伊藤英明、“ロケマサ”の役作りで眉剃り、剃り込み、約10kg増量も「なかなかおりてこなかったです」＜ドンケツ＞

2025.04.21 20:34

俳優の伊藤英明が、4月21日に都内で開催されたDMM TVオリジナルドラマ「ドンケツ」完成披露試写イベントに登場。共演の金子ノブアキ、今井翼、青柳翔、葉山奨之、三宅健、柳葉敏郎、寺島進、メガホンをとった水田伸生監督と強烈なビジュアルの主人公を体現するための役作りなどについて語った。

たーし氏原作の本格極道漫画を実写化

同作は、たーし氏による同名漫画を実写ドラマ化したもの。北九州最大の極道組織「月輪会」の中でも武闘派で鳴らす孤月組の最強ヤクザ・沢田政寿が、しがらみまみれの極道界を拳一つで突き進む物語。伊藤は敵対組織にロケットランチャーをぶちこんで以来、ロケットランチャーのマサ、通称“ロケマサ”の異名で恐れられる沢田を演じる。

伊藤演じるロケマサは、大柄で剃り込みの入ったビジュアルも印象的。オファーを受けてから作品を知り、役作りに入ったという伊藤は「初めて読んだとき、これは生身の人間が演じる役ではないなと」と思ったそう。「作品に触れて一気にファンになったんですけど、どうやってしゃべって、どういう立ち姿でいればいいのか。ビジュアルも眉毛を剃って、剃り込みを入れて、体重も10kgぐらい増やして臨んだんですけど、それでもなかなかロケマサというフィルターがおりてこなかったです」と難しい役だったことを吐露した。

それでも、現場で共演者と演技をするうちにつかんできたそうで「本当にこれで良かったんだろうかと悩んでいる日々だったんですけど、仕上がった作品を見て、自分にとってもすごくお気に入りの作品になっちゃいました。ありがとうございます」と完成した作品を見て、安堵(あんど)したことを打ち明けた。

原作者も太鼓判「ドラマ『ドンケツ』は漫画『ドンケツ』のライバル」

そんな中、キャスト陣へのサプライズとして原作者・たーし氏からの手紙が到着。一足先にドラマを見た感想について「とにかく面白かったしすごくかっこよかったです」「俳優の皆さんがすご過ぎる」「ドラマ『ドンケツ』は漫画『ドンケツ』のライバルであります」「ロケマサに関しては打倒・伊藤英明になっています」「こっそりドラマからパクりたい」などと称賛の言葉とともに、たーし氏が伊藤をモデルに描いたロケマサとオリジナルのロケマサが対峙(たいじ)する、完全オリジナルの「ドンケツ」イラストパネルがステージに登場。

この粋なプレゼントには登壇者全員「すっげ～」「おおっ！」と興味津々で見入り、伊藤は「いやもう喜びの渋滞です。お手紙もうれしいですし、感想もうれしいですし、もちろんこの漫画もすごくうれしいので」と感激しきり。

ちなみにドラマを見た直後にも直接連絡をもらったそうで、「感想を言っていただいて安心したというか、監督をはじめとするスタッフの皆さん、共演者の皆さんのおかげなんですけど、まずは原作者のたーし先生のお言葉を聞いて安心しました。ありがとうございました」とホッとした表情で、感謝を伝えた。

ドラマ「ドンケツ」は、4月25日(金)よりDMM TVで独占配信開始。

◆取材・文・撮影=月島勝利(STABLENT)