

これぞプロの修行風景…漫画制作中に映画を観る職場を描いたエッセイ漫画に「これ凄く重要」と反響【漫画】

コミックの映像化や、小説のコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、ハルマキさんが描く『なぜ君たちは年間200本以上も映画を観るのか!?』をピックアップ。
ハルマキさんが4月20日にX(旧Twitter)で本作を投稿したところ、6,000件を超える「いいね」と共に、多くの反響コメントが寄せられた。本記事では、ハルマキさんにインタビューを行い、創作のきっかけや漫画を描く際のこだわりについて語ってもらった。
仕事場で映画を観ながら作業する理由
漫画家アシスタント時代の経験が描かれている今作。作者のハルマキさんがポン春田先生のアシスタントになり2週間が経ったある日、この職場が“話す仕事場”であることに気づく。ハルマキさんは、背景を描くのにいっぱいいっぱいで、なかなか会話についていけないでいた。
すると突然、ポン春田先生が「さぁ じゃあ何観よっかな~」と発言。別のアシスタントに映画を選ばせ始めた。マンガを描きながら映画を観ること、さらに1日平均で約2本の映画を観るということに驚愕するハルマキさん。極めつけに「映画観終わったらそれぞれ点数付けて見せ合うから」と先生に言われ、原稿に集中できないことを悟るのだった。
映画を観るとどうしても手が止まる、しかし耳からの情報だけでは展開について行けない、と焦りを募らせるハルマキさん。なんとか見終わったものの、ざっくりとしか理解できないまま点数を付けることに。
先生や他のアシスタントたちが2点や3点台をつけるなか、5点満点と答えたハルマキさん。その後はなぜその点数を付けたのかをそれぞれが理論的に話し始める。そして、最後に自分がなぜ5点満点をつけたのかを聞かれ、正直に「あんまり分析的に映画とか観たことなくて…」と話す。すると先生から作品を作る側の人間として今までと同じ観方をしていてはダメだと言われる。
作品を作る側の人間=人に自分の面白いと思うものを伝える仕事であること、言葉にすることによって自分の中で好きな事嫌いなことを明確にすることが大事であることを教えられる。さらに、漫画を描くと「アウトプット」ばかりになってしまうため、常に「インプット」するためでもある、と言われ深く納得するハルマキさんなのだった…。
作品を読んだ読者からは、「創作をする人の課題を端的に表していて面白い漫画でした」「話の構成はこうやって養ってるんですね 勉強量に脱帽します」など、反響の声が多く寄せられている。
作者・ハルマキさん「アシスタント時代に師匠から教えて貰った素敵な話を…」
――『なぜ君たちは年間200本以上も映画を観るのか!?』は、ご自身の経験を描かれたエッセイ漫画となっていますが、漫画作品にしようと思ったきっかけや理由などをお教えください。
普段ふざけ切ってあんまり人様に役に立たん話ばっかり描いてるので、たまにはアシスタント時代に師匠から教えて貰った素敵な話をダメダメだった当時の自分の目線で分かりやすく描けたらな〜と。
――エッセイ漫画を描くうえで、特に心がけているところ、大切にしていることなどをお教えください。
基本的には自分のおバカなエピソードで笑ってもらえるのが嬉しいんですが、人とは少し違う自分の中の財産エピソード(漫画アシスタントの経験、マッチングアプリでの恋活など)を描く時は読んで下さった方にちょびっとでも為になる描き方が出来たらなって思ってます。
お前も出来てないやないか〜って言われそうなんで、偉そうな描き方にだけはならないようにって気をつけてます(笑)
――今回の作品のなかで、特に気に入っているシーンや、「ここを見てほしい」というポイントがあればお教えください。
僕というキャラと同じ目線で「なぜこんな事をするんだ?」って設問から、最終的に作り手の考え方に繋がる「なるほどそういうことか!」って解決していく展開を自然に描けたんじゃないかな〜と思うので難しく考えずに読んでもらえたら嬉しいです。
――X(旧Twitter)の投稿には、多くの“いいね”やコメントが寄せられていました。今回の反響について感想をお聞かせください。
なぜ急にって正直焦りましたし、全員に返信してたらアカウントロックかかったし(涙)
それは置いといて、自分もやってみますって方や、同じ漫画を描いてる方達以外から「この考えは色んな仕事にも為になります」ってコメントが多かったのは面白かったです。
――ハルマキさんご自身や作品について、今後の展望・目標をお教えください。
相変わらず何描こうか一つに絞れてないのが良くないのですが、この人はこういう作品を描く人、この人はこういう感情を与えてくれる人って認知してもらえるような明確な武器のある漫画家になりたいですね。
――最後に、作品を楽しみにしている読者やファンの方へ、メッセージをお願いします。
これからも思い付きでくだらん漫画を描くかもしれませんが、せっかくなら自分の中にあるまだ出し切ってない貴重な経験を少しでも面白おかしく時に為になる作品として描けたらなぁと思ってますので、良かったら読んでやって下さい。
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