

フランスの日本マンガ愛はスゴイ 実写版「シティーハンター」に続き「キャッツ・アイ」を制作費約40億円で実写ドラマ化

北条司の人気コミック「キャッツ・アイ」が、フランスでドラマシリーズ『CAT’S EYES』として実写化された(日本ではPrime Videoで視聴可能)。北条司原作でフランスというと、2019年にその再現度の高さで話題となったフランス版実写映画『シティーハンター』のヒットを思い出す人も多いだろう。今回の『CAT’S EYES』も製作費約40億円、フランスでは昨年11月にテレビ放送され、初回を500万人が視聴するなど、大ヒットを記録している。
怪盗として暗躍する美人三姉妹
原作の「キャッツ・アイ」は、北条司の連載デビュー作。喫茶店「キャッツアイ」を営みながら、裏では美術品をターゲットにする怪盗・キャッツアイとして暗躍する美人三姉妹、泪・瞳・愛を主人公にしたアクションラブコメディーだ。1983年にはアニメ化され、フランスでも人気を博した。
今回フランス版の実写ドラマ『CAT’S EYES』では、タム(瞳)、シリア(泪)、アレクシア(愛)の3姉妹が登場。また瞳の恋人ながら、その正体を知らずにキャッツアイを追う警察官の内海俊夫のポジションは、フランス警察の組織犯罪対策部(BRB)のクエンティンとなっている。
物語は2023年のフランスを舞台にしたオリジナルストーリー。数年ぶりに再会したタム(瞳)、シリア(泪)、アレクシア(愛)の3姉妹は、10年前に謎の火災で死亡した父親が所有していた美術品が、エッフェル塔で開催される展覧会に出展されることを知る。3姉妹は父親の死の真相を突き止めるため、すべてを賭けてその絵画を盗むことを決意する。
時を同じくして、フランス警察の組織犯罪対策部(BRB)のクエンティン(俊夫)も、怪盗・キャッツアイの中に彼が愛したタムがいることを知らず、彼女らを逮捕すべく任務にあたる。日常と危険なミッションの狭間で、それぞれ悩みや問題を抱えながら、3姉妹はあらゆる試練に立ち向かっていく。
北条司も絶賛「3人の女優が素晴らしく、とても愛らしい」
原作者の北条司は、今回の実写化について「パリの素晴らしい舞台で活躍する三姉妹の姿が見たかった」と快諾。オリジナルストーリーである点についても「フランスの背景に合わせて、脚本家と監督が漫画原作から自由になり、新しいストーリー、そして新しい道を見つけることができたのは、重要なこと」と評価した。
また三人のヒロインに関しても「とても愛らしいと思うし、ストーリーに新しいテイストを提供してくれたことで、このシリーズは大成功」と絶賛している。
制作費は約40億円。セーヌ川、エッフェル塔、ルーブル美術館、ヴェルサイユ宮殿などパリの名所で豪華なロケが行われた。特に、パリ上空ではドローンの飛行が禁止されているが、今回特別な許可を取得。この作品を通じて初めてドローンで撮影された美しいエッフェル塔などが見られる。
また夜になると消灯されるパリの主要なモニュメント(サクレ・クール寺院、ルーヴル、トロカデロ、モンパルナスタワーなど)を、エッフェル塔から見えるように特別に点灯して撮影。まさにフランスを舞台に生まれ変わった新たな「キャッツ・アイ」となっている。
フランス版実写ドラマシリーズ『CAT’S EYES』は、日本でもAmazon Prime Videoで視聴可能。
原作者・北条司コメント
――このドラマ化プロジェクトをOKした理由はなんでしょうか?
まず第一に、パリの素晴らしい舞台で活躍する三姉妹の姿が見たかったというのがあります。そして、私が少し前に描いたヒロインたちをどのように現代に蘇らせることができるのか、とても興味がありました。フランスの方が現代のパリを舞台に、三姉妹の物語をどう展開していくのか、ぜひ見てみたかったんです。
――このシリーズはオリジナルストーリーです。それに関して、何か特別な希望や条件はありましたか?
オリジナルストーリーというアイデアはとても気に入っていて、原作漫画のストーリーにあまり縛られなくてもいいと思いました。フランスの背景に合わせて、脚本家と監督が漫画原作から自由になり、新しいストーリー、そして新しい道を見つけることができたのは、重要なことだと思いました。
しかし、いくつかの守ってほしいルールはありました。例えば、キャッツは人を殺さない、美術品を大切に扱う、父親と関係のある絵画以外は盗まない。そして、盗みに使う道具もちゃんと買う。彼女たちはただの泥棒ではなく、父親の真実を知ろうとする若いふつうの女性なのです。
――最初に見た映像の感想は? 3人のヒロインはどうでしたか?
3姉妹を演じる3人の女優が素晴らしく、とても愛らしいと思うし、ストーリーに新しいテイストを提供してくれたことで、このシリーズは大成功だと思います!
個人的には、「実写」と「マンガ」を結びつけるのはあまり好きではありません。
日本でもよく、ドラマ化などで演じる女優についてどう思うかと聞かれますが、私にとっては意味がありません。
映像の種類ごとにそれぞれそれ自体で成り立っていればよく、マンガやアニメのイメージに固執しても『正しい』ものは作れないと思っています。直接的に結びつけようとしてもダメで、人々に感動を与えるには独自のアイデンティティを見つけなければならない。
それが、このシリーズが成功した理由だと思います。
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