

異国の王子×日本男子による“ひと夏の恋”が美しい…「尊すぎるだろ」の声【BL漫画】

コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョンマンガ部」。今回は、漫画『ただ、夏の夜の夢のごとし』をピックアップ。作者のmeroricoさんが、本作を2025年3月15日に『異国の王子が日本人の青年とひと夏の恋に落ちる話』というタイトルを添えてX(旧Twitter)に投稿したところ、3000件を超える「いいね」や反響が多数寄せられた。本記事ではmeroricoさんにインタビューを行い、創作の裏側やこだわりについて語ってもらった。
“享楽の国”の王子が忘れられないひと夏の恋
「彼といると時が緩やかにほどけていく」「世界は穏やかでまどろむように揺れていた」などと、過去のことを思い出しているのは、シュクラニア王国のラシード国王陛下。
ラシード国王は、長年連れ添った3人の妃たちから“解放宣言”を受けた。自分は充分好きに生きていると思っていたラシード国王。しかし、サフィーア妃は「嘘ばかり」「ついぞ陛下と心を通わすことはございませんでしたが」と俯きがちで話を続ける。
ラシード国王が長い間思いを寄せているという“キザシ”という男性の存在に気づいていたサフィーア妃たち。国王となり子孫を残し、責務は充分果たした今、ラシード国王には好きに余生を過ごしてほしいと提案し始めた。
しかしラシード国王は、キザシとの思い出を全て“あの夏”に閉じ込めて蓋をしているという。キザシとは何十年も前のことで、現在は連絡を取り合っていないと語る。キザシに「もう連絡をよこすな」と振られてしまったのだとか。
今まで誰にもこの事実を話してこなかったラシード国王は、「秘密にしていたわけでは無いのだが…なんだか話してしまうのが勿体無くて…」と照れ笑いを浮かべる。
すると、妃たちから「陛下かわいい〜」「キザシに恋してたのね〜」と言われてしまった。そして、「せっかくだし恋バナしましょうよ〜」「聞きたいわ〜陛下の一生に一度の恋の話〜」と恋バナをする流れになってしまい…。
この物語を最後まで読んだ人たちからは、「尊すぎるだろ…」「これが運命の出会いかぁ」「若い時の国王イケメンすぎでは…」「ひと夏の恋の思い出大切にしている国王かわいい」など反響の声が多数寄せられている。
こだわりポイントは「世界観の作り込みとカメラワーク」
――『異国の王子が日本人の青年とひと夏の恋に落ちる話』を創作したきっかけや理由があればお教えください。
この漫画を描く少し前に、4ページほどの短編を描いたんです。ラシード王子が天寿を全うする間際、夢の中に祥が現れる…という内容でした。そのときに、「この二人の出会いから別れまでを、きちんと物語として描きたい」と強く思ったのがきっかけです。もともとこのキャラクターたちは、SNS上で2年ほど前から時々描いていたもので、今までは時系列がはっきりしていない漫画ばかりでした。ただ、出会いから別れまでの流れは自分の中でなんとなく決まっていて、まだ鮮明に覚えているうちに形にしておこうと思ったんです。
――本作を描いたうえで「こだわった点」あるいは「ここに注目してほしい!」というポイントがあればお教えください。
今回は、世界観の作り込みとカメラワークにこだわって描きました。冒頭の王の語りのシーンでは、少し距離を置いて覗き込むような視点を意識しています。一方で、本編はラシード王子に密着するような“密着カメラ”のような感覚で描いています。
――特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。
冒頭のモノローグ「彼との思い出はすべて、あの夏に閉じ込めた」は、個人的にとても気に入っているフレーズです。このモノローグに共感してくれる方は、きっとこの作品を最後まで好きになってくれるんじゃないかなと思っています。あとは、やはりラシードと祥の出会いのシーンですね。洋画やドラマなどで、運命的な出会いを果たした瞬間、まるで時が止まったように世界が二人だけになる―、そんな描写がすごく好きで、それを意識して描きました。
――以前のインタビューにて「夜寝る前の瞑想時間にアイデアが浮かぶことが多い」とお伺いしました。今回のストーリーはどのように思いついたのでしょうか?
やっぱり、アイデアは夜に思いつくことが多いですね。それから、もともと洋画が好きで、特に語り手が思い出を振り返るようなタイプの作品が昔から好きで、今回はそういった映画からもインスピレーションを受けて執筆しました。
――黒髪長髪がよく似合うラシード王子に心惹かれてしまいました。本作の作画の際にこだわっていることや、特に意識していることはありますか?
今回は、主人公のラシード王子も相手役の祥も、出会った人を翻弄する“オム・ファタル”のような存在だと思って描いています。だからこそ、とにかくこの二人を魅力的に感じてもらえるように…と、一つ一つの仕草にも気合を入れて描きました。特に、私は黒髪の描写が苦手だったので、今回はいろんな漫画を読んで、黒髪の描き方を勉強しました。
――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします!
本作は、かなり自分の趣味に走った作品になってしまったんですが、そんな作品についてきてくれる読者の皆さんには本当に頭が上がりません。次回は、もっと華やかで美しい描写ができたらいいなと思っているので、楽しみにしていてもらえたら嬉しいです。
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