

阿部寛、“メインキャスター“役の重責に心境を告白 キャスト陣による永野芽郁のスクープ合戦も<キャスター>

4月13日(日)よりスタートする日曜劇場「キャスター」(毎週日曜夜9:00-9:54、TBS系)。本作の完成披露試写会&制作発表会見が4月6日、ユナイテッド・シネマ豊洲にて行われ、主演を務める阿部寛のほか、キャスト7人が登壇した。
報道番組が闇に葬られた真実を追求し悪を裁く社会派ドラマ
本作は、テレビ局の報道番組を舞台に、型破りなキャスターと番組に携わるスタッフたちが闇に葬られた真実を追求し悪を裁いていく、完全オリジナルストーリーの社会派エンターテインメントドラマ。
“世の中を動かすのは真実!”という信念の男・進藤壮一(阿部寛)は、公共放送で社会部の記者として15年間キャリアを積み、その後報道番組のキャスターを務めていた。そんな中、民放テレビ局・JBNに引き抜かれた進藤は、報道番組「ニュースゲート」のメインキャスターに就任することに。
「ニュースゲート」のスタッフたちは、報道の正義をかざす者、志に燃える者、視聴率に一喜一憂する者、とにかくミスなくその日が暮らせればいいと思っている者などさまざま。そんな中、バラバラだったスタッフたちは、進藤のキャスター就任によっていつの間にかチームとして成長していく。そして、彼らが本当の意味での“理想”をかなえたとき、闇に葬られていたある事件の真相が明らかになる。
「キャスターとしてスタジオに立つ際は神聖な気持ち」(阿部寛)
今回登壇したのは、主人公・進藤壮一役の阿部に加え、「ニュースゲート」の総合演出・崎久保華役の永野芽郁、番組AD・本橋悠介役の道枝駿佑、番組の編集長・市ノ瀬咲子役の宮澤エマ、JBNの報道局長・海馬浩司役の岡部たかし、番組プロデューサー・山井和之役の音尾琢真、JBNの会長・国定義雄役の高橋英樹という豪華な面々。
制作発表会見の前に行われた完成披露試写会では、キャスト陣も観客と一緒に映画館の大スクリーンでドラマ第1話を体験したそう。第1話の感想を問われた阿部は、「冒頭のシーンは結構前に撮ったんですが、すごく自分の中でも思い入れがありました。俳優をやっている時も結構重責ではあるんですが、メインキャスターという役柄をやるのが結構重くて、自分でどうやって演じしようかなと思っていて。
ちゃんと(公共放送から引き抜かれる形で報道番組に)抜てきされたようなキャスターになってるかなって心配していたんですが、今日第1話を見てちょっと安心しました」と、番組を背負うメインキャスターの重責を演じながら感じていたことを告白。
続けて、「あくまで“役”ではあるんですが、あの場に立つと『人に伝えなきゃいけない』という使命をすごく感じていて。キャスターとしてスタジオに立っているシーンは、すごく神聖な気持ちで、伝える難しさも感じながらやらせていただいたので、実は緊張しながらもすごく楽しかったです。そういうものが今日、報われた感じがしました」(阿部)と明かした。
一方、第1話では走るシーンが多かった永野は、「毎日筋肉痛になりながら走ってよかったなと思うくらい、いい感じで走ってたんで、ちょっと安心した部分はありました」と撮影を振り返る一幕も。
さらに、「撮影現場でも感じる緊迫感や、『この先どうなっていくんだろう?』という展開の読めなさみたいなものは、完成した映像を見ても感じることができました。一緒にドラマを作っているスタッフの皆さんの気持ちも今日、会場の皆さんと共有できたんじゃないかなと思って、すごくいい時間になりました」(永野)と、今回のイベントを通していち早く観客と作品を共有できたことを喜んだ。
道枝は「(自分が演じる)本橋は結構ちゃっかりしてる部分があるので、そこが出てたらいいなと思いながら見ていたんですが、本当に自由な感じで、ルールに縛られずにやってるなというのが、少しでも皆さんにあの伝わればいいなと思いますし、皆さんがどういった反応をされるのがすごく楽しみです」と、役柄の見どころと併せて語った。
報道の現場で目の当たりにしたことを活かした役作り
