『刺青一代』『関東刑務所帰り』など高橋英樹出演作を映画・チャンネルNECOで一挙放送

2025.05.07 10:00

提供：WEBザテレビジョン

昭和を代表する大スター・高橋英樹。映画・チャンネルNECOでは、そんな高橋英樹の出演作を特集放送する。

高橋英樹とは

1961年、日活ニューフェイス第5期として日活に入社した高橋英樹。同年公開の映画『高原児』(監督：斎藤武市、主演：小林旭)でスクリーンデビューを果たす。

さらに、同年公開の『どじょっこの歌』(監督：滝沢英輔)では、新人ながら主演の浅丘ルリ子の相手役を務め、続く『ひとつのいのち』(1962年、監督：森永健次郎)では主演に抜擢される。

当初は日活の青春映画に多く起用され、『ひとりぼっちの二人だが』(1962年、監督：舛田利雄)では坂本九、吉永小百合、浜田光夫と共にメインキャストに配役された。また、川端康成の名作文学を映画化した『伊豆の踊子』(1963年、監督：西河克己)では吉永小百合とダブル主演を務め、好評を博した。

『男の紋章』(1963年、監督：松尾昭典)では、これまでのイメージを覆すように、刺青と日本刀が様になる主人公を演じ、本作は大ヒット。

日活の新しいアクションを開拓した人気シリーズとなり、以後関連する11作品において主演を務めた。さらに、鈴木清順監督の『刺青一代』(1965年)、『けんかえれじい』(1966年)など傑作映画に出演、『戦争と人間　完結篇』(1973年、監督：山本薩夫)まで日活在籍時に全89作の映画に出演した。

1968年のNHK大河ドラマ『竜馬がゆく』の出演後は、テレビ作品の出演が増加。『桃太郎侍』シリーズ(1976年～1981年)、『遠山の金さん』シリーズ(1982年～1986年)などに出演し、時代劇スターの地位を確立した。

以降はテレビ・舞台を中心に活動し、時代劇のみならず現代劇作品やバラエティ番組への出演など多岐にわたる。

映画・チャンネルNECO『日本映画クラシック』放送スケジュール

『刺青一代』　5月8日(木)朝6:00～

ヤクザ世界から脱出を図る兄弟を凄絶なアクション、コントラストの強烈な演出で描く清順の任侠映画。殴り込みのシーンで登場する、青と黄色の襖を連続して開けていくシーンは圧巻！白虎の刺青をした鉄は、ヤクザ世界から足を洗うため、仏具師の弟・健次とともに満州への脱出を図る。ところが、直前で健次がヤクザたちに殺され、鉄は復讐を決意する。

『関東刑務所帰り』　5月9日(金)朝6:00～　

高橋英樹が、喧嘩っ早い渡世人に扮し、親分の仇を討つために斬って斬って斬りまくる痛快娯楽アクション。修羅の世界に生きる男を高橋英樹が颯爽と演じた。野口晴康監督の遺作『関東も広うござんす』でチーフとして大任を果たした武田一成の監督第1作。刑を終え、ある漁師町に現れた政吉は、刑務所で知りあった岡井組の石松を河出一家から助けたのが縁で岡井組の世話になることに。岡井組を潰そうと企む河出一家は政吉を殺そうとし、遂には岡井親分を殺害する。岡井の娘・雪絵の恋心を知りながらも、政吉は親分の仇を討つため河出一家に殴りこむ。

『仁俠八方破れ』　5月14日（水）夜11:00～、5月24日（土）朝6:00～

スターの貫禄漂う高橋英樹が、『賭場の雌猫』シリーズで人気を博す妖艶な野川由美子と初顔合わせで放つ恋と仁義の任侠アクション。『男の紋章』シリーズ10作品のうち、2作品の監督を務めた井田探監督作。昭和初期の大阪の港町。野上組長の娘・マキは、結婚披露宴で“昇竜の政”という渡世人に父親を殺される。父と同じ刺青を背負い、仇討ちを誓うマキ。一方、政は、結婚式とは知らず殴り込みをかけたことを後悔し、堅気になろうと東京へ向かう。三年後、写真師として成長し、政次と名乗る政と出会ったマキは、親の仇と知らず政次に惚れてしまう。そんな二人に再びやくざ渡世が悲劇をもたらす。