

秒速KOのハイキック女子 宮原華音、女優×ラウンドガール×キックボクサーも「選んだ道を正解に」
“ハイキック女子”として注目を集める女優・宮原華音。空手全国優勝の実績と、格闘技への深い情熱を武器に、ラウンドガールを経てプロのキックボクサーとしてリングに上がった。初戦で39秒という衝撃のKO勝利を飾ったその舞台裏には、覚悟と葛藤、そして「選んだ道を正解にする」という強い信念が。異色のキャリアを突き進む彼女の素顔に迫る。(後編)
――キックボクシングを始めたキッカケを教えて下さい。
宮原 空手をやっていた影響で、趣味が格闘技観戦になりました。あるとき、リングを見ていて「こんなに格闘技が好きなのに、私はあの場所に立てないんだ」と思ったんです。それくらい好きで、どうしても関わりたいという気持ちからキックボクシングを始めました。ちょうどそのタイミングでラウンドガールのオーディションに参加して合格したんです。
――ラウンドガールでもあり、プロのリングに立つ選手でもある人は珍しいですよね?
宮原 まさか自分が試合に出るとは思っていませんでした。しかも空手ではなくキックボクシングで。アマチュアの試合を見ていて、防具をつけて戦う姿に「いずれプライベートでやってみたいな」と思っていた程度だったんです。そんななかでRISEのラジオ番組のパーソナリティを務めさせていただいた際に、私のコーナーの時間をいただけることになり、いろいろと企画を考えていたのですが、「あなたはプロへの道でしょ」と言われたんです。好きで尊敬しているからこそ、簡単に「やりたい」とは言えないから、「いやいや、アマチュアのポイント制なら楽しそうですよね〜」とごまかしても、「いや、後楽園を目指すでしょ」って(笑)。
そこまで言われたらもう本気でやるしかないじゃないですか。だからまず1月にアマチュアの試合に出場して、その後4月にプロデビューしました。それまでの期間はひたすら練習に打ち込んでいましたね。
――周囲の反応はいかがでしたか?
宮原 賛否両論ありました。もともと空手も怪我が原因で辞めているので、母は「また怪我したらどうするの?」と心配していましたし、芸能関係の方々からも「大丈夫?顔に怪我でもしたらはどうするの?」って……。一方で、地元や昔からの友人は「全国優勝してたんだからいけるでしょ」って応援してくれていました。実際に試合を観に来てくれた友達は「泣きながら見てた」ってあとで教えてくれましたね。
――プロデビュー戦は39秒でのKO勝利でした。すごいスピードでしたね。
宮原 人生で一番長く感じた39秒でした。練習では男性選手としかスパーリングしていなくて、相手も5〜6割の力でやってくれていたんです。でも試合で初めて女性選手と対戦してみたら、とにかく速くて痛かった。膝蹴りをされたこともなかったので、「このままずっと痛いことされるのはイヤだ!」っていう一心で必死に戦っていましたね。あれ以上続いていたら、本当に負けていたと思います。
――得意のハイキックではなく、パンチでの勝利だったとか。
宮原 実は空手でも蹴りはあまり得意じゃなかったんです(笑)。私の道場の先生が「蹴る暇があったら突け」という方針で、蹴りよりもパンチのほうが速いと教えられていました。今は「ハイキック女子」なんて呼ばれてますが、ハイキックで倒したかったですね。勝ちたい気持ちが強すぎて、気づいたらパンチが出ていました。全国大会でもパンチで勝ってるんですよ(笑)。
――今もトレーニングは続けているんですか?
宮原 練習というより、体を動かすのが好きなのでジムには通っています。でも対人の練習はしていません。
――もうリングに立つ予定は?
宮原 ないと思います(笑)!減量中は頬がこけて、人と会うのも億劫になってしまって精神的にもあまり良くなかったので今は考えていません。――SNSでは腹筋がすごいと話題ですが、いつから鍛え始めたのでしょうか。
宮原 空手部の頃からですね。ベンチプレスやスクワットもやっていたんですが、体が大きくなるのが嫌で一時やめていました。ただ、ラウンドガールになったとき、まわりの方が綺麗でフォロワー数も多くて、すでに人気のある方ばかりだったので、「ビジュアル勝負では勝てない」と悟って。だったら、自分の好きな格闘技の知識や筋トレで鍛えた体を武器にしようと思って、改めて鍛え始めました。
――どんなトレーニングをしてあの腹筋を作っているのですか?
宮原 パーソナルトレーニングを受けていて、1時間のうち30分は足や背中のトレーニング、残りの30分は完全に腹筋に振り切って鍛えています。さらにキックボクシングの練習もしていて、これは特にお腹に効くんですよ。
――差し支えなければ、体脂肪率ってどのくらいですか?
宮原 体脂肪率は16%くらいです。体質的に上半身の脂肪が落ちやすいので、お腹がより引き締まって見えるのかもしれません。「腹筋って脂肪の下にある筋肉が見えてるだけでしょ?」って言われることもありますが、それを言われるのが悔しいので、ちゃんと筋肉を大きくするよう努力しています(笑)。
――かなりの負けず嫌いですね。
宮原 そうなんですよ。小さい頃から身長が高くて、同じくらいの背の人がいると姿勢をピンと伸ばして「お母さん、どっちが大きい?」って聞いていました(笑)。小学生の時には、回転寿司で知らない人と食べた皿の枚数を勝手に競ってたりもしましたね。特に自分の得意分野では絶対に負けたくないと思ってしまいます。
――なるほど(笑)。宮原さんが、大切にしていることを教えて下さい。
宮原 「選んだ道を正解にする」ということです。高校1年で空手部を辞めたときも、自分の選択を後悔しないように全力でやると決めて進みました。キックボクシングに出ると決めたときも、勝つことで正解にしようと思いましたし、女優としての活動でも出演した作品がすべて自分にとって意味のあるものになるように努力しています。
――その考え方はどうやって生まれたのでしょうか?
宮原 芸能界デビューしたときの大きな選択がキッカケです。当時、15歳で水着モデルとしてデビューすることに対して「批判があるかもしれない」と何度も大人に確認されたんです。でも憧れていた先輩たちのようになりたくて挑戦しました。確かに結構な批判がありましたが、そのおかげで話題になって今も活動できていると思うんですよね。
その後も高校を退学して主演映画に挑戦したり、大学に通いながら『仮面ライダーアマゾンズ』に出演したり、自分の決断を最大限に活かしてきました。「後悔のないように」という気持ちが強く、「選んだ道を正解にする」というのが自分の軸になっています。
▽宮原華音(みやはら・かのん)1996年4月8日生まれ、東京都出身。空手全国優勝の実績を持ち、15歳で芸能界デビュー。映画『ハイキック・ガール!』で注目され、『仮面ライダーアマゾンズ』など多数の作品に出演。格闘技への情熱からラウンドガールを経て、キックボクサーとしてリングデビューも。出演映画『英雄傳』が5月23日に公開された。普段の食生活を聞くと、「一人のときは意識していますが、誰かと一緒のときは何でも食べますよ。コーヒー、ケーキ、焼肉、ラーメンとかも全然OK。食べた分は運動で調整します。ただ、“2週間で戻せるように”というのは常に意識しているので、撮影前にはちゃんと追い込みます!(笑)」
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