「ニュースゲート」の生放送中に起こるさまざまな出来事がスリリングに描かれていく本作。現場としてのスタジオだけでなく、いわゆる“サブ“と呼ばれる副調整室との緊張感あるやりとりも見どころとなりそうだ。
宮澤は「私と岡部さんと音尾さんは基本的に3人で一緒にいることが多いのですが、フロア(スタジオ)で起きてるお芝居と、サブと呼ばれる編集などをしている部屋でのお芝居を完全に別々で撮っていて。なので、『進藤さんはこんな風に言ったのかな』とか、結構想像でやっていたんです。それが(第1話を見て)やっと“向こう側”が見れて、『こうなってるんだ!』って」と告白。
それに対して阿部も「最初こっち側(スタジオ内)のサイドと裏側(サブ)のサイドで、1カ月間別々に(撮影を)やってたんです。1カ月経ってようやくお会いして『こんにちは』って感じで」と明かし、観客を驚かせた。
そうした報道の現場を再現するにあたり、キャスト陣は実際に報道番組の現場を取材したという。阿部は「みんなでTBSの『news23』の裏側などを見させてもらいました。何時間か仕事をご一緒させていただいて、それぞれの分野の仕事を、それぞれの役者さんが必死に聞いて(学んでいった)。裏側の人間模様は実際のニュース番組には出ないけども、そういうものをちゃんと描かなきゃいけないなと思ってすごくためになりました」と振り返る。
さらに阿部は、「それにプラスして、僕は“破天荒なキャスター”ということで、過去のいろんな方の映像を見て、どういう風に物事を伝えていくのか。『キャスターっていうのは冷静じゃなければいけないけど、その中にちゃんとした感情で伝えていくこともあるんだな』とを思いながら、表現の仕方を増やしていきました」と、自身の役作りについて明かした。
永野芽郁の“秘密”を共演者たちが次々暴露
後半では、毎回「ニュースゲート」の面々がスクープを狙っていくことにちなみ、キャスト陣には「これまで掴んだキャスト同士、出演者同士のスクープ」というテーマトークが。
真っ先に手を挙げた音尾は、「永野芽郁さんの大スクープです」と宣言。観客を含めどんな話が飛び出すか期待が高まる中、「永野芽郁さん、あなた、2日前、6時間寝たんですってね」と追求し、永野のみならず会場全体が微妙な空気に。
音尾は「(永野が)毎日撮影とかいろんなお仕事をされてらっしゃる中で、『どれくらい寝てるの?』って宮澤エマさんが撮影中に聞いたんですよ。そしたら『昨日は6時間寝られました~』って言ってたんですよ。大変じゃないですか。よく頑張ってるね~って」と、暴露の真意を明かした。
一方、阿部は「芽郁ちゃんってものすごく足が速い。自分でそれを自負してるところがあるんですよ」と暴露。先日放送された「オールスター感謝祭’25春」内の企画「爆走!フリースロー」にて、体力的にハードなはずの走る方を希望していたことを明かすと、永野は「私、泥に入らないぐらい速い自信あります。球技よりは足の方が自信ありました」と改めて強調した。
そんな中、道枝は「山井さんがお子さんの行事があるから早く帰りたがってました(笑)」と、音尾についてタレコミ。「今日うちの子供がダンスの発表会で。帰らないといけないので…」という音尾に、キャスト陣からは「早く帰らないと!」といった声が口々に上がった。
これからの時代を生きていく上で考えるべきことが詰まった作品
最後に阿部は、「このドラマは報道やジャーナリズムの裏側を描く作品です。今の時代、いろんな情報が錯綜する中、自分もどの情報を正しく受け取ったらいいかなって考える時代になってきました。
皆さんもこの作品を通してそこ(報道の現場)で働く人たちの生き方を見て、いろいろ考えていただきたいと思いますし、これからの時代を生きていくのに、こういう作品を見て、自分の中でしっかりと考えていただく瞬間があってもいいかなと思います。
ハラハラドキドキの作品ですので、ぜひこの王道のエンターテインメントを楽しんでいただきたいと思います。よろしくお願いします」とコメントし、会見を締めくくった。
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