長野量平役の川西賢志郎、詩穂が心を許す専業主婦の先輩・坂上知美役の田中美佐子、詩穂と絶縁状態の父・岡田純也役の緒形直人が出演。

そして、本作における重要な存在である各家庭の子供たちは、詩穂と虎朗の2歳になる一人娘・村上苺役を永井花奈、礼子と量平の子供である長野篤正役を寿昌磨、長野星夏役を吉玉帆花、達也と樹里の一人娘・中谷佳恋役を五十嵐美桜が務める。

「対岸の家事～これが、私の生きる道！～」第10話あらすじ

第10話では――

シングルマザー・はるか(織田梨沙)との出会いをきっかけに、詩穂(多部未華子)は自分に家事を押し付けた父・純也(緒形直人)が、「男は外で働き、女は家事をする」という時代の“こうあるべき”に囚われていたのではないかと考えるように。

その夜、詩穂は虎朗(一ノ瀬ワタル)に「父を許すべきかもしれない」と胸の内に秘めた葛藤を告白。そんな詩穂の言葉を虎朗は「許せないなら許さなくていい」と受け止めるが、詩穂は純也に会い行くことを決意する。

同じ頃、中谷(ディーン・フジオカ)のもとには彼の母・理恵(長野里美)が訪ねてくる。理恵はかつて幼い中谷に手をあげたことを詫び「許してほしい」と懇願するが、中谷は母からの思わぬ言葉に困惑する。

一方、礼子(江口のりこ)は引っ越し準備と仕事の引き継ぎに追われる日々の中、同僚の今井(松本怜生)からある言葉を投げかけられ、心を揺るがされることに。

そんな中、詩穂は礼子のサプライズ送別会も兼ねて、みんなで七夕パーティーをすることを企画する。そして、詩穂、礼子、中谷の家族たちに加えてはるか、晶子(田辺桃子)が集結。それぞれの家族、そして詩穂が選び取る未来とは…。

――という物語が描かれる。

予告映像にも注目！

番組公式HPや公式Xなどで見ることができる予告動画では、ここまでのエピソードに登場した名シーン、名ぜりふの数々からスタート。そこから、純也と対面しながら言葉も交わさず脇を通り過ぎた詩穂が、「父のしたことが許せなかった」と中谷に打ち明ける様子が描かれる。

その後、詩穂がついに純也のいる実家を訪れるシーンが。「詩穂が出ていった日のことは、よく覚えてる」と打ち明けつつ、涙ぐみながら語る純也の姿は印象的だ。さらに苺の「おじいちゃん？」という声も。純也が詩穂だけでなく苺とも対面することになるのか気になるところだ。

一方、母・理恵と対面し「許した方が、楽、なんでしょうか」と複雑な胸の内を明かす中谷、「ゲームオーバーになっちゃダメです！」と訴える今井、「楽しんでる姿を子どもたちに見せたい」と語る礼子の姿なども。七夕パーティーで盛り上がる親子の様子もほほ笑ましい。

そして映像は、「家族と、大好きな人たちが、幸せに暮らしていけますように」という言葉とともに、詩穂の穏やかな笑顔で幕を閉じる。それぞれが抱える問題が一つずつ解決してきた物語において、最後に残ったのは詩穂や中谷の「親との確執」、そして礼子の「家族としての幸せ」という問題。それぞれがどのような形で向き合い、答えを出していくのか、最後までグッと来る話となりそうだ。

「対岸の家事～これが、私の生きる道！～」第10話は、6月3日(火)夜10:00より放送。