

須賀健太、劇団「ハイキュー!!」新作上演に『完結したからこその“出逢い”を意識して作りました』

5月17日より上演される、劇団「ハイキュー!!」“出逢い”の囲み会見・公開ゲネプロ取材が5月16日に東京・品川プリンスホテル ステラボールにて開催され、演出を手掛ける須賀健太を始め、加藤憲史郎、若林星弥、湊丈瑠、大村征弥が囲み取材へ出席した。
烏野高校と東京の古豪・音駒高校との“出逢い”が描かれる
同作は、「週刊少年ジャンプ」(集英社)にて2020年7月まで連載していた古舘春一によるバレーボール漫画が原作。
「ハイキュー!!」の舞台版として2015年から2021年まで上演したハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」を継承する形で新たに生まれたのが、劇団「ハイキュー!!」。演劇「ハイキュー!!」で主人公・日向翔陽を演じていた須賀が演出を担い、2023年8月19日(ハイキュー!!の日)を皮切りに初演が上演された。
新作公演では、GW合宿を舞台にかつての因縁のライバル、東京の古豪・音駒高校との“出逢い”が描かれる。
タイトルに込めた思いを明かす
須賀は、開幕を目前に心境を聞かれ「前作の旗揚げ公演をやらせていただいただけでも本当に夢のような時間だったんですけど、こうして2作目を作らせていただけること、これはまた別の喜びといいますか。本当にお客様に評価していただいた証というか、みんなが頑張ってくれて、1作目がしっかりと繋がった証だなと思って本当にうれしい気持ちでした」と喜びをあらわに。
「稽古が始まってからは特にあっという間で…。あと半年稽古したいですね」と言い、懸ける思いを明かした。
さらに、演出で大切にした部分について「サブタイトルを“出逢い”とさせていただいたんですけど、これは親しい人と出会うという意味と、偶然に思いがけず出会うという2つの意味があって。調べてこれを見つけたときに、今回の物語と近いなという風に思いました」と告白。
「ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』に出演されていた(烏養一繋役の)木村靖司さんと(猫又育史役の)大高洋夫さんに今作も参加いただきまして、そして新キャストと、前作を経験したキャストがいて。この3つがバランスよく“出逢う”という言葉に集約されるというか、そこを大切に作らせていただきました」とこだわりを語った。
加藤憲史郎「今回は4日目の朝までいったので…」
キャストそれぞれに、今回演じるにあたって工夫したことや実践したことが問われると、日向翔陽役の加藤は、「翔陽を知るということで、翔陽の好物の卵かけごはんを毎朝食べるということをやってみたんです。前回は2日目の朝で限界が来てしまったんですけど、今回は4日目の朝までいったので成長したかな(笑)」と、ユニークな挑戦について話す。
「演じる面では、翔陽になる上で須賀さんやたくさんの方にいろいろお聞きして、翔陽が今このサーブ、このレシーブにおいてどう思ってどう動くのかを考えることを意識しました」とコメントした。
続く影山飛雄役の若林は「僕自身はバレーボールを体育の授業くらいでしかしたことがなかったので、影山として思考の選択をするのが最初は難しくて…。バレーボール指導で入ってくださっている方に教えていただいて徐々に深めていきました。そこが苦労した部分であり、こだわった部分です」と話す。
また、孤爪研磨役の湊は「猫背は稽古中からずっとこだわっていました」と研磨の特徴を意識していたとコメント。また「“出逢い”というすてきなタイトルをつけてくださっていて、研磨が出会いの中でどこで心が動いたかっていうのをすごく大切にしてきました。いろいろなところがあって、全体としてみんなが心動くシーンがあると思うので、そこに注目していただけたらと思います」とアピールした。
そして黒尾鉄朗役の大村は、「黒尾は3年生で、みんなをまとめてドシっとしているイメージがあると思うんですが、原作を読むと2年生とかと戯れている面とかもあって。最初は意識がそこまで回っていなかったんですけど、徐々に余裕ができるようになってそういうところまで作っていけたので、細かい、試合ではない部分やベンチのところも見ていただけたらと思います」と役作りについて明かしていた。
それぞれがチームとしての絆を深めた稽古期間
そして、烏野高校と音駒高校、それぞれ自分のチームの「ここを見てほしい」という見どころを尋ねられると、若林は「各々個性が強いというか、役としてじゃなく普段からがむしゃらで個性が強い人たちが集まっているんですけど、向かっている方向はみんな一緒というか。不ぞろいな部分もあるんですが、熱量だったりそのがむしゃら具合はぜひ見ていただけるとうれしいです」と回答。
加藤は「“荒削りで不格好”と言うシーンがあるんですけど、まさにその状態。まだチームとして完成しました!という感じではなく、絶賛いろいろなものを吸収して大きくなっている真っ最中だよというのが僕らのチームに現われていると思うので、そこが魅力かなと。あとメンバーがみんなとても面白いので、そこにもぜひ注目して見てほしいです」と
音駒高校組の湊は「自然とまとまっていった感じ」と振り返り、「征弥くんがリーダーとして引っ張っていってくれた」と大村への信頼感を明かす。そんな大村は、チームメンバーを「役のまんまというか…」と語り、「プライベートの関わり方もみんな役のまんまで、その空気感で稽古場でも居られました。パフォーマンス部分が見どころかなと思うので、ぜひ見ていただきたいです」と仲の良さを伺わせた。
すると、烏野高校チームも仲良し?という質問が飛ぶ。加藤と若林が「めちゃくちゃ仲良し。本当に本当に!」と“本当に”を繰り返すため須賀から突っ込まれていたものの、「みんなで温泉に行ったり。部活終わりのようで学生時代の幸せな気持ちを思い出しました」と仲良しエピソードを明かしていた。
須賀が続投キャスト、新キャストをそれぞれ評価
また、加藤と若林の“成長”について問われると、「この2人の関係性は前作をやって深まっていったなと思いました。役者としても人間としてもどんどん距離が近づいていったのを僕も体験していて。そこの力強さみたいなものは、この期間を通して成長した…と言うのはおこがましいですが、成長していってくれたのかなと思います」と評価した須賀。
さらに、湊と大村については「最初のテーマとして、烏野を倒しにいく、というところからオーディションを始めて、実力で倒せる人たちを集めたチームだったので、元から心配はなかった」と話しつつ、「音駒というチームは登場から完成されているチームなので、ある種烏野よりも難しさがあったと思いますが、そこを自分たちで作って埋めていこうとしてくれたのを感じていました。ぜひお客様にも楽しみにしていただきたいポイントです」と絶賛する。
そして最後に「僕が演じさせていただいたときはまだ原作が完結していなくて、烏野と音駒というチームが最終的にどういう風な描かれ方をするのか分からない中で作っていた部分がありました。今作は完結したからこその“出逢い”を意識して作りました。ぜひ一人でも多くの方に見ていただきたいと思っています!」と思いを伝え、会を締めくくった。
劇団「ハイキュー!!」“出逢い”は、東京・品川プリンスホテル ステラボールにて5/17から5/25(日)まで、大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA WWホールにて5/30(金)から6/1(日)までの上演を予定している。
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