錦戸亮“真野”の過去を知る千原ジュニア“檀浩輝”の血に塗れた姿が怖すぎる＜トレース〜科捜研の男〜＞

2025.05.09 11:50

独自の着眼点と膨大な知識、高い鑑定技術を持つ真野礼二(錦戸亮)が主人公のドラマ「トレース〜科捜研の男〜」(2019年、フジテレビ系)が今、FODとTVerで順次無料配信中だ。第9話からはついに最終章に突入。錦戸演じる真野の過去“武蔵野一家殺人事件”の真相が明らかになった。(以下、ネタバレがあります)

錦戸亮の月9初主演ドラマ「トレース〜科捜研の男〜」

「トレース〜科捜研の男〜」は、元科捜研の古賀慶による漫画「トレース科捜研法医研究員の追想」が原作のドラマ。錦戸亮が“月9”初主演を果たしたことでも話題になった作品だ。

物語は、ある陰惨な過去を持ち、影のある科捜研法医研究員・真野礼二が、真実のかけらを見つけて亡くなった被害者の思いや無念を明らかにしていく。ほか、船越英一郎、新木優子らが出演する。

急速に近づいていく真相

数年前に暴力団同士の抗争に巻き込まれ殺人を犯してしまった富樫が出所後、交際していた女性を刺殺したと疑われる事件が起きた第9話。

さらに、第10話ではあるテニス選手が、歩道橋から足を踏み外して転落死。その選手が所属していた実業団のオーナーは、かつて真野の兄をいじめていた主犯グループの一人だと判明した。

果たして、主犯グループの一人に近づくことで、真野は“武蔵野一家殺人事件”の真相に近づくことができるのかが見どころになっている。

最終回、第11話では、“武蔵野一家殺人事件”の真相を追う真野が早川(萩原聖人)とともに食品会社社長の佐保(袴田吉彦)に会いに行くところからスタート。佐保は、不審死を遂げたホームレスの新妻(伊藤高史)と同じく早川の教え子のひとりであり、真野の兄・義一(倉悠貴)をいじめていた主犯格でもあった。ところが佐保は、ボイラー室のガス爆発に巻き込まれて死んでしまう。

科捜研に戻った真野は、虎丸(船越英一郎)を交え、ノンナ(新木優子)と海塚(小雪)にこれまでの経緯を話す。真野は、“武蔵野一家殺人事件”の証拠品だった軍手に残されていた身元不明のDNA型と、妊娠していた姉・仁美(夏子)の胎児の絨毛のDNA型を鑑定し、仁美を妊娠させた相手が、真野の家族を殺した犯人である可能性が高いと予想だて、その2つに親子関係が認められることを突き止めていた。しかし、佐保との親子鑑定の結果は不一致だった。

千原ジュニア“檀浩輝”が怖すぎる！

佐保が死亡したボイラー室に臨場した真野は、ガスの元栓部分に付着した手袋の皮革を発見する。その持ち主と思われる人物の皮膚片から採取したDNA型は、“武蔵野一家殺人事件”の軍手のDNA型と一致していた。

そんな折、科捜研に警視庁史上最年少で刑事部長になった実力者・檀浩輝(千原ジュニア)が登場。ここで檀は「一度やってみたかったんですよね」とDNAの採取キットを手にし、頬を器具でこするのだが、必要以上にこすりつけ、まさかの血が出る始末。そして、真野に「これが欲しかったんでしょ？」と血に塗れた器具を渡す。このシーンは当時も「怖すぎ！」「サイコパスなの…？」「目の見開き方やばかった」と話題になった。

そこから、事件は急速に真相へと近づいていくのだが、真の犯人がわかった時、真野はいったいどんな行動に出るのか。ぜひ注目してほしい。