

失恋直後に立ち寄ったゲイバー…人違いから生まれた運命的な出会いに「尊い」の声【BL漫画】

コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョンマンガ部」。今回は、comic picn(ぴくん)のBL漫画『スプレッド・ワンズ・カラー』(ジーオーティー刊)第1話をピックアップ。作者のそらとさんが、2025年3月16日に本作をX(旧Twitter)に投稿したところ、4000件を超える「いいね」や反響が多数寄せられた。本記事ではそらとさんにインタビューを行い、創作の裏側やこだわりについて語ってもらった。
10年間の片思いが終わったあとに立ち寄ったゲイバーでの出会い
矢野咲と四十谷嘉彦は親友同士。「ったく高いワイン頼みやがって」「いいじゃん割り勘なんだし」などと話しながら店を出る。
すると急に雨が降ってきた。予備の傘を持っていた嘉彦は、咲に傘を差し出す。咲は「さすがよっしー!サンキュー」「また今度返すな!」と傘を借りることができて嬉しそうな様子を見せる。
一方で嘉彦は「次からは彼氏くんに迎えにきてもらえよ?」と、どこか哀しげな笑みを浮かべながら咲と別れた。
10年も密かに咲に思いを寄せていた嘉彦。しかし、咲の恋路を応援することになってしまい、思いを手放すことにした嘉彦。
途方に暮れていた嘉彦は、咲に教えてもらったゲイバーに立ち寄って帰ることに。ドアを開けて中に入ると、店員から「こんばんは」「ご注文は?」と話しかけられた。
すると嘉彦は「あっえっと…」「さくらさん…?いますか?」と誰かを探しているような様子を見せる。嘉彦は「友人の知り合いがやってる店って聞いたので…」と、“さくら”という咲の友人に会うために、このバーにやってきた。
しかし、話に聞いていた“面倒見のいい兄貴肌”のような人物とは正反対の“さくら”が店の奥から出てきて…。
この漫画を読んだ人たちからは、「尊い…」「照れてるさくらくんかわいい」「運命の出会いだ…」「イケメンだらけの物語助かります」「揉めたのにサシ飲みしてて笑った」「さくらくん核心ついてくるな〜」など、多くのコメントが寄せられている。
前作のスピンオフ作品として生まれた『スプレッド・ワンズ・カラー』
――『スプレッド・ワンズ・カラー』を創作したきっかけや理由があればお教えください。
こちらの作品は元々、picn編集部さんにて連載していた『フィルイン・カラー』という作品のスピンオフとして生まれました。『フィルイン・カラー』では失恋をしてしまう友人ポジションの嘉彦ですが、この物語の先で大事なひとに出会って、救われてほしいな……!と思ったのがきっかけです。
――本作を描いたうえで「こだわった点」あるいは「ここに注目してほしい!」というポイントがあればお教えください。
本作はスピンオフということで前作の情報量をどこまで出すか、という点をすごく気にかけていたのですが、初見の方にも楽しんでほしいと思い『スプレッド・ワンズ・カラー』だけでも読める作品になるようこだわりました。
また、単体でももちろん読めるのですが『フィルイン・カラー』の3話冒頭と、『スプレッド・ワンズ・カラー』の1話冒頭が、同じ時系列となっています。本編開始はフィルイン・カラー最終話後の世界です。実はフィルイン・カラー3話を描いてる時点で、本作の構想は練ってありました。この時点ではスピンオフの執筆予定はありませんでしたが、咲良という名前や勘違いからの出会いといった部分はほとんどできていたので、本作を読んで楽しんでいただけた方は2作品の繋がりにも注目して読んでいただけるとより楽しいかもしれません!
――特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。
4話回想の、嘉彦が傘を差しだして「濡れちゃうよ」というセリフが気に入っています。嘉彦という人間を体現している部分だなと思っていて、ずっと描きたかったシーンです。自分が濡れていることに気づいてないのに、目の前で濡れているひとには気づいて傘をさしだしてしまう、そんなさみしくてあたたかい眩しさが、咲良の心をほどいたんだなと思います。
――普段作品のストーリーはどのようなところから着想を得ているのでしょうか?
“この世界のどこか片隅で、ほんとうに生きているようなひとたち”を描くのがすきなので、「どういう人生を歩んでる子かな」とか「この二人が出会ったらどうなるんだろう」といったキャラクターから着想を得ることが多いかもしれません。あとは言わせたい“台詞”がバチッとハマると物語ができていることが多いです。
――作画の際にこだわっていることや、特に意識していることはありますか?
漫画は白と黒の世界ではありますが、読む人にとって少しでも色鮮やかに映ったらいいなと、登場人物の心の揺らぎや、光や温度を意識して描いています。
――今後の展望や目標をお教えください。
よりたくさんのひとに届くような作品を創っていきたいです。そしてずっと応援してくださってる皆さんが、ふと思い出したときに優しく笑えるような、誇らしくあれるような、そんな漫画を自分自身も楽しく描き続けていきたいなと思います。
――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします!
この度は『スプレッド・ワンズ・カラー』を目に留めてくださり、ありがとうございます!過去作をこうして取りあげていただけて大変光栄です。作品は皆さんの元に届いて初めて、息づいて色鮮やかになるものだと思っています。初めましての方も、いつも楽しんでくださってる方も、皆さんそれぞれの色で本作を彩っていただけたら嬉しいです!何度も楽しんでいただけますように……!ここまでお読みいただき、ありがとうございました!
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