小川彩、地上波ドラマ初出演で「いつか私も」と秘めた思いや憧れが実現＜波うららかに、めおと日和＞

芳根京子が主演を務める現在放送中のドラマ「波うららかに、めおと日和」(毎週木曜夜10:00-10:54／フジテレビ系)。今回は本作で、関谷家の四女で、女学校に通う学生の関谷ふゆ子を演じている小川彩(乃木坂46)にインタビューを敢行。地上波ドラマ初出演への思いや、今後演じてみたい役柄などを語ってもらった。

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「いつか私も」と秘めた思いや憧れが実現

――本作が小川さんにとって地上波ドラマ初出演となります。オファーを受けた際のお気持ちは？

すごくびっくりしました。乃木坂の先輩方や同期がドラマに出演している姿を見てきて、「いつか私も」と秘めた思いや憧れがあったので、本当にうれしくて。でも日が経つにつれて不安も感じていました。

――メンバーからの反応は？

メンバーはみんな「おめでとう」って言ってくれました。同期の一ノ瀬美空ちゃんが、まだドラマがどういう内容なのかを知らない時に、どんな役柄かを予想していて、「こういう役だったら心配だよ〜」と言いながらも、自分のことかのように喜んでくれていたのが印象的です。

――原作や脚本を読んでみて、いかがでしたか？

原作を読んで、昭和11年に思いを馳せて泣いてしまいました。原作も脚本も、ほのぼのとしているけど平坦なわけではない部分が心に残っています。登場人物もみんなすてきで、全員を応援したくなるような魅力があります。

ふゆ子に共感できる部分は“子供扱いされたくないところ”

――小川さん演じるふゆ子はどういう人物と捉えましたか？

ふゆ子は天真爛漫で素直で、思ったことをすぐに言ってしまうような真っすぐさがある、かわいらしい女の子です。そういう真っすぐさは私が持っていない部分なので、ふゆ子みたいな女性になりたいなと思います。

――そんな演じるふゆ子の好きなところは？

監督さんとも役柄についてお話しをさせていただいて、ふゆ子は喜怒哀楽がすごく出ているキャラクターなので、それを強く出していきたいね、となりました。私は表に感情が出にくいタイプなので、ふゆ子みたいに全部表に出ちゃう性格はすごく好きです。

――それでは、ふゆ子には共感よりも憧れが強いのでしょうか？

憧れも強いのですが、共感できる部分もあります。今まで乃木坂の最年少だったり、兄妹も兄がいるので、妹という立ち位置はふゆ子と同じで、子供扱いされたくないところは共感できます。あとは食いしん坊なところも共通点です(笑)。

なつ美と瀧昌は理想の夫婦像

――現場の雰囲気や芳根さんの座長っぷりはいかがですか？

関谷家はすごく楽しい家族で、芳根さんが中心となって盛り上げてくださいます。芳根さんと森カンナさんの仲が良くて、お2人のやり取りを見て、私はこっそり笑っています。

芳根さんは本当にきれいで明るくて気さくで、かわいらしいところもたくさんあって、テレビで見ていたままのすてきな方だなという印象です。芳根さんが来られると、現場が明るくなりますし、お芝居中はなつ美そのもので、学びたい部分がたくさんあります。

――小川さん自身が印象に残っているシーンなどはありますか？

たくさんあるのですが…2話目の関谷家で行われる「甘え方を考えようの会」ですかね。このシーンは、ふゆ子がみんなを引っかき回さないといけなかったのですが、まだ私自身が2回目の撮影だったので、共演者さんに触れるのも緊張したのを覚えています。

――なつ美と瀧昌の夫婦は、小川さんにはどのように映っていますか？

本当にかわいくて、焦れったい2人が愛おしくなります。「こんなにピュアすぎる恋愛ってあるんだ！」とドラマを見ながら応援しています。

でも、昭和と令和で、目に見えるものは変わっていると思うのですが、人を思いやる気持ちは変わっていない部分があるんじゃないのかなと。

――そんな小川さん自身の理想の夫婦像は？

なつ美と瀧昌みたいな、お互いを思い合う気持ちが平等の関係がすてきだなと思います。

「久保史緒里さんみたいな活動の姿勢でいたい」

――小川さんは、ドラマを見るのが好きとコメントを残されていましたが、どんなドラマが好きですか？

色々なジャンルを見るのですが、個人的に好きなのはコメディー系です。今作は面白い部分も出てくるので、出演することができて光栄です。

――今後挑戦してみたい役柄はありますか？

学園ドラマに出ることは1つの目標です。憧れがあります。

――4月期では小川さんの同期でもある、菅原咲月さんや五百城茉央さんが学生役でドラマに出演されていますね。

2人のドラマももちろん見ています。菅原咲月ちゃんはドラマ出演が決まったのが同じくらいの時期だったのですが、五百城茉央ちゃんは少し前に決まっていて、撮影も始まっていたので頑張っている姿を見ていました。

――小川さんの先輩方もたくさんドラマなどに出演されていますが、演技をする上で憧れの先輩などはいらっしゃいますか？

たくさんいるのですが、久保史緒里さんです。色々な舞台やドラマや映画に出演されていて、それなのにグループの活動も完璧なんですよ。なので、久保さんみたいな活動の姿勢でいたいなって、いつも思っています。

――本作はキュンとする場面が多い作品かと思いますが、小川さんが最近キュンとしたエピソードを教えてください。

乃木坂46はメンバーが多いので、ぎゅうぎゅうの形でエレベーターに乗っていたら、柴田柚菜さんが0距離になったときに、ぎゅーって抱きしめてくださって、ときめきました。柚菜さんには彼女感を感じていて、いつもキュンキュンしています。

――最後に視聴者の皆さまに見どころをお願いします。

ピュアピュアな恋愛で、心がキュンとするドラマになっていると思います。そして関谷家の女系家族ならではのやり取りや、笑えるシーンもたくさんあると思うので、ぜひ見ていただけるとうれしいです。

◆撮影／梁瀬玉実