

歳の差彼氏の写真をスマホの壁紙に…初めての恋人とのお家デートの様子に「尊いが過ぎる」の声【漫画】

コミックの映像化や、小説のコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、GANMA!にて読み切り掲載されている、芦ノ也晴子さんが描く『スマホの壁紙を恋人の写真にした』をピックアップ。
GANMA!アンバサダーの公式Xが4月17日にX(旧Twitter)で本作を投稿したところ、1.7万件を超える「いいね」と共に、多くの反響コメントが寄せられた。本記事では、芦ノ也晴子さんにインタビューを行い、創作のきっかけや漫画を描く際のこだわりについて語ってもらった。
初めての彼氏をスマホの壁紙に
大学生の花は、21歳にして初めて恋人ができた。恋人は9つも年上のバイト先の店長。
ある日、大学の友人が彼氏との写真をスマホの壁紙にしているのを見て、花も同様に彼の写真を壁紙に設定していた。彼に見せるつもりはなかったものの、家に遊びに行った際ふと彼の目についてしまう。
「一瞬見えたその男は何処のどいつです…?」
という彼に、設定していた壁紙を見せると、
「ピンボケでわかりにくいので他の俺に変えましょう」
と言われる。さらに、一緒に撮ろうと言われ花はドキドキしてしまう。上手く笑えない花は、
「私 大人っぽく笑ったりできなくて」
と思いを伝える。すると、彼はこれまでありのままの花をずっと見てきたこと花に伝え、
「ありのままの花さんが好きです」
と言う。ふいにおでこにキスをされ、その写真を撮られる花。それとは別に撮った二人の写真を壁紙にしてニヤニヤしていると、職場から彼の電話に電話がかかってくる。
電話に出た彼は廊下に移動。少しの会話のあと電話を切った彼は、自身のスマホの待ち受け画面が花であることを確認し、花と付き合えて浮かれているのは自分なのだ、と密かに照れるのだった…。
作品を読んだ読者からは、「素晴らしすぎてニヤケが止まらなかった」「ちょっと尊いが過ぎる癒された」など、反響の声が多く寄せられている。
作者・芦ノ也晴子さん「日常のなかにある何気ない“きゅん”を切り取る感覚を大事に…」
――『スマホの壁紙を恋人の写真にした』は、どのようにして生まれた作品ですか?きっかけや理由などをお教えください。
この漫画は、私が人生で初めて描いたオリジナル作品です。
これまで普通の会社員として働いていて、漫画は“読む専門”。絵は趣味として細々と描いてはいたものの、自分が漫画を描く側になるなんて、まったく想像していませんでした。
そんな中、現在の担当編集さんに出会い、「恋愛漫画を描いてみませんか?」とお声がけいただいたことが、すべての始まりです。それなら、自分の“好き”を思いっきり詰め込んだ作品を描いてみよう!――そうして生まれたのが、この『スマホの壁紙を恋人の写真にした』でした。
私の好きなもの。すばり、年上で包容力のある“溺愛スパダリ男子”です!(スパダリ=スーパーダーリンの略称です)頭が良くて落ち着いていて頼れる存在なのに、好きな人のことになると、これでもかというぐらい優しくなって時には甘やかしすぎちゃったり、さらにちょっと不器用になってしまったり…。そんなギャップが大好きなんです!
そしてそんな年上溺愛スパダリ男子で何より好きなのが、「彼女は彼のことが大好き。でも実は、彼の方がもっとずっと彼女のことを好き」――という関係性です。お互いに想い合っているけれど、彼の気持ちのほうがちょっぴり溢れている。その“わずかな差”に、彼の深い愛情がにじみ出てしまうような関係が、もうたまらなく大好きで…!(語り出したら止まりませんね!)
