

園子温監督の性加害疑惑めぐり…女優の「3年前の日記」がXで浮上 「150回くらい頷きました」
園子温監督による、自身の性加害疑惑をめぐる会見が話題となるなか、ある女優が2022年に公開していた文章の記述が、改めて注目を集めている。

映画監督の園子温氏が27日、東京・千代田区の日本外国特派員協会で会見を行い、自身の性加害疑惑に対して反論した。
そんななか、Xでは、2022年4月に公開された、ある女優のnoteへの投稿を思い出した人が続々と現れ、その内容が改めて注目を集めている。
性加害疑惑が報道
園氏をめぐっては2022年4月、『週刊女性』(主婦と生活社)が、園氏が自身の監督作への出演を条件に、女優らに性行為を迫っていたとする内容を2本の記事で報じた。同年5月に園氏は発行元の主婦と生活社を提訴。2024年4月に和解が成立し、インターネット上に公開されていた記事が削除された。
一方、俳優の松崎悠希による、Xへの「園氏がワークショップに参加した女優に性的行為を要求した」とする投稿について、園氏は名誉毀損にあたるとして損害賠償を求めて提訴。判決が今年5月16日に出され、東京地裁は名誉毀損を一部認定。訴訟の原因となった投稿の削除と、22万円の賠償を松崎に命じた。なお請求額は1,100万円だった。
「後書き感想文」に批判
判決文では、「原告(※園氏)が監督と新人女優という立場が明らかになっている状況において、複数の女優に対して性的行為を要求する文面のメッセージを送信したこと、原告が自身と性的な関係を有した女優を映画に出演させていたことは真実であると認められる」などと事実を認定する記述も。
しかし園氏は会見で、「潔白が証明された」と主張。判決理由の事実認定には「裁判は主文が大事で、指摘の箇所は後書き感想文みたいなもの」と述べたほか、自身のYouTubeでも同様の主張を展開。これにXでは批判の声があがっている。
鈴木砂羽の3年前の投稿
そんななか、とあるユーザーが「園子温、会見といいYouTubeといい、醜悪すぎる。文中に実名こそ出てきていないものの、鈴木砂羽さんの日記(名文!)ももっと広く読まれてほしい」とポスト。
別のユーザーからも「このタイミングでもう一度鈴木砂羽さんの3年前のnoteを読んでほしい。当時、名実ともにある鈴木さんに対して、園子温と思われる男がどのように接してきたか。これが経験の少ない女優であったなら、どのようなことになっていたか」「ここで改めて 3年前の鈴木砂羽さんのnoteを読んでみましょう」と続々と紹介する投稿がみられた。
「バチっと符合する事などあった」
話題となったのは、女優・鈴木砂羽が2022年4月にメディアプラットフォーム「note」で公開した文章。
鈴木は「ツイッターでリアルタイムで見聞きして感じたことと、過去の出来事と感情が突然にバチっと符号する事などあって」とし、「書くことによって何か言及しようとか、誰かを告発するものではなく、『ここ』に過去自分に起こった出来事やその時〜現在に思うことを書いて置いておこうとした次第です」と自身の経験を書きつづった。
激しく罵倒され...
鈴木の記述によると、それは10数年前の出来事で、鈴木はとある映画の試写会に行き、マネージャーとともに、その映画の監督との食事に行った。
すると、その監督は鈴木が述べた映画の感想が気に入らない様子で、鈴木自身や過去の出演作品、他の監督の作品まで、プロデューサーと一緒に激しく罵倒。さらに「当時付き合っていた? という女優の名前を出し、自分の元を去っていった女優がいかに売れたのは自分の功績だという事を語り出した」と振り返る。
呆れた鈴木は、「お前みたいな女優は二度と顔見せんな」との言葉に「そうですか。分かりました」とマネージャーとともに席を立ったという。
「馬鹿にするな」
「なんだあいつら。そっか、最初にマウント取りたかったんだろね。そんなに屈服させたかったんだ。俺らをチヤホヤしない生意気な女優をけちょんけちょんに貶めたかったんだな。誰があんたらに屈服や、ましてや崇拝なんかするかってのー」とつづった鈴木。
「あの時作品を嘘でも大絶賛してたら何か違ったんだろう。(実際に世間では評価が高かったようだ)彼は気を良くしてプロデューサーと結託して? 自分のマンションに引き連れて行っただろうか。抵抗すれば言いなりにならない女を肉体で強引に蹂躙するだろうか。そして仕事を与えてやったと自慢気に周りに話すだろうか。もはや妄想の域だが、例えそれで仕事がもらえ、評価されたとしても自分はその時の自分を許せないだろうと思った。馬鹿にするな」とも。
「立ち向かう勇気を」呼びかけも
さらに「『性被害』一連の報道を見て、今現在あの日のことを振り返ると、自分の中の本能的な怒りが発動したんだと思う。あの試写の日、最初映画を観た時からすでに感じていたのだ。俳優とか女優とか演技とか仕事じゃない。映画のストーリーや内容についてそう思ったんではない。『この男はただただ女を消費するんだ』本能的に感じ取っていたんだとしか言いようがないが」などと当時の自身の感じたことを整理。
若い女優に向け、「現場で立ち向かう勇気を持ってほしい」と呼びかけ、「あんな性の悪鬼みたいな人たちだけがこの業界を作っているわけではないのだ。若くて才能溢れる人材、頼れるベテランスタッフ、たくさんいる。自分たちが変わると決めて、映画業界がまた新しい息を吹き返すことを願い、これから自分たち世代もまだまだ映画を諦めず、俳優、スタッフ互いの尊重と尊敬、感謝を忘れずに盛り上げていきたい」と決意をにじませていた。
元宝塚女優も「150回くらい頷きました」
鈴木は、この「監督」が誰であるかには言及していないが、Xでは「園子温氏のニュース記事で、私も鈴木砂羽さんの文思い出してた。こういう声も拾っていくべきだと思う」「どういった監督であるかがよくわかる」「会見を見たあと、鈴木砂羽さんのnoteを読むと、卑劣さが際だつ」といった声が。
元宝塚歌劇団の女優・毬谷友子も「映画界のセクハラ・力関係・無言の圧力・弱い立場の者を悪者に仕立てあげる風習...なんか...鈴木砂羽さんの、この文を読んで150回くらい頷きました」と記している。
(文/Sirabee 編集部・しばたけろこ)
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