食べに行ったつけ麺が“なに味”か知りたい…勇気を出して店員に質問する姿に「よく分かる」の声【漫画】

2025.05.16 08:30

コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョンマンガ部」。今回紹介するのは、漫画家のこばやし少女さんによるコミックエッセイ『神経質のグルメ』だ。

同作は、こばやしさんが人気店でつけ麺を食べた様子が描かれた一作で、以前X(旧Twitter)に投稿されると、多くの人から注目を集めて6.6万もの「いいね」が寄せられている。そこで作者のこばやしさんに、同作を描いたきっかけについて話を伺った。

つけ麺の味の正体を店員に聞きたくなったこばやしさん

ある日、つけ麺を食べに行ったこばやしさん。いざ、食べてみると、甘い味わいが特徴的で、何が使われているのか気になったものの、調べても目ぼしい情報は出てこなかった。

店員に聞こうとするも、「『こいつ何かも分からずに食べていたのか』って思われないか？」といったことが脳裏を駆け巡って躊躇するこばやしさん。それでも勇気を出して、会計時に「な…なにベースですか？つけ麺」と聞くことに成功する。

すると、親切に回答してくれたものの、「なにか…ありましたか…？」と不安な表情を浮かべる店員。慌てて「いえ！全然！」と弁解したこばやしさんは、続けて「あまくて…おいしかったです」と笑顔で感想を伝える。店員も安心したようで、表情をゆるませながら「よかったです」と返す。

そして、温かい気持ちで店を後にすると、こばやしさんは「なんで甘かったんだろう…？」と、疑問が解消されていないことに気づくのだった。読者からは「聞きづらいのめちゃくちゃ分かる」「最後の2人の雰囲気に癒された」など好評の声が相次いでいた。

――『神経質のグルメ』を創作したきっかけや理由があればお教えください。

つけ麺屋さんに行ったあと、すごく満足した気持ちになったことを思い出して描きたくなりました。なんてことない日ですが、久しぶりに一人で外食をしたので、感じることが多かったように思います。

――特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共に教えてください。

「あまくておいしかったです」「よかったです」というシーンですね。それまでのモヤモヤを一気に払拭するシーンにできた気がして気に入っています。

――普段は創作漫画をメインに描かれていますが、コミックエッセイはどのような時に描いているのでしょうか？

実験と息抜きです。エッセイを読むのが好きで、自分でも面白いものが描きたいと目論んでいたので実験的に描いていました。また、普段と作品のタイプが違うと息抜きになりますね…！

――コミックエッセイで注目を集めたのは初めてとのことですが、率直にどのようなお気持ちかお聞かせください。

うれしさと驚きがあります。また、感想を読んでいると、皆さん私より全然つけ麺に熱い思いがあって面白いです。

――読者へメッセージをお願いします。

現在は新連載の準備中です！個人では「カタブツ系女子」という純愛ラブコメをkindle出版しています。エッセイも溜まったら出版したいですね。基本的にほっこりするような作品を描くのが好きです。気になった方は、SNSやKindleをチェックしていただけるとうれしいです！