橋本環奈“鷹央”が八方ふさがりに…瞬間移動した遺体の謎に迫る＜天久鷹央の推理カルテ＞

2025.05.28 10:39

橋本環奈主演のドラマ「天久鷹央の推理カルテ」(毎週火曜夜9:00-9:54、テレビ朝日系／TVerにて配信)の第6話が5月27日に放送された。主人公は、医学的な知見と診断能力を武器に謎多き事件や現象を鮮やかに解決する天才診断医・天久鷹央(橋本環奈)。第6話は、鷹央が瞬間移動した遺体の謎に迫った。(以下、ネタバレを含みます)

新感覚の本格医療ミステリー

同作は、驚異の知能を誇る診断医が、頭脳と圧倒的な知識や洞察力を駆使し、不可解な症状や難事件を解き明かしていく本格医療ミステリー。ベストセラー作家・知念実希人氏の同名小説が原作で、これまでさまざまな話題作を手掛けてきた浜田秀哉氏が脚本を担当。

「世界のあるゆる病を私は診断できる」。そう豪語する“医師にして名探偵”の鷹央。歯に衣(きぬ)着せぬ物言いの天才診断医・天久鷹央を橋本が、鷹央の相棒である内科医・小鳥遊優を三浦翔平、鷹央の叔父で院長の天久大鷲を柳葉敏郎が演じる。

遺体が瞬間移動した世にも奇怪な殺人事件

天才医師・天久鷹央(橋本環奈)の元に、小児科の看護師・相馬若菜(玉田志織)から“世にも奇怪な殺人事件”の調査依頼が舞い込んだ。被害者は他院の看護師で、若菜の親友でもあった関原桜子。あろうことか、桜子の遺体は“瞬間移動”したという。

遺体が発見されたのは早朝の港。殺害現場は、10キロ離れた桜子の自宅マンションだとみなされた。住人たちの証言から、数時間前まで桜子がいたと考えられる室内に、大量の血痕が残されていたからだ。ところが、捜査を担当した警視庁捜査一課の刑事・寺田一樹(尾上寛之)は早々に行き詰まってしまう。どれだけ調べても、犯人が被害者を港まで運んで遺棄した方法が分からないのだ。

ストーカーにつきまとわれていた被害者

犯人はいったい誰で、遺体は本当に瞬間移動したのか。鷹央と内科医・小鳥遊優は独自捜査を開始。同僚看護師・藤本一平(柾木玲弥)の証言で、桜子がストーカーにつきまとわれ困っていたことを知る。さらに寺田からは“捜査をより一層混迷させている新事実”も聞かされる。

そんな中、さまざまな謎を解き明かしてきた鷹央ですらも、ついに八方ふさがりになってしまう。小鳥遊に向かって、「この事件は警察にも私にも解決できない」と漏らすのであった。

事件の真相が明らかに

殺された桜子は事件当日、自宅で意識を失った後、意識を取り戻し歩いて病院に向かった。その途中の横断歩道で車にはねられ、はねた男が港まで遺体を運んだ。これが瞬間移動した遺体のトリックである。

トリックを解き明かしたものの、桜子と自宅でもめていた人物の正体が分からずにいた鷹央は、小鳥遊に事件の解決を任せる。小鳥遊は約束していた若菜とのデートに向かうが、食事が喉を通らなかった。

小鳥遊は若菜と話をしているうちに、桜子と自宅でもめていたのが若菜であることに気が付く。若菜はアンドロゲン不応症で、桜子の恋人だったのだ。

若菜は桜子にプロポーズされた後、自分がアンドロゲン不応症であることを明かすと、桜子は拒絶。諦めきれなかった若菜は事件当日、再び桜子の家に訪れたが、話がもつれてもみ合いになった。そしてその時、桜子は頭部を強打してしまった。これが事件の真相である。

鷹央は事件を解決した小鳥遊を元気づけるため、鴻ノ池舞(畑芽育)に教えられたマニュアルを実施する。小鳥遊はあきれながらも、笑顔を見せるのであった。SNSでは、若菜が桜子に拒絶されるシーンを見た視聴者から「正直に話したのに若菜さんがかわいそう」「若菜ちゃんがあんなに激怒されたのが気の毒」「若菜さんは悪くない気がする」と同情する声が多数上がっていた。

◆文＝ザテレビジョンドラマ部