これが桜庭裕一郎だ…長瀬智也、最終回の圧巻“涙の独白”9分間に視聴者も「やっぱり最高！」＜ムコ殿＞

2025.05.09 12:20

現在FODとTVerで順次無料配信中の長瀬智也が主演を務めるドラマ「ムコ殿」(2001年、フジテレビ系)が、クライマックスを迎えている。5月10日(土)まで無料配信中の第11話ではトップスター・桜庭裕一郎(長瀬)のスキャンダルが離婚に発展、13日(火)まで無料配信中の第12話(最終回)では謹慎していた裕一郎が復帰ライブで本音を語る場面がじっくり描かれている。(以下、ストーリーのネタバレがあります)

とうとう離婚…裕一郎＆さくらの決断

「ムコ殿」は、人気絶頂の“抱かれたい男No.1”シンガーソングライター・桜庭裕一郎が、超多忙な芸能界に属しながらも愛する女性・さくらと極秘結婚したことから巻き起こるホームコメディ。当時23歳の長瀬が裕一郎を、2020年に急逝した竹内結子さんが裕一郎の妻・さくらを演じている。

世間には秘密で入籍した裕一郎とさくら。家族や裕一郎のマネージャー・箱崎(段田安則)らの協力のもと、新井家の“ムコ殿”として幸せな日々を送っていたが、第10話でそんな毎日が一変。写真週刊誌に“桜庭裕一郎極秘結婚！しかも婿養子”という記事が出て、新井家前に記者が押しかけ、裕一郎は新井家に帰れなくなってしまう。

しかも記事を書いたのは、新井家を出たまま音信不通となった長男・柾(野村宏伸)。裕一郎が柾を殴ったことで警察まで出動する騒ぎとなり、裕一郎は謹慎。続く第11話で、裕一郎とさくらはとうとう離婚を決断した。

桜庭裕一郎が復帰ライブで語った本音

そんな状況のまま復帰ライブに臨むことになった裕一郎。圧巻は、このライブシーンだ。

デビュー当時の思い出が残る小さなライブハウスで、ごく少人数のファンに迎えられ、ギターを手に復帰ステージに上がった裕一郎。一度は歌おうとしたものの、「ごめん、やっぱり歌えない」とギターを置き、「俺の話を聞いてほしい」と語り始めた。

結婚していたことや、離婚という結果になったこと。それでもまだ、“新井裕一郎”としてさくらとその家族を愛していること。そして“桜庭裕一郎”としても、同じくらいファンを愛していること。

ステージ上でスポットライトを浴びながら、ぽつりぽつりと語っていく裕一郎。「みんなには嘘つきたくない。これが俺の本当の気持ちなんだ、ごめん」。話しながら、裕一郎の頬を涙が伝う。現実世界でもシングル2枚をリリースし、写真集も発売した桜庭裕一郎だけに、本音を語るその姿もまるでリアルに存在するスターかのよう。9分間にわたる掛け値なしの本音の独白が、ギャップはあれど裏表はない桜庭裕一郎の人となりをそのまま語っている。

アツくてまっすぐな裕一郎の真心からの言葉がファンに、世間に、そして新井家の面々の心に届いた最終回。今回の無料配信であらためて視聴したファンからも「ライブのシーン、泣けた…」「やっぱり桜庭裕一郎は最高！」などの声が上がっている。「ムコ殿」はFODで全話独占配信中だ。