星乃夢奈“いぶき”が娘に対する愛情と憎悪に揺れたシーンに「演技がすごい」「泣ける」の声＜いつか、ヒーロー＞

2025.05.09 10:13

桐谷健太が主演を務めるドラマ「いつか、ヒーロー」(毎週日曜夜10:15-11:09、テレビ朝日系／TVerにて配信)の第4話が5月5日に放送。シングルマザーのいぶき(星乃夢奈)が、娘に対する愛情と憎悪に揺れたシーンに多くの声が上がり、SNSが盛り上がった。(以下、ネタバレを含みます)

「いつか、ヒーロー」とは

同作は、「コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-」シリーズ(2008～2010年、フジテレビ系)や、「BOSS」シリーズ(2009年・2011年、フジテレビ系)などを手掛けた林宏司によるオリジナルストーリー。桐谷演じる、20年間消息不明だった謎の男・赤山誠司が、夢をなくしたかつての教え子たちと共に、腐った巨大権力を相手に痛快な復讐(ふくしゅう)劇を繰り広げていく。

監督は「ムショぼけ」(2021年、ABCテレビ)や「あの子の子ども」(2024年、フジテレビ系)などを手掛けるアベラヒデノブが務める。

児童養護施設の職員・赤山誠司を桐谷、赤山が20年前に職員として働いていた児童養護施設「希望の道」出身で赤山の教え子である介護士の樋口ゆかりを長濱ねる、同じく教え子でヤングホームレスの野々村光を泉澤祐希、同じく教え子で築富住建社員の交野瑠生を曽田陵介、同じく教え子でシングルマザーの君原いぶきを星乃、同じく教え子でドリームサンフーズ社員の渋谷勇気を駒木根葵汰が演じる。

また、正体不明の男・氷室海斗に宮世琉弥、「希望の道」の園長・森本司に寺島進、赤山の過去と秘密を握っている大家の大原要蔵にでんでん、スクープ命の敏腕政治記者・西郡十和子に板谷由夏、大企業「ドリームグループ」の会長・若王子公威に北村有起哉、十和子の部下で政治部記者・小松崎実に小関裕太が扮(ふん)する。

シングルマザーのいぶき、赤山はいぶきら母娘の姿を目にする

瑠生に続き、ゆかりも赤山との同居をスタート。赤山、野々村、瑠生、ゆかりに、大家の大原を加えた奇妙でにぎやかな共同生活が始まる。

そのころから赤山は、眠っていた20年の間に元教え子たちがどんな社会を生きてきたのかを知ろうと、新聞や書籍を読み漁るようになる。その中には、若王子が率いる「ドリームホールディングス」のビジネス書も。

一方、ゆかりは赤山の教え子の一人でシングルマザーのいぶきの所在を突き止め、連絡を取り合っていた。いぶきが繊細で精神的にも不安定な状態であったことから、赤山にはいぶきの情報を渡していなかったゆかり。

ところが、ゆかりの後をこっそり付いていった赤山は、ショッピングモールで20年ぶりにいぶきの姿を目撃する。そこには30歳になったいぶきと、「希望の家」にいた頃のいぶきによく似た娘の沙織(遠藤くるる)がいた。

仲むつまじいいぶきら母娘の姿を、咽び泣きつつ物陰から見守る赤山。すると突然、児童相談所の職員が現れ、いぶきから沙織を引き離した。

虐待を疑われたいぶきは娘と離れることになり、20年ぶりに再会した赤山とは言葉も交わさずにその場を去っていくのだった。

いぶきが娘に対する愛情と憎悪に揺れたシーンに「演技がすごい」「泣ける」の声

児童相談所の職員から、通報したのはいぶき本人だったことを知らされた赤山。いぶきは自分の親から虐待されていた過去があり、虐待の連鎖に悩んでいたのだ。

娘の沙織のことをかわいいと思っていても、ふとした瞬間にスイッチが入り、「お前一人幸せになるなんて絶対許さないから」と酷い言葉を投げつけて憎しみを止められなくなるいぶき。

そんないぶきの姿にSNSでは、「なんだよこの切ない回は…映画化いけるだろ」「悲しいね」「演技がすごい」「泣ける」「星乃夢奈ちゃん演技上手だな」「切なすぎてやばい」「こんな複雑な役演じられる夢奈ちゃんすごすぎ」「手遅れになる前に自分で気づけてよかった」「いぶきちゃんの二面性がすごい…」などの投稿でSNSが盛り上がった。

次週の予告には赤山が氷室に「ゆかりに何した？」と問い詰める場面も。第5話も楽しみだ。

◆文＝奥村百恵