この漫画には、そんな私自身の“好き”をぎゅっと詰め込みました。
自分でも、とても気に入っている作品です。
――今作を描くうえで、特に心がけているところ、大切にしていることなどをお教えください。
とにかく最後まで、「店長(年上彼氏)がかっこよく見えるように」ということは、ずっと意識して描いていました。……最後までは、ですが(笑)。
またこの作品では、特別な出来事ではない、日常のなかにある何気ない“きゅん”を切り取る感覚を大事にしていました。ファミレスでカップルが「ドリンクバー何飲む?」って楽しそうに選ぶような――そんな身近にある恋愛の空気を描きたかったからです。
そのため、漫画の中には描いていない部分、たとえばふたりの出会いや、店長が告白しようと思ったきっかけなども、すべて考えてありました。背景があることで、描かれている一場面にも自然と奥行きが出ると思っています。
また、恋愛を衝動的なものにはしたくなかったので、女の子は大学生ですが2人を同じ職場で働いている設定にしたり、女の子の一方通行に見えないように告白は彼の方からにするなど、とても細かいところですが、自分なりにバランスを整えていました。
――今回の作品のなかで、特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。
一番のお気に入りは、やっぱり最後の“オチ”のシーンです。あのラストに、すべてを込めました。(笑)
この話自体、最初に思いついたのが店長の照れ顔と最後のセリフだったので、そこをどう魅力的に見せるか?を逆算して全体を組み立てました。たとえば日常会話では彼に敬語を使わせて紳士的で落ち着いた大人の雰囲気を見せておきながら、最後の本音を際立たせる――みたいな、そんな構成を意識しています。
ほかにも、大人っぽい仕草を意識していたはずの彼女が、慌ててがに股になってスマホを取り返そうとする場面や、個人的に大好きな男の子の「おいで」というセリフを(笑)自然な流れで入れられたこともお気に入りです。
――X(旧Twitter)の投稿には多くの“いいね”やコメントが寄せられていました。今回の反響をどのように感じていますか?
本当に、素直に嬉しかったです!
上記の通り、私の「好き」をこれでもかというくらい詰め込んだ作品だったので、それを「好き!」と受け取ってもらえる世界を、とてもあたたかく感じられました。
誰かに届けようと構えて描いたというよりも、自分の好きなものを信じて丁寧に描いた結果、それを「いいね」と感じてくれる方がいるんだ……と、安心感や心強さもいただけました。
頂いたコメントなどは大事に保存してあります。
私の宝物です。本当にありがとうございます。
――芦ノ也晴子さんご自身や作品について、今後の展望・目標をお教えください。
現在は、今作とは別の恋愛漫画の連載に向けて準備を進めているところです。
今作がなければ、「これからも漫画を描いていきたい」と思うことも、「様々な恋人たちの物語を描いてみたい」と感じることも、なかったかもしれません。それくらい、この漫画は私にとって“原点”のような存在です。
これからも、自分の“好き”を信じて、描くことを楽しみながら、少しずつ作品を届けていけたらと思っています。年上で包容力のある、でもどこか可愛げのある“溺愛スパダリ彼氏”と、そんな彼をまっすぐに想うヒロイン。そんな関係性を、これからもさまざまなかたちで長く描いていけたらいいなと思っています。
――最後に、作品を楽しみにしている読者やファンの方へ、メッセージをお願いします。
この漫画を読んでくださって、本当にありがとうございます。
自分が「好き」と思えるものをまっすぐに描いた作品だったので、どこか一部分でも楽しんでいただけていたら、それだけで本当に幸せです。「恋っていいな」「誰かを大切に思うって、ちょっとあたたかいな」――そんなふうに感じていただける瞬間が、作品の中に少しでもあれば嬉しく思います。
そしてできれば、読んでいてちょっと照れてしまうような、思わず顔を隠したくなるような――
「なんかもう恥ずかしい……!」って笑いながら読んでもらえるような、そんな気持ちも一緒に届けられていたらいいなと思っています。
いつか、店長と花ちゃんの出会いやその後の2人の物語も、あらためて描ける日がきたらいいな!
またどこかで、私が描いた漫画に出会っていただけたら嬉しいです。
これからも、そっと見守っていただけたら幸いです。
貴重な機会をいただき、本当にありがとうございました。
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