本田響矢、演じる瀧昌との共通点は不器用なところ「全然ボタンが外れない」＜波うららかに、めおと日和＞

2025.05.15 15:31

芳根京子が主演を務めるドラマ「波うららかに、めおと日和」(毎週木曜夜10:00-10:54、フジテレビ系／FOD・TVerにて配信)の第4話先行上映会＆トークイベントが5月15日に都内で開催され、本田響矢、小関裕太、乃木坂46・小川彩が登壇。ドラマの反響や役との共通点を明かした。

交際ゼロ日婚からスタートするハートフル・昭和新婚ラブコメ

本作は、昭和11年を舞台に交際ゼロ日婚からスタートする、歯がゆくも愛らしい“新婚夫婦の甘酸っぱい時間”を丁寧に描いたハートフル・昭和新婚ラブコメ。原作は、西香はちによる同名コミック。本作では、ドラマオリジナルストーリーを交えつつも、原作の世界観を最大限に生かし、実写だからこそ表現できる、なつ美と瀧昌の温かくも甘い空気を繊細に映し出していく。

主人公の江端なつ美(芳根)は、桜咲く春の季節、突然舞い込んだ縁談から帝国海軍に勤める江端瀧昌(本田)と婚約することに。しかし結婚式当日、瀧昌が仕事のため来られなくなり、旦那不在という波乱の幕開けから結婚生活は始まる。携帯もない時代、戦前の日本で暮らす恋愛に不慣れな男女2人の結婚から始まる恋。ういういしくもじれったい夫婦生活の中で何気ない日常から幸せや愛おしさを感じ、少しずつ距離を縮めていく。

小関は瀧昌の同僚でとにかくモテる深見龍之介を、小川はなつ美の妹で天真らんまんな関谷家の四女・ふゆ子を演じる。

出演者もドラマの反響を実感

5月8日に第3話が放送され、X(旧Twitter)では「#めおと日和」が世界トレンド1位になるなど、放送を重ねるごとに盛り上がりを見せている本作。本田は「SNSでの皆様からのコメントも届いていますし、個人的に親戚の方々から連絡をもらっています」と周囲の反響を明かし、小関は「配信の方で見始めて、オンエアで見るようになったって方が多いので、 SNSを始め皆さんの感想の影響力ってすごいんだなって感じました」と実感しているよう。

小川は「第2話でふゆ子の提案で甘え方を考えようという会議をして、『アイスクリーム食べたいな』っていうせりふがあったんですけど、それをファンの方にたくさんリクエストしていただいてたくさんやりました。あと、友達からも毎回放送後に連絡が来て、この間は意味もなく“エヌる”を使ってくれたり、“問題ありません”も使ってくれます」と明かす。“エヌる”は作中に出てくる海軍の隠語で、のろけることを意味する。“問題ありません”は本田演じる瀧昌がよく言うせりふ。

「“問題ありません”が流行語大賞になったらいいな」と小川が話すと、小関が「それを聞いてご本人どうですか？」と本田に振る。「本当にその通りで…」と話し始める本田だったが、空気を察して「問題ありません」と言い直し、会場からは笑いが起きた。

不器用でいじられキャラの本田

本田は役との共通点について「今の現場で『不器用だね』って言われてます。瀧昌の不器用さと僕の不器用さは通ずるとこあるのかなと感じてます」と言い、「カバンに物を入れる時とかになかなか物が入らないとか、ボタンを早く外して脱がなきゃいけないのに全然ボタンが外れないとか、そういう瞬間によく言われますし、不器用だなって思われてるんだろうなと感じています」と具体的なエピソードを明かした。また、瀧昌同様に本田自身もいじられキャラだそうで「本当によくいじられるんですよね。ありがたいです」とニッコリ。

芳根の印象について本田は「本当にすてきな方で、朝も『(片手をあげて元気よく)おはようございます！』から始まって、細かいお芝居のことや、このシーンではどういう気持ちなのかとかいろいろ相談させていただいて、本当にありがたいですし、頼れるすてきな座長です」と絶賛した。

◆撮影・取材・文＝水沢あすみ