

男子校で生まれた「姫ポジ」のバグ?…可愛がられすぎ要注意な学園コメディに「楽し過ぎる」と大反響【漫画】

コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、男子校でお姫様扱いされる「姫ポジ」の男子高校生の困りごとが面白いと話題の「男子校の姫ポジの困りごと。」をピックアップ。なお、本作は「男子校の生態」(KADOKAWA)第3巻からの抜粋である。
作者のコンテくんさんが2025年2月23日にX(旧Twitter)に投稿したところ、4700件を超える「いいね」を獲得し、「男子校楽し過ぎる」「思い返すと…自分、姫ポジだったのか」という反響が寄せられた。本記事では、コンテくんさんにインタビューを行い、創作のきっかけやこだわりについて語ってもらった。
男子校、女子校で生まれやすい特殊なポジション
共学ではない男子校や女子校という環境に身を置くと、いままで異性が担当していた役割が自分たちに回ってきて、新たなポジションが生まれやすい。例えば女子校では高身長でイケメンの“王子ポジ”が誕生し、男子校では「ちゃんとご飯食べてるか?」とみんなを気遣う“おふくろポジ”が生まれたりする。主人公のコンテくんに与えられたのは、小柄で童顔、中性的な見た目という特徴を活かした“姫ポジ”だった。年に一度、1800人の男子生徒(中学生・高校生)が集まる芸術鑑賞の日でも、最前列の真ん中の特等席を友人に確保され、「膝の上に乗るか…?」など“姫ポジ”特有の待遇を満喫できる。
しかし、困ったことも多い。周囲から可愛がられている姿が先生にイジメと勘違いされ、仲間が「かわいがってるだけ」と釈明することも。怖い先生に会いに行くときは、「コンテくんがいれば先生は怒らない」と生贄のように差し出されたりすることもしばしばだ。さらに、後輩が携帯ゲームで「コンテくん交響曲」という可憐さをモチーフにした曲作りをしており、コンテくんは交響曲だからあと3曲作る必要があると真剣に音楽的なアドバイスをしたりする。コンテくん自身、“姫ポジ”は男子校という異性がいない環境で生まれた「バグ」のようなものだから、せっかくなら楽しもうと開き直っているのだが…。
男子校特有の環境が生んだ“姫ポジ”コンテくんの日常やトラブルを描いた男子校コメディに「絶対楽しいし、正義」「姫ポジの男子学生全くおらんかった」など、多数の共感と反響を呼んでいる。
「生活の一部として姫ポジがあったんだと伝わるように、登場人物の表情や所作の自然さを意識して描きました」作者・コンテくんさんが語る創作の裏側とこだわり
――「男子校の姫ポジの困りごと。」(「男子校の生態」)のモチーフはどのようにして生まれたのでしょうか。
姫ポジのエピソードはもともとたくさんあるのですが、以前「男子校の姫ポジ」という姫ポジ漫画を描いたときに一旦、描き切ったぞー!という気持ちになったんです。まだまだ姫ポジネタはあったのに(笑)。そこから単行本を出すにあたっていろんな男子校ネタを描いていって、今回「男子校の生態」第3巻を発売することになったときに、姫ポジをまた描きたいなという気持ちになりました。以前描いたときよりも漫画を描く力も上がって、今ならあのエピソードうまく描けるかもと思えたんです。それで当時の姫ポジエピソードを改めて整理していたときに「笑えるような〝困りごと〟が多かったかも……」と気づいて、それをひとつのエピソードにまとめたのが、今回の「姫ポジの困りごと」です。
――本作ではコンテくんは困りごとがありつつも“姫ポジ”を満喫しているように窺えます。シーン全体を描く上でコンテくんさんがこだわった点がございましたら、教えてください。
おっしゃるとおり「困りごと」というタイトルを使いながら、多分、僕はそんなに困ってない感じに見えていると思います(笑)。実際、そんな状況を楽しんでいました。そんな当時の様子をリアルに描くために、あまり漫画的な表現はしないようにしました。例えば、困っているときに過剰に汗をかいて焦っていたり、姫扱いされるときに薔薇が散ったり、頬を赤らめたり……など。生活の一部として姫ポジがあったんだと伝わるように、登場人物の表情や所作の自然さを意識して描きました。そういうところで男子校らしい飄々とした一面が描けたかなと思います。
――本エピソードで、コンテくんさんお気に入りのセリフやシーンなどがございましたら教えてください。
こじらせた後輩から「コンテくん交響曲」の話をされたシーンは気に入ってます。このエピソードはずっと描きたかったのですが、癖がありすぎてなかなか登場させにくかったんです(笑)。今回「困りごと」というコンセプトで組み立てたときにベストな位置で登場させることができたかなと思っています。
――本作で読者に注目してほしい点などがありましたら、お聞かせください。
4ページ目の2コマ目に「姫要素が失われる要因」をアイコン化したのですが、個人的にとても気に入っているので注目してほしいですね。いつかLINEスタンプにしたいと思います(笑)。
――コンテくんさんのコミックエッセイストとしての今後の抱負や希望をお聞かせください。
2025年3月26日(水)に発売した「男子校の生態」第3巻では、同級生に綿密な取材を重ねて描いたエピソードがいくつかあって、それが情熱大陸のドキュメンタリーみたいで描いていてすごく楽しかったんです。自分も同じ環境にいたはずなのに、彼にしか見えていなかった景色があって、ちょっとタイムリープした気持ちになりました。コミックエッセイストとしてもエッセイを描きながら、取材を重ねることでできる作品にもこれから取り組んでみたいなと思います。それが「◯◯の生態」シリーズに続くかはわかりませんが(笑)。
――最後に、本作品を楽しみにしている読者やファンの方へメッセージをお願いします。
この漫画を発表してから、全国各地の姫ポジの方から「姫ポジの生態を描いてくれてありがとう!」「一部の女子に嫌われてしまうのはあるあるですよね」「僕もよく膝に乗ってました」といったお墨付きをもらえました(笑)。たまにコメントで「姫ポジなんてあるわけない」と書かれたりすることもあるのですが、一応全国に僕を含めて姫ポジは点在していたみたいなので、ツチノコくらいの珍しさで僕の漫画を読んでもらえたらと思います。そしてこれからも男子校のゆるい日常を描いていくので、気軽に読んでもらえたら嬉しいです。
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