

成宮寛貴&瀧本美織出演、ABEMA<死ぬほど愛して>城定秀夫監督インタビュー「低予算育ちの僕は学びや発見がありました」

ABEMAが、オリジナルドラマ「死ぬほど愛して」毎週木曜夜11:00ー11:48 ABEMA SPECIALチャンネル、全8話)の監督を務める城定秀夫へのインタビューを公開。主演の成宮寛貴や瀧本美織の印象、本作の演出へのこだわりなどが明かされた。
「死ぬほど愛して」は、天樹征丸の同名漫画が原作とした純愛サスペンスで、10日に放送された第3話では、成宮演じる“魅惑的な殺人鬼”の主人公の神城真人が妻の澪(瀧本)が働くパティスリーの同僚である小泉彩葉(田中美久)を殺害するシーンが描かれ、その美しい仮面の裏側に視聴者から反響が相次いでいる。
城定秀夫インタビュー
Q.主演の成宮寛貴さん、妻役の瀧本美織さんはどのような俳優でしたか?
ふたりとも、もう言うことがない俳優です。今回は役作りがむずかしかったと思いますが「一緒に作っていきましょう」という感じで風とおしよくやれたかなと思います。ふたりとも技術的には何の問題もないですし、僕が言うのはおこがましいですけど、成宮さんも瀧本さんも僕にとっては完璧に近い俳優だと思います。その上で、この作品をどう個性的なものにしていくのか、ということについては「現場でやりながら、みんなで組みあげていきましょう」という感覚でやらせていただきました。
Q.おふたりと初めてお会いされた時の第一印象や印象的なエピソードを教えてください。
第一印象はテレビで見る俳優さんですし、緊張しますよね(笑)。どういう人かもわからないですし、何か質問されたら答えられるかなとか、そういう意味で緊張していました。
Q. 3話は真人の殺害シーンが直接的に描かれていて、ひとつの転換点だと感じました。演出でのこだわりはどのようなところにありましたか?
1、2話はスローな感じで始まるのですが、3話からは毎回、見どころみたいな感じだと思います。殺害シーンはもちろんこわくは見せたいですけど、そもそも何で殺しているのかみたいなのがふに落ちちゃうとおもしろくない物語になってしまう。そのへんの複雑さみたいなところが僕も整理できていない部分ではあるし、真人自身もわかっていないようなものです。かといって単純に無表情の演技でいいわけでもないし。ある程度、霧がかかったような表現にしないと、類型的なキャラクターになってしまうのかなとは思っていたので、この人物はこうなんだっていうようなふうには、あまり事前には決めないでやりました。
Q. 3話時点では真人がいったい何者なのかがわからなかったです。
それは最後まで分からないですし、それこそ、この作品のテーマでもあります。ただ、「解釈がむずかしいですよ」みたいな演出はあまりしていないし、逆に単純な取り方もできます。これは真人自身もわからなくて、自分が何故、自分なのかみたいなかっ藤があると思います。
Q. 本作の伏線回収のヒントを教えてください。
とにかく1、2話は、真人はわけのわからないやつにするっていうことを一回、思い切ってやりました。土砂降りのなか、歌っているシーンや配達員を蹴とばすシーンとかはまさにそうです。ただ、それはあまり先のことを考えないでやります。とにかく種をまいておいて回収できたら残しておくし、回収できなかったら戻って種を捨ててやめるっていうような感じで脚本を作っていきました。
初挑戦されたこと
Q.本作がABEMAオリジナルドラマでメガホンをとる初の機会でしたが、監督ご自身が今回の作品で何か初挑戦されたことはありますか。
本作は、いつも私がたずさわる作品とくらべると、規模が大きかったので、今までやったことのないオープンセットをこわすとか、燃やすとかをやらせてもらいました。「お金のことは気にしないでやってくれ」みたいなことを言われることはなかなかないので(笑)。まわりのスタッフはベテランで、大がかりな演出をやったことある人が多かったので、わりと低予算育ちの僕は、みんなに相談しながら「こうやって撮るんだ!」と学びや発見がありました。
Q.本作はセクシーなシーンが随所に出てきますが、監督としてこだわりや意識した点はどのようなところですか?
ここは俳優陣、プロデューサーとも確認を取りながら、慎重に進めました。「これはドラマとしてどこまで求められているんですか?」みたいなラインを都度、確認しながら、僕のエゴにはならないようにしました。センシティブなシーンは、インティマシーコーディネーターをつけているので、事前に相談しながら撮影しています。成宮さんもこういったカットに関しては、「ちょっと今の見せてください」ってご自身で見たりとか、そのへんはすごくプロ意識も高い。「そういうシーンに抵抗ありますか?」って聞いたら、「いや、ないです、芸能人である以上、セックスシンボルであることが当たり前だと考えています」と言われていて。一流のプロの俳優なのだと思いました。はっきり言えるなんてすごいことだなと僕は思います。成宮さんの肉体を美しく見せることは僕の仕事なので、そこが今回の作品の見どころのひとつになるように意識しました。
Q.最後に視聴者の方に向けて、本作の見どころを教えてください。
どんな見方をしても、さまざまな楽しみ方があると思います。もちろんサスペンスとしても、スリラーとしても。恋愛ものとしての要素もありますし、アクションもエロもあります。いろいろなエンタメ要素をぶちこんだ上で、見方によってはものすごく変なドラマですし、僕としてはある種のカルト味の強い作品だとも思います。どの見方でもおもしろく見られると思うので、あまりかまえずに見てほしいですね。ただ、「どこかふつうと違うぞ?」みたいなジャンルレスな感じにはなっているので、ふつうのドラマを見あきた人も、ぜひ見ていただきたいと思っています。“ふつうのようでふつうではない”本作を、この先もお楽しみください。
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